DAOKO初の自主企画イベントでAAAMYYY、SUSHIBOYS、King Gnuと競演

DAOKOの自主企画イベント「DAOKO presents『チャームポイント』」が、4月10日に東京・LIQUIDROOMにて開催された。

DAOKOが自主企画を行ったのは今回が初。ゲストとしてAAAMYYY、SUSHIBOYS、King Gnuが出演し、記念すべき第1回に華を添えた。

トップバッターを務めたAAAMYYYは最初に「8PM」を披露。「JESUS」から「MABOROSI」で浮遊感を漂わせると、「KAMERA」のアーバンなビートでフロアを揺らした。AAAMYYYは自身がDAOKOに提供した楽曲「チャームポイント」が自主企画のタイトルになったことを「運命感じちゃった！」と喜ぶ。ラストチューン「BLUEV」ではRyohuがゲストとして登場し、オーディエンスを盛り上げた。

続いて登場したSUSHIBOYSは「KUNG FU」でオーディエンスの心をつかみ、「Catch ur dream」のキレのあるビートで熱気を上昇させる。ミュージックビデオと共に披露された「軽自動車」「ダンボルギーニ」では3人の軽妙なトークでも観客を沸かせていた。ラストは4月25日にリリースする新作ミニアルバム「WASABI」から「問題ねぇ」を披露。彼らにとって新機軸とも言える前向きなメッセージソングで締めくくった。

King Gnuは「FLASH!!!」と「Tokyo Rendez-Vous」の鮮烈なサウンドでライブをスタートさせ、その後も「McDonald Romance」など強力なナンバーを連発。4人の鳴らす重厚なアンサンブルにオーディエンスは心地よさそうに体を揺らした。後半では「あなたは蜃気楼」のサイケデリックなサウンドでフロアを圧倒。最後は「Vinyl」をダイナミックにパフォーマンスし、DAOKOへとバトンをつなげた。

オーガナイザーのDAOKOの出番、幕が開くとバンドセットが姿を表しオーディエンスからはどよめきが起こった。蛍光イエローを基調とした衣装で現れたDAOKOは光る球体を手に、AAAMYYYが提供した「チャームポイント」をクールに歌う。その後はモリシー（B, Key / Awesome City Club）、堀正輝（Dr / ARDBECK）、浦本雅史（G, Manipulator）の演奏をバックに「BOY」を披露。「同じ夜」ではステージ上を漂うように歩きながら、ときに儚くときに力強い歌声を響かせた。

「FASHION」を強靭なバンドサウンドに乗せてスタイリッシュにパフォーマンスしたあとは、ダンサー2人が加わり「水星」「ShibuyaK」へと続く。軽やかな歌声とキュートなダンスでオーディエンスを魅了したDAOKOは、「ステップアップLOVE」でパワフルに歌い踊り、フロアからの大歓声を浴びた。会場に鳴り響いたハンドクラップが一体感を高めた「BANG!」が終わると、本編ラストの曲「Juicy」へ。DAOKOはカラフルなライトに照らされながら圧巻のボーカルを聞かせ、充実した表情でステージを去っていった。

アンコールに応えて再びステージへ現れたDAOKOは、オーディエンスへの気持ちをしたためた手紙を読み上げた。この日をずっと楽しみにしていたというDAOKOは、今回のイベントを「美しいものを発信して伝えていこうと始めたイベント」と語り、「こういうイベントをやってみたいってずっと思っていました。最高のライブをありがとうございました！」とゲストのAAAMYYY、SUSHIBOYS、King Gnuに感謝を述べる。そして「今後も続けていきたいと思います」と「チャームポイント」のさらなる開催へ意気込んだ。

DAOKOはアンコールとして「ワンルーム・シーサイド・ステップ」をゆったりと歌い、続いて「打上花火」を披露。鮮やかな歌声で初の自主企画を締めくくると、「また皆さんに会いたいです！」とファンへ笑顔を見せた。