Juice=Juice「LIVE MISSION 220」集大成の武道館で25曲熱唱

Juice=Juiceが11月7日に東京・日本武道館にて単独公演「Juice=Juice LIVE MISSION FINAL at 日本武道館」を実施した。

これは2015年6月からJuice=Juiceが開催してきた全国ライブツアー「Juice=Juice LIVE MISSION 220」の最終公演として行われたもの。グループにとって初の武道館単独公演となるこの日の会場には数多くのファンが駆け付け、彼女たちの晴れ舞台を見守った。

オープニングアクトとして登場したつばきファクトリーが「独り占め」で会場を温めた後、スクリーンにはライブ直前のJuice=Juiceを中継する映像が映し出される。本番直前で緊張した面持ちを見るた彼女たちは、SEが鳴るのを合図にステージへと入り、1曲目「選ばれし私達」でライブをスタートさせた。Juice=Juiceのメジャーデビュー曲「ロマンスの途中」歌唱時には、メンバーの合図に合わせてオーディエンスが一斉に手拍子を入れ、ライブ序盤から早くも会場のボルテージは最高潮に達していた。

ノンストップで4曲歌い終えたところで最初のMCへ。金澤朋子が感慨深そうに「ついにこの日がやってきた」と語ると、ファンは大歓声で彼女たちを歓迎。MC後に披露された「未来へ、さあ走り出せ！」では5人が花道に駆け出し、会場の中央に用意されたセンターステージでエネルギッシュな歌とダンスを観客に届けていく。昨年5月から行われてきたライブツアー「Juice=Juice LIVE MISSION 220」を振り返る映像が上映されたあとには、最新シングルの表題曲「Dream Road～心が躍り出してる～」を歌唱。さらにまだCD化されていない新曲「Goal～明日はあっちだよ～」を続けざまに歌い、グループの最新のモードをオーディエンスに見せつけていった。

ライブ中盤にJuice=Juiceがドラマ「武道館」に出演した際に演じていた架空のユニット・NEXT YOUとして「Next is you!」「大人の事情」の2曲を届けると、ファンは待ってましたと言わんばかりに盛大なコールを繰り広げて彼女たちに声援を送った。長めのMCでそれぞれがソロのダンスを披露したダンストラックの話題になると、メンバーは高木紗友希の決めポーズがもう一度観たいと提案。高木は四つん這いになる個性的なポーズを聴衆の前で改めて披露しながらも「なんで本番でこんなことやらせるの！」と言い放ち、会場中の笑いを誘った。

MC後は「明日やろうはバカやろう」から「GIRLS BE AMBITIOUS」「伊達じゃないよ うちの人生は」といった楽曲を立て続けに歌い上げ、ラストスパートへ。本編最後の曲「KEEP ON 上昇志向!!」ではメンバーの動きに合わせて一斉にペンライトが振られ、一体感のあるパフォーマンスが繰り広げられた。

アンコールではメンバーがファンに向けて感謝の気持ちを述べていった。宮本佳林は「今日は涙を流さない」と言っていたものの、目を潤ませながら「感謝の気持ちをパフォーマンスで伝えられるようになりたいです。パフォーマンスで信頼関係を築いていけるように、前を向いて歩いていきたい」と自身の思いを打ち明けた。リーダーの宮崎由加は「220公演をやるってなって、皆さんに心配をかけたことも多かった」と武道館公演までの道のりを振り返りつつ、「背中を押してくださる皆さんがいたから、私たちはこうやって夢を叶えることができました。これからもJuice=Juice大好きでいてくれますか？」と発言。客席から盛大な歓声が上がる中、5人は「続いていくSTORY」をオーディエンスにプレゼントした。ダブルアンコールでの「Wonderful World」では客席からも歌声が上がり、会場にシンガロングが響きわたる。5人は笑顔で客席を見渡し、計25曲を歌い上げて武道館公演をフィナーレに導いた。