ライブDVD「Cut Five」は1月に東京・めぐろパーシモンホール 大ホールで開催されたワンマンライブ「空から降ってくる vol.9 劇場編」の模様を全曲収めたもの。このイベントは招待制で、タワーレコード渋谷店、新宿店、池袋店、秋葉原店、横浜ビブレ店のいずれかで「Cut Five」を予約購入し応募した人の中から、抽選で170名が招待された。
スクリーンでDVDの先行上映が終了したのち、メンバー3人と聞き手が舞台に登壇。波多野裕文(Vo, G)が編集時に細かく指示して自分のニヤケ顔をすべてカットした話や、山口大吾(Dr)が「昏睡クラブ」で演奏した、押すと鳴くゴム製のニワトリのおもちゃにまつわるエピソードなどを語り、会場に集ったファンを笑わせた。映像化される日のライブとそうでない日のライブで気の持ちようが違うのかと質問を受けると、波多野は「ライブが始まると夢中になって忘れてしまうので関係ない」と回答。山口が「でも必要以上に鏡を見るよね」と振ると、福井健太(B)は「鏡は見ないけど、ステージでどう見られるかの角度にはこだわる」と話し、これを受けて山口は、マンガ「東京喰種トーキョーグール」の作者・石田スイが描き下ろしたアーティストビジュアルでも福井が独特の角度で描かれていることを指摘した。
映像化されたライブの演奏が自分たち的にどうだったかという質問では、山口は「手応えはあったけど課題も多かった。初日だから会場の感じもつかめてないし、ホールはドラムの音作りがシビアなので」と回答。冬だったのでゴム製のニワトリのおもちゃが冷えて固くなり演奏が難しかったこと、ニワトリにホッカイロを貼る案があったが見た目の問題で却下したことを明かした。波多野はDVDのおすすめポイントとして「音源化される前の新曲が聴けるところ」を挙げ、福井も「あそこからまたアレンジが変わってる」と説明。山口は「音源もぜひ期待してほしいです」と語った。さらにDVDの見どころについて聞かれると、波多野は「特典映像の『ダイゴマンが行く! ~空から蕎麦が降ってくる~』が面白いですね」と回答。福井は「角度」、山口は「前作『Cut Four』と比べてパッパッパッと次の曲に行くから、疲れないで何回も観れると思います」とそれぞれ答えた。
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