宮田和弥、日高央、HEESEY迎えた「GLAM ROCK EASTER」はボラン愛に包まれる

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Rama Amoeba(featuring Mitsuhiro Ishida)が9月16日に東京・東京キネマ倶楽部でライブイベント「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」を開催した。

「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」東京・東京キネマ倶楽部公演の様子。(Photo by NORO KUMI)

「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」東京・東京キネマ倶楽部公演の様子。(Photo by NORO KUMI)

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これはバンドが主催するマーク・ボランの追悼イベント。彼の生誕70周年ならびに没後40年を迎える今年はRama Amoebaとパーカッションの石田光宏(CHEAP STAR、マルコシアス・バンプ)に加えて宮田和弥(JUN SKY WALKER(S))、そして9月13日に発売されたアキマツネオ(Vo, G)プロデュースによるT. Rexのトリビュートアルバム「T. Rex Tribute ~Sitting Next To You~ presented by Rama Amoeba」の参加アーティストである廣瀬“HEESEY”洋一(THE YELLOW MONKEY)と日高央(THE STARBEMS)がゲスト出演した。ライブは1部と2部に分けて行われ、アンコールを含めてマーク・ボラン関連の楽曲群が計28曲届けられた。

SEの「20th Century Boy」がかかると、着席していた観客は大歓声を贈りながらスタンドアップ。バンドはサポートメンバーとしてキーボーディストの三国義貴、コーラスの原田千栄と高仲尚子を迎えて「Telegram Sam」でライブを開始した。「London Boys」「Laser Love」と続けて歌唱しフロアを揺らしたアキマは「GLAM ROCK EASTER! ここにいるみんなと俺たちとで、一生に残るようなライブにしたいと思ってます。今日1日は、マーク・ボランのために」と宣言した。

この日最初にステージに登場したゲスト・日高央は「今日は珍しいことにゲストの中では最年少なんで、楽屋あっためときました」と観客を和ませつつ、アキマのフェイバリットナンバーだという「Solid Gold Easy Action」、そして自身がトリビュートアルバムで歌唱している「The Soul Of My Suit」の2曲を披露。ハンドマイクでオーディエンスを盛り上げながら、熱い歌声を響かせた。

「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」東京・東京キネマ倶楽部公演の様子。(Photo by NORO KUMI)

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1部の最後はアキマと石田光宏によるアコースティックコーナーが用意された。この2人が唯一「GLAM ROCK EASTER」皆勤賞であることを話題に挙げたアキマは「石田はさあ、また来年もやってくれんの?」と質問。これに対し石田は「生きてればやりますよ」とユーモラスに回答していた。彼らはここで、アキマ曰く「アコースティックで一緒に演奏してくれるのは石田だけ」であり“厳しい曲”だというTyrannosaurus Rexのナンバーを届けてオーディエンスを引き込んでいった。

2部でドライブ感のある「Celebrate Summer」やシンプルなロックンロールナンバー「I Love To Boogie」でファンを大いに踊らせたあと、バンドはゲストとして宮田和弥を迎えて「Metal Guru」を披露。アキマとのLINEではなくショートメールのやりとりで出演が決定したエピソードを披露した宮田は「僕らは“20th Century Boy”ですから」と笑い、「20th Century Boy」でアキマがギターを弾く中ハーモニカを吹き鳴らした。

2部の後半からは、清水"Matty"ケンヂに代わって廣瀬“HEESEY”洋一がベースを担当。キネマ倶楽部が大好きすぎて緞帳の色に合わせて衣装を決めたという彼は「節目のイベントに出られてうれしい」と喜びを語り、「裏で1部を聴いてたらどんどんメイクが濃くなっちゃった! 皆さん、メイクをするときはT. Rexを聴いてください!」とうれしそうな表情を見せた。「Light Of Love」から「Zip Gun Boogie」まで5曲を共に演奏しHEESEYを見送ったバンドは再度Mattyを迎え、オレンジの光に包まれる中ラストナンバー「Dandy In The Underworld」をじっくりと演奏した。

「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」東京・東京キネマ倶楽部公演の様子。(Photo by NORO KUMI)

「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」東京・東京キネマ倶楽部公演の様子。(Photo by NORO KUMI)[拡大]

アンコールはマーク・ボランとデヴィッド・ボウイによる幻のコラボ曲「Sitting Next To You」でスタート。アキマはトリビュートアルバムを作る決意をくれたというこの曲を、宮田と共に歌い上げていく。さらにステージには日高とHEESEYが再登場し、出演者と観客による「Hot Love」の大合唱が広がった。鳴り止まない拍手によって行われたダブルアンコールの「Get It On」では日高、宮田、HEESEYが肩を組みながら同じマイクで歌ったり、アキマがタンバリンでギターを弾いたりとお祭り騒ぎに。場内がマーク・ボラン愛であふれる中ライブは大団円を迎える。最後にアキマは「ありがとう! また来年!」とファンに次回開催を誓っていた。

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「~マーク・ボラン追悼~ GLAM ROCK EASTER Vol.31」2017年9月16日 東京キネマ倶楽部 セットリスト

第1部

01. Telegram Sam
02. London Boys
03. Laser Love
04. Jeepster
05. The Slider
06. Solid Gold Easy Action
07. The Soul Of My Suit
08. Teenage Dream
09. Blessed wild apple girl(アコースティック)
10. The Throat Of Winter(アコースティック)
11. A Day Laye(アコースティック)
12. Mustang Ford(アコースティック)
13. Cosmic Dancer(アコースティック)

第2部

01. Children Of The Revolution
02. Dreamy Lady
03. Celebrate Summer
04. I Love To Boogie
05. Metal Guru
06. 20th Century Boy
07. Light Of Love
08. New York City
09. Cadillac
10. The Groover
11. Zip Gun Boogie
12. Dandy In The Underworld
<アンコール>
13. Sitting Next To You
14. Hot Love
<ダブルアンコール>
15. Get It On

「T.Rex Tribute ~Sitting Next To You~」発売記念TOUR

2017年9月30日(土)愛知県 ell.SIZE(ワンマンライブ)
<出演者>
Rama Amoeba

2017年10月1日(日)大阪府 knave(ワンマンライブ)
<出演者>
Rama Amoeba

2017年10月20日(金)福岡県 LIVE HOUSE CB
<出演者>
Rama Amoeba / TEENAGE NEWS / KING BEE / The Rustic One Nights

2017年10月21日(土)福岡県 LIVE HOUSE CB
<出演者>
Rama Amoeba / 鶴川仁美's BLOW(ゲストギタリスト:西宗岳志) / DAZ Zeppelin

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