LOW IQ 01、しのっぴ迎えた無敵THE RHYTHM MAKERS +でツアー終幕

LOW IQ 01がライブツアー「LOW IQ 01 LIVE TOUR 2018」の最終公演を6月26日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催した。

このツアーでLOW IQ 01はフルカワユタカ（G, Cho）とDAZE（Dr, Cho / fam、The Firewood Project、The Yasuno N°5 Group）を迎えたLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS編成で9公演を実施。最後の東名阪公演は渡邊忍（G, Cho / ASPARAGUS、Noshow）を加えたLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS +としてライブを行った。

腕をクロスさせ「＋」を表現しながらステージに登場した4人は、LOW IQ 01の「あ、ば、れ、ろー！」との言葉を合図に「Snowman」でライブをスタート。イントロからフルカワと渡邊は絶妙に絡み合うギターフレーズを聞かせる。続く「Hangover Weekend」ではDAZEの刻む軽快なドラミングに乗せて渡邊が妙な踊りを見せたり、間奏でLOW IQ 01、フルカワ、渡邊の3人が一斉にくるくると回ったりと、さっそく4人でのグルーヴを感じさせていった。

最初のMCでLOW IQ 01は渡邊とテンポよくトークを展開。そのトークも踏まえた上で「しのっぴ（渡邊）が来ると無敵なんですよ」と声を弾ませた。「“＋”がいるってことであんまりやらない曲やっていい？」と観客に尋ねてから始まった「BILLY THE BOO」では、渡邊のライトハンドが炸裂する。SUPER STUPID時代からの人気曲「WHAT'S BORDERLESS?」ではLOW IQ 01、渡邊、フルカワの3人が向かい合ってプレイ。さらに渡邊がしゃがみこむと、LOW IQ 01とフルカワもつられてしゃがみこんで演奏するなど、4人は終始楽しそうにライブを進行していた。

LOW IQ 01は今回のツアーよりライブ会場限定シングル「Shine」を発売。「新曲の……“契約社員”」とジョークを織り交ぜてファンの笑いを誘いつつ、華麗なベースソロから同曲へなだれ込むと、場内からはリズミカルなハンドクラップが発生した。日本語詞が印象的な「MI-O-TO-SHI」、ミディアムチューン「青い鳥」を続けて場内を一旦クールダウンさせたあとには初期からの人気曲「Little Giant」へ。アウトロではLOW IQ 01とDAZEがパートを入れ替え、メンバーはドラムを叩くLOW IQ 01のもとに集まってプレイした。

撮影可能な“インスタンダードタイム”を挟み、4人はラストスパート。「So Easy」「T・O・A・S・T」では場内にハッピーなムードが広がり、ラストナンバー「Makin' Magic」ではメタリックなギターリフとオーディエンスのシンガロングが響き渡った。

アンコールでは改めてLOW IQ 01がメンバーを紹介。フルカワを紹介するパートでは渡邊が突然DOPING PANDA「Transient Happiness」のイントロを弾き始め、それをきっかけに全員が演奏に加わり、フルカワは少し照れながらも1番を歌い上げた。またLOW IQ 01が、自身の誕生日である12月13日に東京・TSUTAYA O-EASTにて恒例イベント「MASTER OF MUSIC」を開催することを発表。このステージ上で、渡邊へLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS +での出演をオファーする一幕もあった。そして彼らは「懐かしい曲」として「ROCK OF TRUTH」を、LOW IQ 01の高速タッピングから始まった「五日はまた雪」を演奏してステージをあとにした。

さらにアンコールを求める声は止まず、メンバーはみたびステージへ。突然X JAPAN「紅」を演奏し始めるなど、最後まで軽妙なMCで場内を楽しませる。そしてホーンパートをギターでなぞる形で届けられた「NEVER SHUT UP」、明るくなったフロアでファンが体を揺らした「WHAT A HELL'S GOING ON?」、LOW IQ 01のシャウトが炸裂する「SUPER STUPID II」を畳み掛け、彼らはハッピーなムードの中ツアーの幕を下ろした。

なおLOW IQ 01のオフィシャルサイトでは7月8日23:59まで「MASTER OF MUSIC 2018」のチケットの先行予約を受付中。