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チコハニの“愛”届けた初の日本武道館ワンマン「みんなが大好きです!」

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CHiCO with HoneyWorks「i contact」の様子。(Photo by mosa inc.)

CHiCO with HoneyWorks「i contact」の様子。(Photo by mosa inc.)

CHiCO with HoneyWorksが3月16日に東京・日本武道館でワンマンライブ「i contact」を開催した。

満員のオーディエンスが集結したCHiCO with HoneyWorksにとって初の日本武道館公演。この日CHiCOとバンドメンバーは、2月にリリースされた最新アルバム「私を染めるiの歌」の収録曲からライブの定番曲まで全19曲を披露した。

客電が落ちるとカラフルなレーザーライトが場内を照らし、Oji(G)、中西(G)、cake(Key)、AtsuyuK!(Dr)、Hiroki169(B)がステージに。そしてスポットライトの光が舞台の後方に集まり、赤いチェックのワンピースに身を包んだCHiCOが現れた。彼女たちは最新アルバムの1曲目を飾るナンバー「私、アイドル宣言」で勢いよくライブをスタート。CHiCOは元気いっぱいにこのナンバーを歌い上げ、ライブ序盤から場内に大きなコールを巻き起こした。決めポーズで1曲目を終えた彼女は、続いて躍動感のあるバンドアンサンブルに乗せて「ハートの主張」をパワフルに歌唱。時折OjiやHiroki169と向かい合いながら、楽しそうに楽曲を届けた。

HoneyWorksの人気ナンバー「可愛くなりたい」のカバーでは、弾むようなリズムに合わせてオーディエンスが笑顔で体を揺らしていく。「恋色に咲け」をステージの端まで移動し会場を見渡しながら歌ったCHiCOは「ライブのタイトル『i contact』はもちろんみんなとアイコンタクトを取るという意味もありますが、チコハニの“愛”をみんなに届けるという意味もあるので、今回たくさんの愛を受け取ってもらおうと思っています! 覚悟してください!」と宣言し、会場を大きく沸かせた。その後、彼女はタンバリンを手に取り、観客の手拍子と一緒にリズムを刻みながら「ツインズ」を歌唱。バンドの演奏する温かなバンジョーやピアノの音色が同曲を鮮やかに彩った。

「カヌレ」を歌い終えたCHiCOは一度ステージから捌け、その間バンドメンバーはテクニカルなソロ回しで場内を盛り上げた。CHiCOは白い衣装にチェンジし再びステージに現れ、「せっかくの武道館だから何か挑戦したいと思って、アコギを始めまして……やっとお披露目できる!」とアコースティックギターでバンドメンバーと共に「color」を演奏。疾走感あふれるサウンドが場内にさわやかに響き渡った。演奏し終えたCHiCOは「ありがとうございました!」と大きな声で叫び、「みんなが笑顔で見届けてくれて、私はすごく安心しました」と顔をほころばせる。そして彼女は映画「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」の挿入歌の「ツノルキモチ」を、スクリーンに流れる映画の映像をバックに情感豊かに歌い上げた。最新アルバムに収録されている卒業ソング「贈り歌」では、ゲストとして杉並児童合唱団がステージに登場。CHiCOは「皆さんが温かい気持ちになれるよう、心を込めて歌います」と告げ、この季節にぴったりのナンバーを合唱団、さらにはオーディエンスと共に合唱した。

ここでCHiCOは「私はちょうど4年前の2014年3月16日にオーディションに受かって、それからずっとお世話になっている方がいます」と前置きし、HoneyWorksのGomをステージに呼び込む。大歓声の中ギターを持って現れたGomは「4年前に初めて会ったとき、CHiCOは緊張して壁しか見てなくて。そんな子が武道館でガンガン煽ってるのを見ると、涙が出そうになっちゃうね」と感慨深げに語った。CHiCO with HoneyWorksの楽曲制作を手がける彼が「友達のバンドを見て『俺たちも自分たちの曲でライブをやりたいな』と思って、このユニットを作りました。今日1万人の方々の前でそれが叶っているんだなと思うと、本当にうれしいです!」と語ると、客席から大きな拍手が贈られた。バンドはGomを交えてジャズナンバー「平成バブル」を披露。ステージの上に輝くミラーボールに彩られながら、彼女たちは艶やかにこの楽曲を届けた。Gomが「もう1曲一緒にやってもいいですか?」と告げ、CHiCOとツインボーカルで歌い始めたのはHoneyWorksの「イノコリ先生」。CHiCOとGomは鋭利なギターサウンドをバックに、盛大なコール&レスポンスを繰り広げながらこのナンバーを熱唱した。

