宮上元克(Dr / THE MAD CAPSULE MARKETS)、加藤貴之(G / 兎-usagi-)、佑聖(G / ex. THE KIDDIE、GUTS AND DEATH)というおなじみのサポートメンバーと共に、全国21カ所を回ったAKi。ツアーファイナルで彼はツアーで磨き上げたパワフルな歌声で集まったファンを魅了した。
観客の拍手を浴びながら登場したAKiとバンドメンバーは、肩慣らしとばかりにそれぞれの楽器を鳴らし観客の期待を煽る。そして、AKiは「飛ばすぞ!」と叫び、ツアータイトルにもなっている新曲「HEADZ UP」を艶のある声で歌い上げた。そして彼は「Fahrenheit」「Be Free」とアッパーなロックチューンを続けて披露。AKiは佑聖と1つのマイクで一緒にシャウトしたり、息遣いまで聴こえるような生々しく甘い歌声を披露したり曲によって表情を変え、フロントマンらしく堂々としたパフォーマンスを繰り広げていく。序盤のブロック後半で披露された「SESSION」では、ベースを軸にした激しいセッションを繰り広げベーシストとしての一面もアピールしてみせた。
「Wait for You」から始まった中盤のブロックでは、歌を聴かせるナンバーを丁寧な演奏に合わせて届けていく。「pray」でAKiは、加藤のつま弾く素朴なアコースティックギターの音色に、伸びやかで切ない声を重ねる。曲が終わると彼は「どうもありがとう」と穏やかな声で口にした。会場の空気がほどよく落ち着いた頃、シリアスなトラックが流れ出しスペシャルゲストである
AKiと宮上によるリズム隊のセッション「Fx$k the WORLD!」で幕を開けたアンコール。MCでAKiは、ツアー中にMCが成長しなかったと反省しながら、バンドメンバーを巻き込みトークを行っていく。「ツアーが終わるのは寂しい」とつぶやきつつ、「寂しさを吹っ飛ばすくらい、いいアンコールをしましょうよ!」とミディアムバラード「tonight.」や軽やかなポップチューン「Path of Light」を届ける。そして「The Inside War」でシンガロングを巻き起こし、投げキッスをしながらステージをあとにした。直後に終演のアナウンスが流れるも、オーディエンスはアンコールを求め続け予定外のダブルアンコールに突入する。AKiは再びミヤを呼び込み、この日2回目の「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」へ。AKiは「そんなもんかお前ら!」と観客を煽り、途中でベースを放り投げマイクなしで絶唱。激しい余韻を残してツアーを終えた。
なおAKiは7月24日に台湾で行なわれるフェス「HO-HAI-YAN GONGLIAO ROCK FESTIVAL」に、8月1日に東京・国立代々木競技場第二体育館で行なわれるイベント「V-NATION 2016」に出演。9月からはライブツアー「PARTY ZOO~Ken Entwines Naughty stars~」に参加する。
AKi「AKi Tour 2016『HEADZ UP & DO IT!』」
2016年7月18日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. HEADZ UP
02. Fahrenheit
03. Be Free
04. FAIRY DUST
05. In Vain
06. SESSION(Arrange ver.)
07. Wait for You
08. Day 1
09. pray
10. ジウ
11. libido
12. FREAK SHOW
13. Brave New World
14. ミッドナイト/狂騒/DARLING:
<アンコール>
15. Fx$k the WORLD!
16. tonight.
17. Path of Light
18. Sing it Loud
19. The Inside War
<ダブルアンコール>
20. ミッドナイト/狂騒/DARLING:
リンク
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