藤田恵名、ビキニ生着替えも披露した生誕ライブで「私は歩みを止めません」

本日7月7日に誕生日を迎えた藤田恵名が、27歳最後の日となった昨日7月6日、東京・新宿BLAZEでバースデーワンマンライブ「もうきている」を開催した。

“今一番脱げるシンガーソングライター”をキャッチフレーズに持ち、ビキニ姿でロックを鳴らすパフォーマンスで唯一無二の個性を発揮している藤田。6月20日にリリースされた最新シングル「言えない事は歌の中」は、フォトグラファー・常盤響の撮り下ろしによるセクシーな写真を使用した“脱衣盤”ジャケットも注目を集めている。毎年恒例となっている藤田のバースデーライブは年々キャパシティを広げており、昨年の東京・渋谷WOMBから今年はさらに大きな新宿BLAZEへと規模を拡大。また今回のライブはLINE LIVEで生配信され、会場に集まった観客のみならず全国のファンがそのステージを楽しんだ。

白いビキニに黒い革ジャン、特注のVシェイプギターという出で立ちで、最新シングル「言えない事は歌の中」からライブをスタートさせた藤田は、勢い余って1曲目から弦を切ってしまう。この日下ろしたばかりの新品のギターを泣く泣く手放し、ESPの白いVIPERに持ち替えて「6時のカタルシス」で仕切り直し。田渕ガー子（G）、小林健二郎（B）、龍之助（Dr）との4ピースのアンサンブルで激しいプレイを展開した。3曲ですっかり汗だくになった藤田はおもむろに「脱ぎます！」と叫ぶと、革ジャンを脱ぎ捨て肌も露わなビキニ姿に。藤田はLINE LIVE視聴者にもビキニ姿をアピールしつつ、「色モノに見られがちではあるんですけど、音楽は真面目に取り組んでいます」と、ロックバラード「ヒロインになれない」「青の心臓」でハスキーな歌声をじっくり聴かせた。

中盤にはバンドメンバーが一旦退出し、藤田はゲームアプリ「スーパーリアル麻雀P8」の主題歌に採用された新曲「千載一遇ド真ん中！」をハンドマイクでパフォーマンス。そして「今日はLINE LIVEさんもいるということで、飽きられないように趣向を凝らした結果、こんなものを用意しました」という藤田の合図で、ステージには布で覆われたボックスが運び込まれる。藤田はボックスの中に入ると、その場でビキニを生着替え。危うく見えてしまいそうなハラハラする展開の中、藤田は無事黒いビキニへと衣装を替え、「私だけがいない世界」でライブを再開。3曲が連続で披露されたあとには、藤田と彼女のプロデューサーであるギタリストのガー子から、2019年春にニューアルバム（タイトル未定）の発売を予定していることがアナウンスされた。

ライブ終盤、「EVIL IDOL SONG」をエモーショナルに歌い上げた藤田は、観客の熱狂的な声援を前にうっすら涙を浮かべながら、ときどきしどろもどろになりながらも「いろんな感情と戦いながらではありますが、攻めの姿勢を忘れずに、何にも負けない、絶対に屈さない。強い意志で芸能界の荒波に揉まれ、何かと比較されたりしながらやってきてしまった以上、一度足を踏み入れた以上、芯は強く。うまく言えんけど、皆さんの日常のちょっとした娯楽になれればいいなと思います。私は歩みを止めません」と宣言した。そして最後はアップテンポなロックナンバー「404 Not Found」を叩きつけるように歌い、笑顔でステージをあとにした。

アンコールでは、新曲「言えない事は歌の中」のミュージックビデオのフルサイズバージョンがステージ背面のスクリーンで初上映され、さらにこのMVを発展させた藤田主演の映画「WELCOME TO JAPAN～日の丸ランチボックス～」のティザー映像も初めて公開された。この映像は、映画「蠱毒ミートボールマシン」で海外からも注目を集める西村喜廣監督によるものだ。上映後、バンドメンバーと共に再度ステージに上がった藤田は、弦を張り替えたVシェイプギターをかき鳴らしながら、新曲「あの日のハイファイ」を初披露。さらに「永遠の音」「ライブドライブ」の2曲を歌い、藤田は笑顔で27歳最後のライブを終えた。

LINE LIVEでは7月15日0:00まで、生配信されたライブ映像のアーカイブを公開中。また藤田は本日24:50よりテレビ東京で放送される松岡昌宏（TOKIO）と博多大吉（博多華丸・大吉）の居酒屋トーク番組「二軒目どうする？～ツマミのハナシ～」にゲスト出演する。