昨年12月リリースの最新ミニアルバム「ai/SOlate」を携え、全国10公演にわたって開催された今回のツアー。この日の東京公演は4月に台湾と中国・上海で行われる初の海外公演を前に、国内でのツアーファイナル公演として実施された。
開演時刻を迎え、ステージに登場したwowaka(Vo, G)は「『UNKNOWN-TOUR 2018 "Loveless"』はじめます!」と宣言し、「ai/SOlate」から「NAI.」を披露。wowaka、シノダ(G)が鳴らすギターとイガラシ(B)、ゆーまお(Dr)によるリズムが、オーディエンスの熱気を急上昇させた。
その後は「深夜0時」「インパーフェクション」「ワンミーツハー」とアッパーチューンを連発したあと、このツアーにて初披露しているwowakaのボーカロイド曲「日常と地球の額縁」へ。イントロから大きな歓声が起こった。wowakaはツアーファイナルに集結したファンに向け「今日もあなたと僕らで、音と、心と、人間で、すごく気持ち良い場所まで行けたらいいなと、思っています」と語りかけ、「イヴステッパー」「Loveless」でオーディエンスの体を大いに揺らした。
「モノカラー」「目眩」を情感豊かに演奏したあと、ライブは後半戦へ突入した。ここでは「センスレス・ワンダー」「アンハッピーリフレイン」「ソシアルクロック」「Namid[A]me」「トーキーダンス」といった新旧の代表曲やボーカロイド曲が怒涛の勢いで畳みかけられる。「アンノウン・マザーグース」では観客の盛大なシンガロングが場内に響き渡った。本編ラスト、wowakaは「あなたが気付いた好きって感情やキラキラしたものは、絶対に間違ってないってあなたに信じさせてあげるから。ずっとついてこいよ!」と叫び、「絶対的」でライブを締めくくった。
アンコールの冒頭では、シノダとゆーまおがツアー各地でのMCを振り返るトークで観客を和ませた。そしてヒトリエが主催するツーマンライブ「nexUs」を全国ツアー形式で行うことを発表し、ファンを大喜びさせた。ツアースケジュールは後日発表される。
その後4人は「踊るマネキン、唄う阿呆」と「リトルクライベイビー」を披露。wowakaはラストナンバーの直前「言葉とか音楽とか全部飛び越えたところに何かがあって、ただ人間であろうとしてる人間だけが発せる何かを知りたくて、音楽をやっています、あなたがいればどこまででも行けるような気がしています、俺を作ってくれてありがとう、いてくれて、どうもありがとう!」と、観客に向けて力強いメッセージを送った。
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