sora tob sakana、全曲バンド編成でファン魅了「これからもいい音楽を届けます！」

昨日4月30日に東京・LIQUIDROOMにてsora tob sakanaのワンマンライブ「月面の音楽隊」が開催された。

sora tob sanakaは今回の公演で初の全曲バンドセットによるライブを披露。グループの音楽プロデューサーを務める照井順政（G / ハイスイノナサ、siraph）のほか、松下マサナオ（Dr / Yasei Collective）、中西道彦（B / Yasei Collective）、佐藤香（Per / ハイスイノナサ）、森谷一貴（Key / ハイスイノナサ）、オータケコーハン（G / LAGITAGIDA、sajjanu、あらかじめ決められた恋人たちへ）、小西遼（Key / CRCK/LCKS）と共に全14曲をパフォーマンスし、ファンを楽しませた。

スクリーンに映し出されるオープニング映像に合わせてバンドが演奏を展開する中、4人は白い衣装を身にまとってステージに登場。「sora tob sakana、始めます」と呟くと、4月発売のCD「cocoon ep」のリード曲「ribbon」からライブをスタートさせた。さらにアップテンポなナンバー「夜空を全部」を届けた彼女たちはメンバーとバンドの紹介を挟んで、「Summer Plan」を披露。続く「My notes」では「s、o、r、a、sora tob sakana！」、「帰り道のワンダー」では「帰り道！ 回り道！ 獣道！ 迷い道！」というコール＆レスポンスでフロアを盛り上げた。

グッズ紹介を経て4人はスローテンポな「おやすみ」と、神崎風花が「バンドでできてうれしかった」と語る「まぶしい」を歌唱。「広告の街」ではスクリーンの映像と一体となったパフォーマンスでファンを魅了した。さらに彼女たちは「夢の盗賊」とメンバーがそれぞれソロダンスを繰り広げる「夜間飛行」を熱演したのち、間奏で照井によるギターソロが炸裂する「夏の扉」を投下。風間玲マライカが「私たちsora tob sakanaはこれからも皆さんにいい音楽を届けます！」と宣言し、ライブ本編を終えた。

アンコールでは照井が「こんなに盛り上がるライブをやったのは人生初めてかもしれない」と興奮気味に話し、「当初描いてた夢に段々と近づいてる感じがします。次の構想も考えてるし、まだ作りたい曲もあるので、今後ともよろしくお願いします」とファンに向かって挨拶。「新しい朝」が披露されたあとには、風間が「去年のワンマンライブで『売れたい』って言っちゃったんだけど、今回のライブを通してすぐ売れてもつまらないなって思いました。山あり谷ありの活動をしていけたらいいなと思います。谷っていうのは下がるっていう意味じゃなく、困難に立ち向かうって意味です」と力強く語り、場内からは歓声が上がった。そしてメンバーとバンドは感動的なナンバー「透明な怪物」を届け、「クラウチングスタート」でワンマンライブの幕を閉じた。

なおsora tob sanakaは6月4日に東京・TSUTAYA O-nestにてMaison book girlとのツーマンライブ「sora tob sakana presents. ～月面の扉～」を実施する。7月16日には東京・LIQUIDROOMで開催されるピエール中野（Dr / 凛として時雨）の主催イベント「ピエールフェス 2017」に出演。翌17日には東京・WWW Xにてグループの結成3周年記念ライブを行う。