FLOW、みんなで作り上げた10年ぶり日本武道館公演

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FLOWが昨日1月30日に東京・日本武道館で単独公演「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」を開催した。

FLOW(撮影:柴田恵理)

FLOW(撮影:柴田恵理)

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KOHSHI(Vo)(撮影:柴田恵理)

KOHSHI(Vo)(撮影:柴田恵理)[拡大]

FLOWが武道館で単独公演を行うのは、2008年9月に行われた全国ツアー「FLOW LIVE TOUR 2007-2008『アイル』」ファイナル公演以来、約10年ぶりのこと。再び日本武道館のステージに立ったFLOWは、KEIGO(Vo)の「行くぞ武道館! 神祭り!」という言葉を合図に最新シングル曲「Break it down」で勢いよくライブの幕を切った。ライブの序盤に演奏されたのは、重厚なサウンド渦巻く「JOY TO THE WORLD」や日本武道館にタオル回しによる壮観な光景が広がった「Steppin'out」といったナンバー。5人の気迫にじむパフォーマンスに、会場は早くも大盛り上がりとなった。

FLOW「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」の様子。(撮影:柴田恵理)

FLOW「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」の様子。(撮影:柴田恵理)[拡大]

「Red Hot Riot」では吹き上がる炎をバックにKOHSHI(Vo)とKEIGOがエモーショナルな歌声を響かせる。この曲で赤色のペンライトを振り上げていたオーディエンスは、続く「ブレイブルー」ではその色を青に切り替え、会場一丸となってFLOWのライブを演出していた。キャッチーなメロディに乗せて、ポジティブなメッセージが届けられたのは「メロス」。「常夏エンドレス」ではファンキーなギターが鳴り響き、場内に陽気なムードが広がった。続いてFLOWが演奏したのは昨年発表し、ドラマ「幸色のワンルーム」の主題歌となっていたナンバー「音色」。艶やかな音色が紡がれると、オーディエンスはじっくりと楽曲の世界観に浸っていた。

KEIGO(Vo)(撮影:柴田恵理)

KEIGO(Vo)(撮影:柴田恵理)[拡大]

ライブも中盤に差しかかった頃、KEIGOは「10年かかっちゃったけど、またこのステージに立てているのが本当にうれしいです」と感慨深げに話す。そして「10年前は『FLOWってどんなバンド?』って聞かれたら、ふわっとしていた。でも、今ははっきりと言える。FLOWは“みんなでライブを作り続けてきたバンド”です!」と目を輝かせ、力強く語った。ここでFLOWが披露したのは“みんなで歌って完成する曲”だという日本武道館公演のテーマソング「ONENESS」。5人は穏やかな表情で会場を見渡し、オーディエンスの温かなシンガロングを浴びた。

FLOW×GRANRODEO(撮影:柴田恵理)

FLOW×GRANRODEO(撮影:柴田恵理)[拡大]

その後スクリーンにFLOW×GRANRODEOのムービーが映し出され、ステージ上段にGRANRODEOが姿を現すと、オーディエンスは大興奮。KEIGOが「俺たち7人がFLOW×GRANRODEOだ!」と宣言すると、FLOWとGRANRODEOは2017年に発表したコラボ曲「Howling」を力を込めて披露した。TAKE(G)とe-ZUKA(G)はステージに並び、息の合ったギターソロを響かせる。KISHOW(Vo)は盟友FLOWの日本武道館公演に際して「俺たちのほうが高ぶっちゃってる(笑)」と興奮した様子で、e-ZUKAも「TAKEちゃんがリハのときに『GRANRODEOを武道館に呼びたかった。呼べたのがうれしい』と言ってくれて、僕らもうれしい」と共演を喜んだ。そして7人がにぎやかにパフォーマンスしたのは2014年にリリースしたFLOW×GRANRODEOのナンバー「7 -seven-」。オーディエンスは無我夢中でペンライトを振り、2組のコラボレーションを楽しんだ。

FLOW「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」の様子。(撮影:柴田恵理)

FLOW「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」の様子。(撮影:柴田恵理)[拡大]

「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」ではダンサーがオタ芸やブレイクダンスを繰り広げ、会場を盛り上げる。「Sign」をオーディエンスと共に歌い上げたFLOWは、スモークが漂うステージで「風ノ唄」を演奏。会場の一体感が一層高まったところで「とことん行こうぜ! 武道館!」と観客を煽り、勢いよく「GO!!!」を演奏した。KOHSHIとKEIGOはステージの端から端まで全力疾走し、パワフルに歌を届ける。間奏でオーディエンスがウェーブを見せると金色のテープが発射され、鮮やかに会場を舞った。KOHSHIはライブを中心に活動してきたバンドのこれまでを振り返り、「俺たちが何で続けてこれたのかって言うと、たった1つ。そこにみんながいてくれたから。だから、前に進んできました。この5人だけじゃ何もできません」と真摯に思いを述べる。そして「俺たちに関わってくれたすべての皆さんに、15年分の思いを伝えさせてください! ありがとうございました!」と叫び、深く頭を下げてファンに感謝を伝えた。FLOWが本編の最後に披露したのは「Garden」。5人がたおやかにこのナンバーを奏でると、オーディエンスは左右にゆっくりと手を振り、ピースフルなムードの中本編は終了した。

FLOW(撮影:柴田恵理)

FLOW(撮影:柴田恵理)[拡大]

FLOWはアンコールで4月10日にニューアルバム「TRIBALYTHM」をリリースすることや、それに伴い5月よりツアーを行うことを発表。そしてアルバムに収録されるソーシャルゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」のテーマソング「PENDULUM」を、アニメーション映像をバックに披露した。FLOWがこの日のラストナンバーに選んだのは、2003年に発表したデビュー曲「ブラスター」。最後までオーディエンスとライブを楽しみ、5人は10年ぶりの日本武道館公演を充実した表情で締めくくった。

このライブの模様は3月3日(日)にWOWOWで放送される。

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FLOW「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館 ~神祭り~」2019年1月30日 日本武道館 セットリスト

01. Break it down
02. JOY TO THE WORLD
03. 7th Heaven
04. Steppin'out
05. 赤いサイレン
06. Red Hot Riot
07. ブレイブルー
08. COLORS
09. メロス
10. 常夏エンドレス
11. 音色
12. Answer
13. Shakys
14. ONENESS
15. Howling
16. 7 -seven-
17. 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ
18. HERO~希望の歌~
19. Sign
20. 風ノ唄
21. GO!!!
22. ANTHEM
23. Garden
<アンコール>
24. PENDULUM
25. ブラスター

WOWOW 15th Anniversary Final「FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館~神祭り~」

2019年3月3日(日)21:00~

FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」

2019年5月26日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2019年6月9日(日)福岡県 DRUM LOGOS
2019年6月15日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2019年6月22日(土)大阪府 なんばHatch
2019年6月29日(土)愛知県 DIAMOND HALL
2019年7月6日(土)宮城県 Rensa

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