このイベントはFM802「ROCK KIDS 802-YUME GO AROUND-」主催によるもので、先攻を務めたあいみょんは「○○ちゃん」でライブをスタート。憂いを帯びた歌声を届けた彼女は、8月にリリースしたシングル曲「マリーゴールド」や「あなたのために」を力強く歌い上げ、場内を自身の世界観に染め上げていく。またMCでは「十代のときからひゅーいさんのファンで、リリースイベントに行ってサインもらったりしてまして。渋谷のタワレコで『ひゅーいさん、対バンしてください』ってお願いしたこともあります。あの頃二十歳だっけ。だから3年越しで夢が叶ったことになります」と石崎への思いをうれしそうに語った。
あいみょんはギターをつま弾きながら「サラバ」を語りかけるように歌い、人気曲「ふたりの世界」をクールに披露。続いて石崎の楽曲のカバーをすることを告げると、あいみょんと石崎の2人共「おっぱい」という楽曲があるため客席からは「おっぱい」の声が挙がる。彼女は「ひゅーいさんの『おっぱい』もいいですよね。私の『おっぱい』もいいですけど(笑)」と受け答えしつつ、大好きな曲だという「ガールフレンド」を観客にプレゼント。緊張したと言いながらも同曲を歌い切り、「あー名曲! 『名曲』っていう曲でした」と笑顔を見せた。そして緊張から解放された彼女は「残りは自由にやらせてもらいます」と宣言し、激しいストロークとともに「愛を伝えたいだとか」をエモーショナルに歌唱。ラストは「君はロックを聴かない」でファンの合唱を引き起こし、石崎にバトンを渡した。
後攻の石崎は「ちょっと緊張してます。心臓のBPM190くらい」と、「君はロックを聴かない」の歌詞を引き合いに出して挨拶。さらにあいみょんのMCに応えるように「おっぱい」を1曲目にチョイスした。続く「シーベルト」や菅田将暉への提供曲「さよならエレジー」のセルフカバーではささやくように歌ったり叫んだりしながら緩急のあるパフォーマンスを展開し、観客の視線を釘付けにした。
あいみょんの「対バンを申し込んだ」というエピソードを受け「覚えてますよ、渋谷のタワレコでね。そりゃ覚えてますよ、うん……」と記憶を呼び起こすように何度も繰り返した石崎は、お返しとしてあいみょんの「君がいない夜を越えられやしない」をカバー。また、あいみょんについて「すぐ曲作るのね。ポロポロってギターを弾いてすぐ。たくさんストックがあるらしいから、内緒で1曲くれないかな」とおどけてみせた。ライブ後半、観客の手拍子に乗せて「1983バックパッカーズ」を軽快に届けた石崎は、「夜間飛行」でオーディエンスに一緒に歌うよう呼びかける。最後はバラードナンバー「花瓶の花」を優しく歌い上げ、本編を締めくくった。
その後、石崎はあいみょんをステージに呼び込み、2人でandymori「16」を共演。さらに石崎はこの日2人でやるために新曲「恋のさかあがり」を作ってきたことを告げる。この曲はデート中の男女の様子を綴ったナンバーで、なぜかあいみょんに「6カポです」と教えられるという微笑ましいやりとりを挟んで、2人は掛け合いをしたり美しいハーモニーを響かせたりしてファンを魅了。最後にあいみょんは「これね、『名曲』って曲です」と話し、念願の初ツーマンライブの幕を閉じた。
「ROCK KIDS 802 -YUME GO AROUND-『LIVE NAKED』」2018年9月24日 Music Club JANUS セットリスト
あいみょん
01. ○○ちゃん
02. マリーゴールド
03. あなたのために
04. 風のささやき
05. サラバ
06. ふたりの世界
07. ガールフレンド(※
08. 愛を伝えたいだとか
09. 君はロックを聴かない
石崎ひゅーい
01. おっぱい
02. シーベルト
03. さよならエレジー(※菅田将暉提供曲セルフカバー)
04. 君がいない夜を越えられやしない(※
05. 1983バックパッカーズ
06. 夜間飛行
07. 花瓶の花
石崎ひゅーい×あいみょん
01. 16(※andymoriカバー)
02. 恋のさかあがり
リンク
- 石崎ひゅーい Official Website
- あいみょん OFFICIAL SITE
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