ゆるめるモ！×ミオヤマザキのツーマンで「ヘドバンはセックス！」

ゆるめるモ！が主催するツーマンライブイベント「バトルニューニュー（BATTLE NEW×NEW!）」の第14回が、ミオヤマザキをゲストに迎えて4月22日に東京・東京キネマ倶楽部にて開催された。

電話の着信音が流れた後で「ミオヤマザキです、始めます」とmio（Vo）が言い、まずはミオヤマザキのライブがスタート。彼女は1曲目「メンヘラ」からヘッドバンギングとシャウトで会場を盛り上げる。「婚活ハンター」ではフロアにタオルが舞う中「元気が足りねえんじゃねえか？ しっかりやれよ！」とmioが客席に水をかけ、「バカアホドジマヌケ死ね」ではmioが「ゆるヲタ（ゆるめるモ！ファンの総称）のみなさんは激しいって聞いてたけど、激しくないですね。ミオラー（ミオヤマザキファンの総称）も本気見せろよ」と煽った。その言葉に応えるようにヘッドバンギングをより激しくするオーディエンスを見て、mioは「ヘドバンはセックスと同じ。一度やったらやめられなくなる。よくできました」と褒めた。終盤は「次は童貞の歌を歌います。童貞手を挙げろ」という彼女の声に誘われて童貞コールが起こり、「童貞ハンター」がスタート。ラストに「山崎美央」でライブが締めくくられた。

ゆるめるモ！はこの日、くるりのサポートギタリストである松本大樹（G）、ベーシストのshioRi（B）、ROCK'A'TRENCHのオータケハヤト（Dr）という、先日終了した東名阪ツアーでバックバンドを務めた3人に加えて、この日初めて演奏に参加するギタリストの告井孝通を従えてライブを実施。下手のサブステージから登場したメンバー4人は階段を降りつつ1曲目「スキヤキ」を歌い、「震えて甦れ」ではあのがギタープレイを披露した。MCではメンバーがミオヤマザキに対する礼を述べたのち、けちょんが「ヘドバンはセックス！」とmioのMCをうれしそうに引用。ようなぴが「ミオさんがすごく熱いライブみせてくれたので、私たちは静かに込み上げる力強さを見せたい」と言い、続く「もっとも美しいもの」を静かに歌い上げた。「孤独な獣」ではオーディエンスが大合唱。ラストに「虎よ」「Only You」を連発して彼女たちはステージを去った。

アンコールに応えてメンバーが登場すると、6月発売のミニアルバムを引っさげて行う夏ツアーに、愛知、香川、福岡の3公演が追加されること、そして次回の「バトルニューニュー（BATTLE NEW×NEW!）」が6月11日に東京・新宿LOFTで、ミソッカスを対バン相手に迎えて開催されることが明かされ、客席から歓声が上がった。最後に披露されたのはロックにアレンジされた「夢なんて」。ゆるめるモ！のメンバーが「今日出演していただいた、ミオヤマザキのドラムのHang-Changさんです！」と紹介すると、Hang-Changは客席から登場し、そこでゆるめるモ！のライブを観ていたことを明かした。彼女たちは最後にほかのミオヤマザキのメンバーを呼び込み、全員で記念写真を撮影。ハイテンションな対バンは幕を閉じた。