LinQが大石、瀬戸、姫崎の卒業公演開催「私を応援してくれる人がいてくれて本当に幸せ」

LinQが昨日8月19日に福岡・天神ベストホールでワンマンライブ「LinQ第1034回 大石芽依、瀬戸楓、姫崎愛未 卒業公演『POWER』」を開催。この公演をもって大石芽依、瀬戸楓、姫崎愛未の3人はグループを卒業した。

ライブは「ONE FOR ALL FOR ONE」でスタート。ステージにはリハビリ中の天野なつも医師の許可を得て出演し、全21名のメンバーが5月の東京・中野サンプラザ公演以来ひさしぶりに勢ぞろいした。「Supreme」「ウェッサイ!!ガッサイ!!」を歌い終えたのち、副リーダーの原直子が「私たちがデビューして一番最初に披露した曲です」と挨拶し、彼女たちはデビュー曲「ハジメマシテ」をパフォーマンス。「LinQuest ～やがて伝説へ…」のあとには、年少メンバーのユニット・LinQ Qtyと年長メンバーからなるLinQ Ladyの曲が交互に披露された。

さらに卒業する姫崎愛未が、一番自分らしい曲として桜愛美、坂井朝香と共に「CHIKU-TAKU」を歌唱。瀬戸楓は卒業した深瀬智聖と一ノ瀬みくからバトンを渡された曲「マイ・フェイバリット・ソング」を大庭彩歌とデュエットし、大石芽依は家族以上に長い時間を過ごしたMYUとのMEIMYUコンビによる「笑顔にLinQ」を歌った。

そして卒業する3人がステージにそろい、瀬戸楓は「研究生を含めて約3年間という短いアイドル人生でしたが、LinQに入った当初は覚える曲も多くて、毎週末の公演に向けて1週間に何曲も必死で覚えて、それが私の今の自信につながっているのかなと思いました。こうして皆さんに来ていただいて、こんなに私を応援してくれる人がいてくれて本当に幸せなことだなと思いますし、私はこのLinQで芸能界引退を発表することができてうれしく思います」と挨拶。

LinQでのデビュー時にまだ12才だった大石芽依は「当時は何も知らない田舎者で右も左もわからなかったし、気も弱くてダンスも踊れなくて。その私がここまでダンスが大好きになって目立つ位置もいただいたりできたのは振り付けのSO先生と、いつもやさしいメンバーがいたから。そして私がここまで来れたのは皆さんが応援してくださったからだと思ってます。明日から、6年間毎日あった日常がなくなるのは少し寂しいですし、ファンの皆さんと会えなくなるのは不安ですけれど、私はここで得たことと、ステージから見える皆さんの笑顔を絶対に忘れないですし、6年間学んだことを大事にしてがんばっていきたいと思います」と、メンバーとファンへ感謝の思いを語った。

最後に挨拶した姫崎愛未は「LinQで6年半ずっと活動させていただいたのですが、こんな歳まで皆さん温かく見守ってくださって、本当にこの6年半思い返しても楽しい思い出ばかりで。そのたびに思うのは、皆さんがいてくださったから楽しかったって言えるなあと。私と仲よくしてくれて本当にありがとうございました。卒業というと悲しさやお別れというイメージですけれど、これから新しいLinQも始まるわけですし、私もどこかで生きていますから、前向きに捉えて、ライブが終わっても明るい気持ちで帰っていただきたいと思います」と、会場に集まったファンに呼びかけた。

挨拶のあと再び全メンバーが登場し、「ゴーイング マイ ウェイ！」「FRONTIER」「HANABI!!」を披露してライブは一旦終了。会場に詰めかけたファンからアンコールを求める「替え玉」コール（アンコール）を受けて再びステージに現れたメンバーは、最後に「One love～キミへの贈り物～」「for you」の2曲を披露した。その後に卒業セレモニーが行われ、メンバーとファンからのプレゼント、そして事務所からの「ファミLinQ」任命証が卒業する3人に贈られ、2時間を超える卒業公演は終了した。

なお、新生LinQは神奈川・横浜アリーナで行われる「@JAM EXPO 2017」の8月26日の公演でお披露目ライブを実施。9月9日から「ロード・オブ・ザ・リンク～LinQ第2章 虹の架け橋～」と銘打った全国ツアーをスタートさせる。