[小田和正] オフコース初期名作をダウンロード

2007年6月28日 12:21 1 音楽ナタリー編集部

小田和正、鈴木康博らが所属したグループ「オフコース」の東芝EMI在籍時のアルバム13枚が、6月27日よりiTunesStoreほか各種音楽配信サイトにて順次ダウンロード販売されることになった。

小田和正とは？

高く澄んだ声によるメランコリックなラブソングで幅広い世代から支持を集めるシンガーソングライター。1970年、フォークグループ「オフコース」のボーカルとしてデビュー。「さよなら」「Yes-No」「言葉にできない」などのヒット曲を数多く世に送り出した。1989年のオフコース解散後はソロ活動を展開。1991年にドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」でミリオンを達成し、ヒットメイカーとしての評価を確実なものとした。2002年に発表したベストアルバム「自己ベスト」は累計250万枚以上の大ヒットを記録。2007年4月にソロ24枚目となるシングル「ダイジョウブ」をリリースしている。

写真は1stアルバム「僕の贈り物」ジャケット。なお、この時期の作品は2005年に紙ジャケ・リマスター盤として復刻されている。「SongTown」のDiscographyページでは試聴音源や解説も用意されているので、気になる人はまずこちらをチェックしよう。

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「Back to the original」と題された今回のダウンロード配信シリーズ。第1弾としてリリースされたのは、1stアルバム「オフ・コース１／僕の贈り物」、2nd「この道をゆけば　オフ・コース・ラウンド２」、ライブアルバム「秋ゆく街で　オフ・コース・ライブ・イン・コンサート」の3枚。

この3作品と3rdアルバム「ワインの匂い」までの4枚のアルバムは、小田・鈴木によるデュオ編成「オフ・コース」として制作されたもの。ビーチ・ボーイズなどの影響も色濃い多重録音によるコーラスワークは「和製ソフトロック」としても捉えられ、当時の活躍を知らない若いリスナーからも高い評価を集めている。キリンジなどにも通じるポップなエッセンスは現在のJ-POPシーンにも通用するものばかりだ。

また、「秋ゆく街で」に収録されたマーヴィン・ゲイ「WHAT'S GOING ON」や、ビートルズ、カーペンターズなどの楽曲をメドレー形式で披露したカバー作品は、原曲のファンも驚きのハイクオリティな演奏やコーラスが楽しめる内容となっている。

次回の配信は7月25日より。中～後期の大ヒット作や小田和正のソロワークしか聴いたことのない人は、ぜひこの機会に初期の作品に触れてみよう。