清水エイスケ(Vo, G)、西口直人(B)、増子央人(Dr, Cho)の3人はステージに姿を現すと各々に楽器をかき鳴らす。ノイジーなサウンドの中、清水が「1月29日、Age Factory、初めてのワンマンライブ東京、よろしくお願いします!」と声を張り上げ、3人は最新アルバム「LOVE」から「Seventeen」「疾走」を連投。増子の繰り出す疾走感あふれるビートに乗せ、西口は長い髪の毛を振り乱して骨太のベースラインを奏でる。清水は叫ぶように歌唱を続け、中指を立てて噛み付くように歌う場面もあった。
激情的な前半から一転、リバーブを効かせたギターが場内を幻想的に染め上げてから始まったのは「海を見たいと思う」。薄青い照明がステージを彩り、3人はしっとりと同曲を届ける。さらに新曲「left in March」も披露するなど、バンドは新旧の楽曲をたっぷりと演奏していった。
MCで3人は「東京でワンマンライブができるってのは感慨深い」「うれしいねえ」と口々に喜びを語る。続けて東名阪すべてがソールドアウトとなった今回のツアーを振り返り、清水が「今までよりも待っててくれる人がいる感じがしてうれしかった」と感想を述べた。中盤にはサポートギタリストとして有村浩希を呼び込み、4人編成で「Yellow」「Night Bloomer」「Mother」「さらば街よ」の4曲を丁寧に届けた。
「Tours」の演奏後に、清水が「音楽で『壊そう』と思ってたけども、最近は作っていくような感覚の中でやってることに気付きました。壊して作って、誰もが誇りに思えるようなバンドに、絶対なってやろうと思います。ここに来た全員が、いずれ今日を誇りに思えるようなバンドに絶対になってやる」と決意を語る。そして「今日という日に終止符を」と告げるとバンドは最後に「My end」をプレイしてステージを去った。
Age Factory「MY WAR」
2017年1月29日 TSUTAYA O-Crest セットリスト
01. Seventeen
02. 疾走
03. NOHARA
04. 金木犀
05. 真空から
06. プールサイドガール
07. Puke
08. 海を見たいと思う
09. left in March(新曲)
10. Yellow
11. Night Bloomer
12. Mother
13. さらば街よ
14. ロードショー
15. 君、想ふ頃
16. Tours
17. My end
<アンコール>
18. Veranda
19. グリーングリーン
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
「ここに来た全員が誇りに思えるようなバンドに」Age Factory、ワンマンで宣言 https://t.co/dyg5NuOR16 https://t.co/pIC88YT1GF