12月16日に東京・新宿LOFTにて
「月面の扉」は、毎回異なるゲストを迎えて行われているツーマンライブシリーズで、第7回となる今回は
定刻を迎え、アコースティックギターを手にステージに現れた崎山は、力強いストロークと共に「塔と海」を歌い始め、ライブの口火を切る。堂々とした弾き語りのライブで観る者を楽曲の世界に引き込んでいく崎山だが、MCに入ると緊張した面持ちに。彼は「こんなにたくさんの人に観ていただいて、本当にうれしいです。ありがとうございます」と主催者のオサカナや、オーディエンスに感謝の言葉を述べていた。「わりと新しい曲」という曲紹介からは、まだライブで数回しか披露していないという「踊り」が届けられ、フロアのオーディエンスは体を揺らして彼の演奏を楽しんでいた。ラストナンバー「五月雨」でオサカナの「透明な怪物」のフレーズを織り交ぜた演奏を披露すると、フロアからは感嘆の声が漏れる。計6曲を届け、万雷の拍手がステージ上に送られる中、崎山は照れくさそうにしながら足早にステージをあとにした。
sora tob sakanaの4人は軽快なビートが響く「夜空を全部」でライブをスタートさせる。カラフルな照明がステージを彩った「魔法の言葉」の歌唱中には4人の振り付けに合わせてフロアのオーディエンスも手を動かし、会場内は一体感のある空気感に包まれた。「New Stranger」のイントロが鳴り始めると変拍子に合わせて4人はテクニカルなダンスを披露。フロアからの声援を受けながら、笑顔で歌と踊りを届けてファンを魅了した。
MCでは2月に東京・Zepp Tokyoで行われるsora tob sakanaの主催ライブ「天体の音楽会 Vol.2」にフィロソフィーのダンスとPAELLASが出演すること、また3月13日にニューアルバム「World Fragment Tour」をリリースすることがサプライズで発表された。さらに11月に配信リリースされた新曲「アルファルド」のミュージックビデオが新たに公開されることをアナウンスし、彼女たちはこの曲をパフォーマンス。サビに入ると4人が柔らかい歌声を重ね、会場内に心地よいハーモニーを響かせた。「夜間飛行」の歌唱中にはフロアのオーディエンスが一斉に腕を振り上げ、会場内の熱気は最高潮に。4人はそれぞれキレのあるソロダンスを披露してファンを熱狂させ、ライブの幕を閉じた。
イベント本編が終わると、オサカナと崎山によるトークコーナーが展開された。同年代との対バンは珍しいと話すオサカナのメンバーは、崎山のプライベートに興味津々の様子で「得意科目は?」「部活は?」「休みの日は何をしていますか?」と質問攻めに。「休みの日はハードオフによく行っています」など個性的な回答が飛び出すと、フロアからも笑い声が上がった。またインタビューでオサカナメンバーがよく聞かれるという「友達同士で流行っていることはなんですか?」という質問に対して、崎山は「ない」と即答。オサカナのメンバーは「私たちもよく『ない』って答える」と彼の回答に共感し同世代のアーティスト同士で交流を深めたところでこの日のイベントは終了。最後に観客と共に記念撮影をし、対バンイベントはフィナーレを迎えた。
sora tob sakana「sora tob sakana presents. ~月面の扉 vol.7~」2018年12月16日 新宿LOFT セットリスト
崎山蒼志
01. 塔と海
02. ソフト
03. 旅の中で
04. 踊り
05. 国
06. 五月雨
sora tob sakana
01. 夜空を全部
02. 魔法の言葉
03. New Stranger
04. tokyo sinewave
05. アルファルド
06. silver
07. 広告の街
08. 夜間飛行
※キャプション中の「神崎風花」の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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- 崎山蒼志公式サイト
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