これが「ウチらの夏物語」！ベッド・イン、東名阪ワンマンで夏おマンキツ

8月3日に東京・渋谷CLUB QUATTROでベッド・インのワンマンおギグ「ウチらの夏物語～東名阪ワンマンおギグツアー2017～」が開催された。

東名阪を巡るワンマンとして「ウチらの夏物語」をスタートさせ、昨日8月9日に大阪・FANJ twiceでファイナル公演を行ったベッド・イン。この記事ではツアー初日となった東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の模様をレポートする。

この日ベッド・インはバックバンド・パートタイムラバーズと共に登場したのち、開放感あふれるサマーチューン「Summer Dream」でライブをスタートさせた。おなじみ“フワフワ”コールがフロア中に飛び交った「♂×♀×ポーカーゲーム」の演奏を終えると、益子寺かおり（Vo）と中尊寺まい（Vo, G）は「世界でいちばん、熱い夏じゃない？」「そうそう。ウチらは一番、キツい……チツなんだけどね……！」「ヨッ！夜の鉄骨娘！」と際どいトークを交えて「ウチらの夏物語」の開幕を宣言。アッパーな「GOLDの快感」のほか、「GIVE ME! ～哀・してる～」「POISON～プワゾン～」といったムーディな楽曲でライブを演出していった。

中盤ではもはや貫禄を感じさせるスペネット北岡の物販紹介ののち、ワンマン恒例のソロコーナーへ。まいによる森高千里「私がオバさんになっても」カバーでは「ちゃんまいがオバさんになっても」と歌詞を変更して歌唱されたほか、「ギルガー？ メッシュー！」「A女？ E女ー！」といったバブリーなコール＆レスポンスが行われるシーンも。さらにおっぱいが棒に当たってしまうリンボーダンスで性徒諸クン（ファンの総称）を魅了していった。続くかおりはプロレスラー・大仁田厚そっくりの“かお仁田厚”としてX「Wild Thing」を熱唱。大仁田の入場曲であるこのナンバーの途中、かおりは客席に毒霧をお見舞いしつつ、手作りの真鍋由元テレビ朝日アナウンサーの人形を持ち出して「大仁田劇場」のようなバイオレンスなパフォーマンスを繰り広げる。そして「これが俺の生き様じゃー！」と気合いを込めた咆哮で自身の出番を締めくくった。

メンバー同士のMCで場を和ませたパートタイムラバーズは、この日ZIGGY「GLORIA」をカバー楽曲にセレクト。過去のソロコーナーではポリネシアン・キヨII世（G）がメインボーカルを務めてきたが、今回はサビでキヨ様、アダムタッチ高橋（B）、スローセックス石島（Dr）、舐める派JAPAN（Key）が交代でボーカルを担当するというコンビネーションスタイルを展開した。さらに今回はベッド・インとパートタイムラバーズで「Night Birds」「Return to Myself」「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」「ふたりの夏物語」といった夏の名曲をメドレー方式でカバー。この日“筆下ろし”よろしく初披露となった新曲「CO・CO・RO グラデーション」、かおりが「『クンピ色もっとください』って子犬のような目をして言いな！」「なんでにやけてんの？ ちゃんと懇願してちょうだい……」とサディスティックに煽った生着替えを挟み、エモーショナルにフロアを湧かせた「SEXY HERO」「限界LOVERS」で本編は終了した。

マンコール冒頭、まいとかおりは今年に入ってからの活動を回想していく。まいは小学生時代から憧れてきたという西川貴教（T.M.Revolution）の配信番組「西川貴教のイエノミ!!」、かおりも小学生時代から憧れてきたバンド、PENICILLINのHAKUEIが出演する番組「ニコびじゅ」で共演を実現。互いのルーツやインスパイアについて語り合いつつ、夢を“MORI MORI”に叶えてくれた性徒諸クンに感謝の言葉を掛けた。そしてフロアがカラフルなジュリ扇で覆い尽くされた「男はアイツだけじゃない」、ダンサー・ベッドメイキングガールズとハイテンションなパフォーマンスを繰り広げた「C調び～なす！」で東京公演を終えた。

ベッド・インは9月6日にニューシングル「CO・CO・RO グラデーション」をリリース。12cm CDと8cm CDの2種類の仕様で発売され、ジャケットアートワークが昨日公開された。