音楽ナタリー - 最新音楽ニュース

BABYMETAL、新体制で臨んだジャパンツアーが終幕

3451

「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」兵庫・ワールド記念ホール公演の様子。(Photo by Tsukasa Miyoshi [Showcase])

「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」兵庫・ワールド記念ホール公演の様子。(Photo by Tsukasa Miyoshi [Showcase])

BABYMETALのワールドツアーの日本公演「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」が昨日10月31日に兵庫・ワールド記念ホールにてファイナルを迎えた。

アメリカ・カンザスシティにて開幕した「BABYMETAL WORLD TOUR 2018」。ワールドツアーのラストを締めくくるジャパンツアーは、2017年12月開催の広島・広島グリーンアリーナ公演以降、BABYMETALでの活動を休止していたYUIMETALの復帰がファンの間で期待されていた。しかしBABYMETALは10月19日にオフィシャルサイトを通じて、YUIMETALがグループを離脱することを発表。同日に新曲「Starlight」をデジタルリリースし、日本公演には新体制で臨むことを明かした。ジャパンツアーは海外からのゲストを迎えて千葉・幕張イベントホールと兵庫・ワールド記念ホールにて2日間ずつ行われ、幕張公演にはGalactic Empire、神戸公演にはSabatonが出演した。また10月28日には追加公演としてGalactic EmpireとSabatonの両バンドを招いたイベント「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN EXTRA SHOW "DARK NIGHT CARNIVAL"」が埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催された。

ゲストのSabatonは「Ghost Division」でライブをスタート。パワフルな演奏でのっけから会場を沸かせる。ヨアキム・ブローデン(Vo)は「Good evening! Kobe!」と挨拶したあと、トミー・ヨハンソン(G)の悪ふざけに「バカ!」と日本語でツッコミを入れるなど、人懐っこいキャラクターでもオーディエンスを惹き付けた。その後も彼らは古今東西の戦争を描いたコンセプトアルバム「The Last Stand」より、日本で1877年に起こった城山の籠城戦をテーマにした「Shiroyama」などを熱演し、50分のステージを終えた。

ツアーコンセプトを伝えるオープニング映像が上映されたあと、BABYMETALのライブの幕が開ける。神バンドが「IN THE NAME OF」を演奏する中、ステージの上部には顔が黒のベールで隠された7人組が登場。7人はリズムに合わせて杖を突き、中央の1人はステージ先端まで歩み出る。儀式のようなパフォーマンスが終わると、一度場内が暗転。再び照明が点灯するとベールを脱いだSU-METAL(Vo, Dance)、MOAMETAL(Scream, Dance)、そして2人と同様に黒と金の衣装を身に着けた5人のダンサーの姿があらわになった。

SU-METAL(Vo, Dance)がまず歌い始めたのは今回のワールドツアー開幕に合わせて発表された楽曲「Distortion」。さっそくシンガロングを巻き起こしていく。「ギミチョコ!!」ではYUIMETALのパートもMOAMETALが担当し、7人編成のままでパフォーマンスを継続。アリーナの各ブロックではサークルモッシュが発生した。明るくポップな新曲を5人で披露したあと、場内には三三七拍子のリズムが響く。MOAMETALはダンサー2名を引き連れ、「GJ!」を笑顔で届けた。

SU-METALは炎が吹き上がる中ソロ曲「紅月 -アカツキ-」を熱唱。これまではSU-METALが下がり、神バンドがギターソロを披露していたパートでは、ダンサー2名がアクロバティックなダンスを繰り広げた。レーザー光線が場内を照らし、まばゆい光の中で始まったのは新曲「Starlight」。SU-METALの力強いロングトーンが会場を貫く。「メギツネ」ではSU-METALが「Are you ready?」と言ってキツネのお面を投げ捨てると、オーディエンスはBABYMETALと同じ振り付けで踊って盛り上がる。続く「KARATE」ではヘヴィなサウンドに合わせて、7人が正拳突きをし、ステージ上に圧巻の光景が作り上げられた。

暗転した場内に法螺貝の音が響きわたったあと、ステージが明るくなるとフラッグを持ったSU-METALとMOAMETALが5人のダンサーを従えて登場。大歓声が沸き上がる中、彼女たちは「Road of Resistance」を披露し、「Sing it!」と合唱を促す。バンドの演奏が止まると、SU-METALは笑顔でマイクをフロアに向け、MOAMETALもイヤモニを外して観客の歌声に耳を傾ける。SU-METALが「かかってこいよー!」と叫び、会場の盛り上がりはピークに。曲の終わりでBABYMETALとオーディエンスは「We are!」「BABYMETAL!」のコール&レスポンスを繰り広げた。

この日最後に届けられたのはピアノバージョンの「THE ONE」。ゴールドのケープを羽織ったBABYMETALと5人のダンサーは、最後にフォックスサインを掲げてステージ中央で向き合う。花火が派手な音を立てて爆発してライブは終了。BABYMETALの新たな物語が始まることを告げるエンディングムービーが流れ、「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」の幕が下ろされた。

音楽ナタリーをフォロー