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THE YELLOW MONKEY、17年ぶり東京ドームでさらなる前進誓う

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THE YELLOW MONKEY(Photo by KEIKO TANABE)

THE YELLOW MONKEY(Photo by KEIKO TANABE)

THE YELLOW MONKEYが12月9日と10日に東京・東京ドームにてワンマンライブ「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017」を開催した。この記事では10日公演の模様をレポートする。

THE YELLOW MONKEYが東京ドームでライブを行うのは、2001年1月に開催された活動休止前ラストライブ「メカラ ウロコ・8」以来、約17年ぶり。チケットは両日ともソールドアウトし、超満員の観客が4人の熱演を楽しんだ。

開演前、メインステージから伸びるU字型の花道の中央には巨大な卵型のオブジェが鎮座。ステージ横のスクリーンでは開演時刻までのカウントダウンが行われ、ファンの期待を煽った。開演時刻を迎え、オープニング映像に続いて吉井和哉(Vo, G)の「大きな犬小屋へようこそ! Welcome!」という声が響き、場内が大いにどよめく。すると吉井、菊地英昭(G)、廣瀬洋一(B)、菊地英二(Dr)の4人が卵の中から姿を現し、ドーム内に大歓声が響き渡った。

4人はそのまま花道中央のサブステージにて、1曲目「WELCOME TO MY DOGHOUSE」を演奏。インディーズ時代の楽曲を東京ドームの中央で、ライブハウスさながらのシンプルなセットで演奏するという演出にオーディエンスは大いに熱狂する。続いては「パール」を披露し、場内の熱気をさらに上げていった。メインステージへ移動した4人はサポートメンバーの鶴谷崇(Key)が奏でるピアノイントロから「ロザーナ」、さらに「嘆くなり我が夜のFantasy」をエモーショナルにパフォーマンスした。

アッパーチューンで駆け抜けた序盤に続き、4人は「TVのシンガー」をヘヴィにプレイして場内の空気を変えていく。極彩色のライティングの中でサイケデリックな「サイキックNo.9」を披露したあとは「SPARK」へ。超満員のドームに、オーディエンスの「are you ready to spark?」の声が響き渡った。「天国旅行」ではステージ前方に横長のLEDスクリーンが設置され、メンバーの前に砂嵐のような映像が映し出される。哀切なサウンドは徐々に熱量を増していき、間奏以降ではドーム内を無数のレーザー光線が飛び交って観客を圧倒した。「真珠色の革命時代 ~Pearl Light Of Revolution~」では20名のストリングス隊が加わり、楽曲の世界を美しい音色で彩った。

その後メンバー4人は衣装を改め、「Stars」を披露する。ここからは2名の女性コーラスも加わり、さらに厚みのあるサウンドでオーディエンスを楽しませていった。3名のホーンズ隊を加えて始まった「SUCK OF LIFE」のイントロでは吉井がマイクスタンドを振り回し、会場内のテンションを改めて上昇させる。ひとときの熱狂が過ぎると、吉井は初めて東京ドームでライブを観たのが1990年のデヴィッド・ボウイの来日公演だったことを明かし「そのときTHE YELLOW MONKEYはこのメンバーになったばかりで。『こんなデカいところで、絶対無理だ』って思ったよね。でもたくさんのファンに愛されて、(解散前の)最後のライブを東京ドームでやれるなんて思ってなくて。それから17年経って、またここでできて、しかも2DAYS。あの頃の自分に言ってやりたいです、『何も心配ない』と」と語り、大きな拍手を浴びた。

「おこがましいですけど皆さんも未来に希望を持って、信じて進んでください」という吉井の言葉に続いて演奏されたのは「バラ色の日々」。吉井のメッセージに応えるように、観客は大きな歌声を響かせた。ライブ後半では往年の代表曲や再集結後の新曲を連発していく。「太陽が燃えている」「ROCK STAR」で場内の一体感を高めたあと、「MY WINDING ROAD」のイントロでは花道中央に立った菊地英昭の持つフライングVのボディが色とりどりに輝き、大歓声を浴びた。「LOVE LOVE SHOW」は吉井の「世界の、おねえさん!」というセリフから始まる。すると花道には多数の外国人女性モデルが姿を現し、歌いながら悠然と歩く吉井との絡みで場内を沸かせた。

バンドの解散前最後のシングルとなった「プライマル。」と、再集結後最初に発表した楽曲「ALRIGHT」を連続で披露したあと、吉井は昨年の再集結からの活動を振り返りつつ「さらなるチャレンジをしていかなければならないですし、東京ドームもそのミッションの1つです」と今後に対する意気込みを明かし、2018年からはニューアルバムのレコーディングを本格的に行うと発表した。「この2年でやりたいことがどんどん明確になって、イエローモンキーがやるべき音楽はこれだというヒントを得ることができました。日本に今までなかったバンドになっていこうと思います」と吉井が熱く語ると、満員のオーディエンスからこの日一番の拍手が浴びせられた。

「この東京ドームでやるのが個人的に好きな曲をやります」と吉井が紹介したのは「JAM」。赤い照明に照らされながら、4人は熱い演奏を会場中に届けた。いったんメンバーがステージを去ると、場内には最新曲「Horizon」がアニメーション映像とともに流れた。再びメンバーがステージに戻り、ライブはいよいよ終盤戦へ。「SO YOUNG」が高らかに奏でられ、続く「砂の塔」ではスリリングなストリングスの音と広瀬、菊地英二が鳴らすダイナミックなリズムが絡み合い、ドラマチックな音像がドームを満たした。

最後のナンバーは「悲しきASIAN BOY」。ステージ後方の巨大LEDスクリーンには「THE YELLOW MONKEY」のロゴが映し出され、オーディエンスの「YES SIR!!」の絶叫がドーム内にこだました。すべての演奏を終えると、メンバー4人と鶴谷は笑顔で花道を一周し、約17年ぶりの東京ドーム公演を見届けたファンへ感謝を届けた。

THE YELLOW MONKEYは12月28日に福岡・福岡 ヤフオク!ドームにてワンマンライブ「THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ ウロコ・28 -九州SPECIAL-」を開催する。ライブの特設サイトでは開催当日まで28日連続でさまざまなコンテンツを公開する企画「カウントダウン・28」を実施中。

「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017」2017年12月10日 東京ドーム セットリスト

01. WELCOME TO MY DOGHOUSE
02. パール
03. ロザーナ
04. 嘆くなり我が夜のFantasy
05. TVのシンガー
06. サイキックNo.9
07. SPARK
08. 天国旅行
09. 真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution~
10. Stars
11. SUCK OF LIFE
12. バラ色の日々
13. 太陽が燃えている
14. ROCK STAR
15. MY WINDING ROAD
16. LOVE LOVE SHOW
17. プライマル。
18. ALRIGHT
19. JAM
20. SO YOUNG
21. 砂の塔
22. BURN
23. 悲しきASIAN BOY

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