このイベントではフロアに楽器がセッティングされ、出演者は観客と同じ目線で演奏。バンドメンバーである荒木正比呂(レミ街、fredricson)、深谷雄一(レミ街、egoistic 4 leaves)、西田修大(G /
休憩時間を挟み、中村はゲストのKan Sanoと共に再びフロアに登場。Sanoが「1曲やってもいいですか?」と言うと、中村は「100曲でも!」と笑顔で答えた。中村の許可を得てSanoが披露したのは七尾旅人「サーカスナイト」のカバー。Sanoは中村と共に甘い歌声とシンセサウンドで観客を魅了し、曲が終わると会場は大きな拍手と歓声で包まれた。ここで中村のバンドメンバーも戻ると、Sanoは次の曲のコーラスを観客に任せることを提案。KITAGAWAがお手本で繊細なウイスパーボイスを聴かせたあと、Sanoは会場全体で自身の楽曲「Magic!」を作り上げ、曲ラストではテクニカルなプレイで観客を大いに沸かせた。そして中村とSanoは8月15日に7inchアナログでリリースされるコラボレーション曲「eye to eye」を演奏。対面に位置する2人は目と目を合わせながら、それぞれの声と鍵盤の音を重ね、メロウなムードを生み出した。
Sanoの退場後、中村はバンドメンバーを紹介すると、このメンバーで作り上げた2年半ぶりのニューアルバム「AINOU」を11月7日に発売し、同名のレーベルをスペースシャワーミュージック内に立ち上げることを報告。彼女を取り囲むファンと喜びを分かち合った。そしてここから中村はニューアルバムに収録される新曲を届けていく。「主人公」ではフリースタイルのように言葉を放って観客を圧倒。「Fool For」「SHES GONE」で観客をチルアウトさせたあとは、KITAGAWAが「get back」で卓越した歌唱力を披露する。MCののち、中村は「忘れっぽい天使」を情感豊かに歌い上げ、「そのいのち」では力強いアンサンブルで観客の心を揺さぶった。イベントも終わりが近づく中、中村はSanoを再度呼び込むとSanoの楽曲「C'est la vie」でセッション。大歓声に包まれながら中村は「私たちはこれからも音楽でがんばっていきます!」と告げると「口うつしロマンス」を演奏し、イベント前半にも披露した「POiNT」でライブ本編を締めくくった。
鳴り止まない拍手に応えてバンドメンバーと共に登場した中村は、ゲストのSanoもアンコールに参加するよう懇願する。Sanoは「何やんの?」と戸惑いつつも、簡単な説明を受けると「オッケー、ついてくぜ」とさわやかに返答。最後は出演者全員で「あんたがたどこさ」をダイナミックに演奏して、イベントは大団円を迎えた。
中村佳穂「Kaho Nakamura presents. pray play for U」
2018年7月27日 下北沢CLUB251 セットリスト
01. GOAL START
02. POiNT
03. GUM
04. 悪口
05. get back
06. きっとね!
07. サーカスナイト(オリジナル:七尾旅人)
08. Magic!
09. eye to eye
10. 主人公
11. Fool For
12. SHES GONE
13. get back
14. 忘れっぽい天使
15. そのいのち
16. C'est la vie
17. 口うつしロマンス
18. POiNT
<アンコール>
19. あんたがたどこさ
リンク
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