A応P、新メンバー全員参加で締めくくった2ndツアー「アニメがなくちゃ戦えない！」

A応Pが6月3日に東京・渋谷CLUB QUATTROで2ndライブツアー「A応P 2nd LIVE TOUR 2018 アニメがなくちゃ戦えない！」のファイナル公演を行った。

3月にA応P ZEROの旭優奈、工藤ひなき、小嶋凛、堤雪菜、春咲暖、星希成奏が正規メンバーに昇格することが発表され、新体制での活動をスタートさせたA応P。彼女たちは4月に始まった今回のツアーで巴奎依、広瀬ゆうき、福緒唯、旭、小嶋、堤、星希の7人でライブを行ってきたが、FRESH!にて生中継された渋谷CLUB QUATTRO公演では工藤と春咲も参加し、9人でのパフォーマンスが届けられた。

「OVERTURE」を経てステージに登場した9人は、テレビアニメ「Cutie Honey Universe」のオープニングテーマである最新シングル曲「愛がなくちゃ戦えない」を1曲目に披露。最初のMCで春咲が「皆さん盛り上がる準備できてますか!?」と勢いよく観客を煽ったのち、ライブは巴、広瀬、福緒の3人によるパフォーマンスブロックに突入した。彼女たちは「MISSION→」や「カミサマと金魚」などのアップチューンを畳みかけてフロアの熱気を上昇させてから、旭、小嶋、堤、星希を加えて恋愛ソング「あのね、キミだけに」を7人で歌唱。新メンバーがオーディションのときに踊ったという同曲について、小嶋は「A応Pのメンバーになってこの曲を歌えることがすごくうれしいです」と感慨深げに胸の内を明かした。

その後、7人は6月15日に卒業公演を控える福緒がグループに加入して初めて参加したシングル曲「はなまるぴっぴはよいこだけ」をはじめ、「超反応ガール」「二次元ポケット」といったハイテンションな楽曲を連投したあと、1stシングル曲「Never Say Never」などのクールなナンバーを歌唱。2ndライブツアーの思い出を語り合うMCを挟みつつ、観客と一緒にタオルを振り回しながら「イキテルアカシ」「呼べよ嵐」を披露し、さらに「希望TRAVELER」「未来へつなげ」などでフロアを大いに盛り上げた。

そして巴の「今日は新メンバーも意見を出してくれて、みんなで考えながら決めたセットリストになっていて。今歌った『未来へつなげ』という曲はそのまんまの意味で、A応Pの未来へつなごうと思って歌いました」という語りに合わせ、工藤と春咲がステージに合流。A応Pはテレビアニメ「おそ松さん」第2クールのオープニングテーマ「まぼろしウインク」のほか、「君氏危うくも近うよれ」を9人でパフォーマンスした。終盤のMCでは7月放送のテレビアニメ「京都寺町三条のホームズ」のオープニングテーマを担当すること、7月14日に東京・東京ジョイポリスにてイベント「A-POLIS ～デジタリアルA応P～」を行うこと、3rdライブツアーの開催が決定したことを告知し、会場は歓喜の声に包まれた。

ファンに向けた挨拶では、春咲が「ほかのメンバーに置いていかれてしまったということには変わりはないです。でも、私もひなきもただ留守番をしていたわけじゃないので。絶対に追い付くので。3rdツアーには絶対に参加したいと思います」と力強く話し、工藤は「私はみんなみたいに強くなくて。ステージに立つ不安と緊張への対処がずっとできなくて、脚や声が震えているのが気付かれていませんようにって思いながらでしかライブができなくて。でも、今日は皆さんが『ひなき！』って呼んでくれる声に支えられて、いつもより緊張せずにできたと思うので、最後まで全力でがんばります」とコメント。また福緒は「2ndツアーがA応Pでやってきた中で一番楽しくて」「私と巴と広瀬は三脚みたいに支え合っていたんだけど、しっかりした柱がたくさんできてよかったなって。そういうことばかり思うツアーでした」とツアーを振り返り、広瀬は「どんなときも今が最高だって言えるように、みんなが安心できるように、今まで隣にいてくれたメンバーや観てくれていた人の気持ちを背負って、前に進んでさらに強く輝いていきたいと思います」と笑顔で語った。

ライブ本編のラストに「アリノママMY WAY」を熱演した9人は、アンコールの声に応えて再びステージに登場。巴の「私たちはアニメに対するLOVEとファンの皆さんからのLOVEと私たちからのLOVEと、たくさんの愛を持って初めて戦えるんです」という言葉から、この日2度目の「愛がなくちゃ戦えない」を披露して2ndライブツアーの幕を閉じた。