SHANK、37曲を駆け抜けた新木場COASTワンマン

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SHANKがワンマンライブ「The Heavy Clash」を昨日1月16日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催した。

「The Heavy Clash」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

「The Heavy Clash」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

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「The Heavy Clash」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

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今回の「The Heavy Clash」は大阪・なんばHatch、新木場STUDIO COASTの2公演で、バンドにとって最大規模の会場でのワンマンライブとなった。SEに乗せてゆっくりとステージに登場した庵原将平(Vo, B)、松崎兵太(G, Cho)、池本雄季(Dr, Cho)の3人は1曲目に、最新アルバム「Honesty」ではアコースティックで収録されている「Surface」をバンドアレンジでプレイ。場内のテンションを引き上げたところで、池本によるダイナミックなドラミングが印象的な「First Light Anthem」、キラーチューン「Cigar Store」を続ける。フロアにはさっそくモッシュやクラウドサーファーが続出した。

庵原将平(Vo, B)(撮影:半田安政[Showcase])

庵原将平(Vo, B)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

4曲を終えると庵原が「どうも、あけましておめでとうございます」と挨拶。多くのファンがひしめき合うフロアを見渡して「やばかね。よく来たね」と感激した様子を見せつつも「特に言うことはないんで」と続け、「submarine」でライブを再開した。

松崎兵太(G, Cho)(撮影:半田安政[Showcase])

松崎兵太(G, Cho)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

池本雄季(Dr, Cho)(撮影:半田安政[Showcase])

池本雄季(Dr, Cho)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

ステージの最前部ギリギリにマイクスタンドを設置した庵原と松崎は、終始ファンの近くでライブを進行する。MCではファンから下ネタなどのヤジが飛び、それに対しメンバーは「アホばっかやな」と冗談で返すなど、和やかな会話を交わしていた。かと思えば、会話の途中で庵原が松崎に向かって「ギター弾かんね?」と声をかけ、松崎が弾き始めたダビーなギターに合わせて「620」を演奏するなど、緩急付けたステージングとグルーヴィなプレイでファンを惹き付け続けていった。

中盤のMCでは庵原が唐突に安室奈美恵の引退について「安室奈美恵さんと対バンしたくてエイベックスにいたんですけど……会いたかった」と言及。同調するメンバーへ「どうする?」と尋ねてから「……曲やろうか!」と言い、激しく「1、2、3、4!」とカウントを始めると、ユルい演奏で「From tiny square room」を届けた。20曲を終えた頃、庵原が「飽きてきました? 疲れてない?」とファンを気遣いつつ「しこたま曲やっていくんで飽きないようにして」とさらに楽曲を演奏する旨を明かし、彼らは庵原が映画「ロード・オブ・ドッグタウン」からインスピレーションを受けて制作したと言う「Departure」、松崎による歌心あふれるギターフレーズが炸裂した「Wall Ride」などを連投した。

「The Heavy Clash」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

「The Heavy Clash」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

また曲間にファンからアニメ「リロ・アンド・スティッチ」の楽曲のロックカバーアルバム「ROCK STITCH」に収録されている「Always」の演奏を求める声が上がると、メンバーは「自分らの曲じゃないから」と断る。しかし庵原が「やろうか」と言い出しプレイを始め、ファンは思わぬ選曲により一層興奮をあらわにしていた。この日、普段と異なるアレンジを随所に織り交ぜ、ファンを楽しませていた彼ら。「Knockin' on the Door」ではメンバー同士で顔を見合わせて松崎が最後のギターフレーズを何度も繰り返してみせ、楽しげに演奏をしていた。最後には庵原が「ワンマンやってよかったです! またどこかで遊んでください」とファンへメッセージを送り、「Set the fire」「Long for the Blue moon」といったメロディアスなナンバーを続けてエモーショナルなムードに包みフィナーレへ。と思いきや、最後には高速ショートチューン「Restart」をドロップするという彼ららしいフィニッシュを迎えた。

アンコールでは庵原が改めて「こんなに人集まると思ってなかったです。感謝します」と短いながらもファンへ感謝の言葉を述べる。そしてバンドは「Movie」「Love and Hate」「BASIC」「Stop the crap」の4曲を5分足らずで届けてワンマンライブの幕を下ろした。

なお「The Heavy Clash」の大阪公演にて、バンドは主催のライブイベント「BLAZE UP NAGASAKI 2018」を6月9日に長崎・ハウステンボスにて開催することを発表した。詳細は追ってアナウンスされる。

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SHANK「The Heavy Clash」
2018年1月16日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. Surface
02. First Light Anthem
03. Cigar Store
04. Wake me up when night falls again
05. submarine
06. MONKEY FUCK
07. Life is...
08. Weather is Beautiful
09. 620
10. Hope
11. Lamp
12. drama queen
13. Feeling for my words
14. Take Me Back
15. Good Night Darling
16. Grimy Window
17. From tiny square room
18. Roots
19. My Special Reason
20. Isn't She Lovely
21. Departure
22. Wall Ride
23. #8
24. TOP WATER
25. Always
26. Knockin' on the Door
27. Honesty
28. It's not a game
29. BOX
30. My sweet universe
31. Set the fire
32. Long for the Blue moon
33. Restart
<アンコール>
34. Movie
35. Love and Hate
36. BASIC
37. Stop the crap

BLAZE UP NAGASAKI 2018 in HUIS TEN BOSCH

2018年6月9日(土)長崎県 ハウステンボス

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ホタテ ギターズ @hotate_guitars

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