Gomがステージを去ったあとも、彼女たちは「後半戦も楽しんでいきましょう!」と煽りアッパーチューン「ウルフ」、そして「ラブホイッスル」をエネルギッシュに披露した。CHiCOは「今日は来てくださって本当にありがとうございます。たくさんの曲を日本武道館で歌うことができて本当に幸せです」と感謝の気持ちを述べ、「デビューしてからたくさんのことを経験させてもらっています。その中で環境に追いつけない自分に悔しくなったり、悩んだときもありました。でもライブをする度に皆さんの声援が大きくなっていくことに、本当に助けられました。デビューしたときの私はこんな景色が待っているなんて思ってもいなかったです」と目をうるませながら観客に思いを伝える。彼女が「いつも背中を押してくれるみんなが大好きです!」と力強く言葉を続けると、客席からもその思いに応えるように「大好き!」という多くの声が上がった。彼女たちがそんな温かな空気の中届けたのは、2014年8月に発表されたデビュー曲「世界は恋に落ちている」。オーディエンスと共に大切なナンバーを歌唱したCHiCOは「これからもCHiCO with HoneyWorksの応援をよろしくお願いします!」と改めて呼びかけた。その後チコハニはロックチューン「プライド革命」でライブの終盤を駆け抜け、場内は熱いコールに包まれる。最後には「今日もサクラ舞う暁に」で客席にタオルによる大旋風を巻き起こし、6人は大盛り上がりの中ステージをあとにした。

やまないチコハニコールに呼ばれ、ライブTシャツを着て再びステージに現れたCHiCOとバンドメンバーは、最新シングル曲「ノスタルジックレインフォール」で透明感のある歌声と爽快なサウンドを響かせた。アンコールでは7月から9月にかけて全国ホールツアー、8月に東京・日比谷野外大音楽堂でライブが行われるという新たな発表も。そして彼女たちはグルーヴィなサウンドが渦巻く「アイのシナリオ」で場内の熱をさらに煽っていった。ラストナンバー「ホーリーフラッグ」ではダンサーがステージに並び、バンド名を記した大きなフラッグを掲げる。銀テープが会場を舞いピースフルなムードに包まれながら、彼女たちは笑顔で初の日本武道館公演を終えた。

CHiCO with HoneyWorks「i contact」2018年3月16日 日本武道館 セットリスト

01. 私、アイドル宣言
02. ハートの主張
03. 可愛くなりたい
04. 恋色に咲け
05. ツインズ
06. カヌレ
07. color
08. ツノルキモチ
09. 贈り歌
10. 平成バブル(ゲストボーカル:Gom[HoneyWorks])
11. イノコリ先生(ゲストボーカル:Gom[HoneyWorks])
12. ウルフ
13. ラブホイッスル
14. 世界は恋に落ちている
15. プライド革命
16. 今日もサクラ舞う暁に
<アンコール>
17. ノスタルジックレインフォール
18. アイのシナリオ
19. ホーリーフラッグ

CHiCO with HoneyWorks 全国ホールツアー

2018年7月16日(月・祝)北海道 道新ホール
2018年7月28日(土)大阪府 大阪国際会議場 グランキューブ大阪
2018年8月10日(金)福岡県 福岡国際会議場 メインホール
2018年8月12日(日)広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
2018年8月16日(木)神奈川県 神奈川県民ホール
2018年8月18日(土)東京都 中野サンプラザホール
2018年9月1日(土)宮城県 仙台銀行ホール イズミティ21
2018年9月9日(日)愛知県 日本特殊陶業市民会館

CHiCO with HoneyWorks 野外ライブ

2018年8月26日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂

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