本作は昨年行われたアリーナツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」とホールツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SUBJECTIVE LATE SHOW-」の様子に、関係者の証言や過去の映像などを交えたもの。最初に本作のできあがりについて廣瀬洋一(B)が「丸裸なTHE YELLOW MONKEYと言うか。赤裸々にリアルがドキュメントされているって感じですね。全部出しちゃって」と説明すると、菊地英昭(G)も「舞台挨拶はライブと違って気恥ずかしい」と言いつつも、「(映画で)けっこうなところを見せてるので、もうなんでもアリかなと」と、「オトトキ」で自身をさらけ出していることを明かした。
また吉井和哉(Vo, G)は同作について「皆さん泣きました?」と問いかけ、ファンが頷くと「泣くよねえ。僕、3回泣きそうになった」と告白する。さらに隣に立つ菊地英二(Dr)を指差し「英二さんが助演男優賞だからね」と言い出すと、菊地英二は「主役はこの人! ほかの監督だったら僕らはこの場に立ててないと思う。撮られてることを忘れちゃって。監督には不思議な力があると思う。監督に感謝!」と松永監督を大絶賛。すると吉井が自身の髪型を指差して「僕は監督に心を開きすぎて同じカツラにしましたよ」と冗談を飛ばし、場内の笑いを誘った。そんな松永監督はメンバーとの距離の取り方に悩んだと言い、「入り込まないようにするのが大変だった。メンバーの苦しい瞬間に立ち会ったときに『僕はなんでカメラを回してるんだろう』という気持ちにもなった」と苦労を語った。
司会者から「THE YELLOW MONKEYらしいなと思ったシーンは?」と問われると、菊地英二は「演奏してるときの自分たちはやっぱりバンドだなって思う。THE YELLOW MONKEYじゃないとこういう映像にはならなかったなと」と演奏シーンを挙げる。また菊地英昭は東京・渋谷La.mamaで行われた無観客ライブと回答。その理由を「アリーナであんなにカッコよくライブしてたのに、お客さんがいないと急に“ひゅーん”としちゃって。そこで表情が変わるところがうちららしい」と説明した。
終盤にはマスコミ向けのフォトセッションが行われる。あちこちから目線を求める声がかけられるとメンバーは普段とは異なる場面に大興奮。目線を与える際に記者に向かって「THE YELLOW MONKEYでーす!」と挨拶したり「再結成してよかったー!」と声を弾ませたりと、終始はしゃいだ姿を見せていた。最後に吉井が同作品について「新しい感じのドキュメンタリー映画になってると思います。ロックを仕事にしている、平均年齢50歳の男たちのいろんな葛藤が垣間見えると思います。また映画のキーワードは家族。皆さんで楽しめる映画だと思います」とアピールし、舞台挨拶を終えた。THE YELLOW MONKEYと松永監督はその後行われた映画祭のオープニングイベントにも参加。多くのマスコミやファンが見守る中、レッドカーペットをうれしそうに歩いていた。
「オトトキ」は11月11日に全国の映画館にてロードショー。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
リンク
- 映画『オトトキ』
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
歌謡ロックbot @kayourock
THE YELLOW MONKEY舞台挨拶に大はしゃぎ「再結成してよかった」 #THE_YELLOW_MONKEY https://t.co/2wCOVk3H5Y