9月16、17日に
最新アルバム「May Dream」を引っさげ、5月より全国でライブを行ってきたaiko。この記事ではツアーファイナルにあたる9月17日公演の模様をレポートする。
ステージの幕が開くと、舞台中央の高台に上がるaikoにスポットライトが当たり、「何時何分」からライブがスタート。彼女はアップテンポな「プラマイ」「どろぼう」を歌いながらステージから花道まで移動し、ファンのテンションをどんどん上げていった。
「milk」の演奏を終えると、aikoはオーディエンスとの“乾杯コール”を交えつつ、前日の公演終了後に会場近くにあるタワーレコード渋谷店前にいたファンに声をかけたことを明かす。会場にはそのファンも訪れており、客席でうれしそうに感謝の言葉を述べていた。
またaikoは最新シングル収録のメロウなナンバー「微熱」をオーディエンスに届けたあと、「すごい緊張した……」と心情を打ち明けた。このMCで彼女は、ツアーに同行していたトレーナーとのやりとりを話題に。自身やバンドメンバーが「開かないカンカン」「まずい冷麺」「パサパサの冷凍チキン」「水っぽい餅」など独特なあだ名を付けられたことを語り、観客の笑いを誘った。
途中用意された弾き語りコーナーでは、まず来場者からお題を集めての即興演奏を実施。ほかの公演から続けて訪れたというファンのほか、観客として来場していた山里亮太(南海キャンディーズ)が指名され、驚きの声が上がる一幕もあった。そのままaikoは弾き語り編成で「愛だけは」「September」を披露し、会場にしっとりとした歌声を響かせる。再びバンドメンバーを迎えての「イジワルな天使よ 世界を笑え!」「Loveletter」では最前列のファンたちとハイタッチをし、じっくりと会場中を見渡しながら歌声を届けていった。
アンコールで新曲「恋をしたのは」を披露したのち、aikoは「インディーズの頃はみんなが知らない曲ばかりだから、観にきてくれたお客さんもじーっとしていて、不安で仕方なかったの」「回を重ねるうちお客さんの体とか口が動いてて、すごく聴いてくれている様子が伝わってきて。本当にうれしかったです」とメジャーデビュー前を回想。「夢見る隙間」終了の際には涙を浮かべ、ファンに感謝の思いを伝えた。その後もフロアの拍手が止まず、aikoは再度入場して「あたしの向こう」「相合傘」「ジェット」の3曲をファンに届けた。さらにエンドロールの上映後も歓声は続き、トリプルアンコールも実施。最後の楽曲「be master of life」では「終わりたくなーい!」と名残惜しそうな様子も見せ、ハイテンションなパフォーマンスでフィニッシュ。バンドメンバーと礼をしたあとはステージの端から端まで移動し、手を振りながら別れを告げ、約4カ月にわたるツアーを締めくくった。
aiko「Love Like Pop vol.19」
2016年9月17日 NHKホール セットリスト
01. 何時何分
02. プラマイ
03. どろぼう
04. milk
05. 信号
06. 遊園地
07. 問題集
08. 微熱
09. もっと
10. シャッター
11. 洗面所
12. 愛だけは
13. September
14. 好き嫌い
15. 冷凍便
16. 帽子と水着と水平線
17. キスする前に
18. イジワルな天使よ 世界を笑え!
19. Loveletter
<アンコール>
20. 蒼い日
21. 恋をしたのは
22. 夏が帰る
23. 夢見る隙間
<ダブルアンコール>
24. あたしの向こう
25. 相合傘
26. ジェット
<トリプルアンコール>
27. ボーイフレンド
28. be master of life
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リンク
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ひろの〜 @herosat
「終わりたくなーい!」怒濤の28曲、aikoトリプルアンコールでツアー完走 - 音楽ナタリー https://t.co/Be51lJWKRd