この公演は秦のデビュー10周年を記念して行われたもので、彼にとって初めてのスタジアムワンマンライブ。当日は「All Stars Pieces」と銘打たれたバンド編成と、「GREEN MIND」と銘打たれたアコースティック編成の2部構成で、合計29曲が披露された。
「All Stars Pieces」で秦は、皆川真人(Key)、弓木英梨乃(G)、鈴木正人(B)、あらきゆうこ(Dr)からなるバンドメンバーと共にパフォーマンス。彼らは会場にちなんで、横浜DeNAベイスターズのユニフォームを着用し、ウグイス嬢に呼び込まれてステージに登場した。秦はキーボードのみを伴奏に「水彩の月」をしっとりと歌い上げたのち、「1段さらに厚い音を」との説明から佐藤帆乃佳ストリングスを招いて「Halation」「花咲きポプラ」を演奏する。また横浜DeNAベイスターズのキャラクター、スターマン&キララが登場し、秦がリリーフカーでスタジアムを1周しながらダンスレッスンした後に始まった「スミレ」では、2万5000人の観客が秦と共に揃いの振り付けを楽しんだ。
第2部「GREEN MIND」では、ギター1本のみの伴奏に乗せた「アイ」やボサノバアレンジが施された「シンクロ」などが届けられる。すっかり日が落ちたこともあり、「Dear Mr.Tomorrow」や「グッバイ・アイザック」ではプロジェクションマッピングによる演出も。観客は秦の歌声のみならず、1部とは異なる幻想的なムードにも酔いしれていた。「この10年間、たくさんの曲を作り、たくさんの歌を歌ってきました。その中でも一番多くの人たちに歌ってもらったと思う曲『ひまわりの約束』を、今日はみんなに一緒に歌ってほしい」との言葉に続き始まった「ひまわりの約束」では、プロジェクションマッピングで大量のひまわりが映し出され、会場には大合唱が響き渡った。
アンコールで秦は「日中は暑い中、夜は寒い中ありがとうございました。10年間音楽を続けていたから、みんなと音楽を通じてつながっていられるんだと思います」とファンへ感謝を述べる。そして演奏された「70億のピース」では観客が携帯電話のライトをかざし、感動的なムードに包まれる中、ライブはフィナーレを迎えた。
なお、この日の模様は6月25日(日)にWOWOWで放送される。
秦基博「HATA MOTOHIRO 10th Anniversary LIVE AT YOKOHAMA STADIUM」
2017年5月4日 横浜スタジアム セットリスト
第I部:All Stars Pieces
01. 今日もきっと
02. SEA
03. キミ、メグル、ボク
04. Girl
05. 虹が消えた日
06. 水彩の月
07. プール
08. 青
09. Halation
10. 花咲きポプラ
11. スミレ
12. スプリングハズカム
13. 言ノ葉
14. 水無月
第II部:GREEN MIND
15. アイ
16. シンクロ
17. Sally
18. 嘘
~Movie~ Theme of GREEN MIND
19. 未発表曲(タイトル未定)
20. Dear Mr.Tomorrow
21. 風景
22. グッバイ・アイザック
23. Q & A
24. 透明だった世界
25. 朝が来る前に
26. ひまわりの約束
27. 鱗(うろこ)
<アンコール>
28. 月に向かって打て
29. 70億のピース
WOWOWライブ「秦基博 10th Anniversary LIVE AT 横浜スタジアム」
2017年6月25日(日)19:30~22:00
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リンク
- 秦 基博 Official Web Site
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#くらだしベイスターズ @kuradasbaystars
今さらながら今年のdiana&マスコットステージで観てみたかったのが、
5/4のハマスタ秦基博さんライブでスターマン&キララが踊った「スミレ」の再現。
まあ、あくまでも個人的な願望でしたし、不満はありませんが(^^)
https://t.co/KdiLsTSGR9