「13の理由」は歌手で女優のセレーナ・ゴメスが原作と出会ってから6年以上の歳月をかけ、自らが製作総指揮として映像化したドラマシリーズ。物語は、主人公のクレイ・ジェンセン(ディラン・ミネット)のクラスメイトで、彼が密かに恋心を抱いていたハンナ・ベイカー(キャサリン・ラングフォード)が自ら命を絶ち、彼女がそれに至った“13の理由”を録音したカセットテープが発見されることから始まる。
シーズン1でカギを握るのがこのカセットテープ。これをモチーフとした謎のカセットテープが5月12日に東京・渋谷で無料配布され、SNS上で話題を集めた。今回特設サイトにて公開されたのはこのテープに吹き込まれていた3者の音源。カネコアヤノは「この曲には、ヘルプの声を上げるのも、助け舟を出すのも 少し怖いけれど晴れてて嬉しいはずの日が涙で終わってしまわないように一歩踏み出して、という想いを込めました。」と制作に至った経緯を述懐しており、Creepy Nutsは「いつ何時でも仮面が必要 対 仲間 対 大人 対 異性 対 自分 その息苦しさは学校にいても社会に出ても変わらない」と楽曲に込めた思いを語る。また、ぼくのりりっくのぼうよみは「異なった境遇 / 外見 / 性格の人間たちが各々の景色を見ていて、意味のない劣等感を抱きます。その結果、些細な理由から誰かを傷つけ貶めることが当たり前になっていく、そんな恐ろしい世界を私達は生きているのではないでしょうか」と楽曲制作にあたっての心境を明かした。
シーズン2ではハンナの死の余波に揺れながらも、登場人物たちがそれぞれに傷を癒やし、乗り越えようとする複雑な過程が描かれる。一方ハンナが通っていたリバティ高校の面々が裁判の準備を進める中、彼女の死にまつわる真実をどんな手を使ってでも隠そうとする人物の気配が。そして新たに出てきた一連の不気味なポラロイド写真により、クレイと級友たちはさらなる秘密とそれを隠蔽しようとする陰謀の存在を知る。キーアートの “テープは、はじまりにすぎない”というコピーにもあるようにシーズン2では、カセットテープから始まった謎が更に深まっていくミステリーとなりそうだ。
リンク
- Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』公式サイト |シーズン1 独占配信中
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カネコアヤノ、Creepy Nuts、ぼくりり「13の理由」にインスパイアされた新曲公開 - 音楽ナタリー https://t.co/abG7RImTbO