前野健太、インストアライブに集まった観客の姿に絶句「これなんですか……」

前野健太が最新アルバム「サクラ」を4月25日にリリースしたことを記念して、5月11日に東京・タワーレコード新宿店で彼のインストアライブ＆サイン会が行われた。

ライブが始まりステージに前野が上がると、集まった観客を見た彼は「これなんですか……」と絶句。前野はサングラスがトレードマークだが、この日は彼へのサプライズとしてイベント前に来場者にサングラスが配布されており、観客やスタッフの多くがサングラスをしてステージ上の前野を見つめていた。

「すごいとこに予算を使いますね……」とつぶやいて、前野はやりづらそうにしながら1曲目「SHINJUKU AVENUE」を歌唱。その後もイベント開催地・新宿を舞台にした曲「虫のようなオッサン」「マイ・スウィート・リトル・ダンサー」を次々に披露し、アコースティックギターをかき鳴らしながら力強い歌声を店内に響かせた。さらに「アマクサマンボ・ブギ」を爪弾き始めると客席から自然と手拍子が沸き上がり、その様子を見た前野は「もうインストアのテンションじゃねえな」とポツリ。観客とコール＆レスポンスを繰り広げながら、前野のテンションがどんどん高まっていく。

続けて「大通りのブルース」「人生って」を歌い終えると、前野は「あと1曲！ なんかありますか!?」とシャウト。観客から「嵐！」と声が上がったのに応えてすかさず「嵐～星での暮らし～」を歌い始め、アルバム音源とはひと味違った熱のこもった歌声を来場者たちにぶつけた。その後、まだ時間に余裕があったため観客からさらに1曲リクエストを募ることに。観客の要望を受けて、最近のライブでよく披露されている楽曲「マシッソヨ・サムゲタン（仮）」を最後に歌うことが決まり、前野は「届け韓国に！」と絶叫しながら観客と共に「マシッソヨ！」と合唱した。

なお前野は最新アルバム「サクラ」を引っさげてのツアー「開花宣言」を今月から実施。5月20日から6月3日までは「バンド篇」として伊賀航、石橋英子、ジム・オルーク、ジョー・タリアをバックバンドに迎えてライブを開催し、6月7日以降は「ソロ対バン篇」と銘打って弾き語りライブが行われる。