5月19日に東京・東京キネマ倶楽部にて
「シネマのキネマ」はcinema staffが昨年11月に立ち上げた、後輩バンドをゲストに迎えてライブを繰り広げるイベント。2回目の開催となった今回の公演にはcinema staffのほかに
トップバッターを務めたPELCAN FANCLUBは、5月10日発売の1stアルバム「Home Electronics」のオープニングトラック「深呼吸」でイベントの幕開けを飾る。続けて「Night Diver」「Dali」を披露した4人は、エンドウアンリ(Vo, G)の「心からの愛と心からのリスペクトを込めて、cinema staffの曲を1曲コピーします」という言葉から、cinema staffの「奇跡」を演奏。会場を大いに盛り上げた彼らは、メロディアスなナンバー「花束」でパフォーマンスを終えた。
2番手のSHE'Sは「Un-science」とアップテンポな「Freedom」を立て続けにプレイ。MCでは井上竜馬(Vo, Key, G)が「大阪から来たので一発ギャグをやろうと考えてましたが、僕たちを初めて観る人もいるだろうしやめました」と話し、メンバーはそれぞれ岡田圭右(ますだおかだ)や三瓶のギャグをやる予定だったことを明かした。軽快なトークで観客の笑いを誘った4人は井上がアコースティックギターを弾く「Over You」を経て、エモーショナルなナンバー「Ghost」を投下。服部栞汰(G)による迫力のギターソロでオーディエンスを圧倒した。
続くAge Factoryは1曲目に「Yellow」を演奏したのち、清水エイスケ(Vo, G)の「踊れ!」という叫びと共に「金木犀」「Puke」といった激しいナンバーを次々に届けていく。その後清水が「東京っていう街は夜と昼と朝の境目が明確になくて、だいたい人がいて、孤独がないような場所だと思います。夜の曲を1曲」と語ると、彼らは「Night Bloomer」をパフォーマンス。さらに「left in march」でフロアの温度を一気に上昇させた3人は、金曜日の夜に開催された本公演にちなんで「金曜夜には」と歌う「ロードショー」を汗だくになりながら熱演した。
トリを務めたcinema staffは三島想平(B)の「cinema staffです、最後までよろしく!」という雄叫びから「AMK HOLLIC」でライブをスタートさせると、「西南西の虹」や5月17日発売のニューアルバム「熱源」の収録曲「返して」などを連投。MCでは飯田瑞規(Vo, G)が「どのバンドがいいかすごく考えて、最高なバンドを呼びたいなと思ってこの3組を呼びました。すごく感謝してます」とこの日のゲスト3組にお礼を述べた。そして三島が「先輩が負けてるわけにはいかないので、後半戦ぶちかまして先輩の貫禄を見せつけますよ」と宣言して「pulse」で力強いベースを響かせ、彼らは「theme of us」でライブ本編を締めくくった。
アンコールでは久野洋平(Dr)が「それぞれ発見や喜びがあってすごくいいライブだったと思います」とイベントの感想を語ったほか、10月14日に東京・日比谷野外大音楽堂で開催するワンマンライブ「two strike to(2) night ~万感の日比谷編~」について告知。最後にcinema staffの4人は「僕たち」を演奏し、辻友貴(G)は激しく体を動かしながらギターをかき鳴らしてファンを熱狂させた。
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cinema staff「シネマのキネマ」
2017年5月19日 東京キネマ倶楽部 セットリスト
PELICAN FANCLUB
01. 深呼吸
02. Night Diver
03. Dali
04. 奇跡(オリジナル:
05. 記憶について
06. 花束
SHE'S
01. Un-science
02. Freedom
03. Over You
04. Ghost
05. 遠くまで
Age Factory
01. Yellow
02. 金木犀
03. Puke
04. Night Bloomer
05. left in march
06. ロードショー
cinema staff
01. AMK HOLLIC
02. 西南西の虹
03. 返して
04. warszawa
05. pulse
06. エゴ
07. theme of us
<アンコール>
08. 僕たち
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