TBSのトーク番組「オトナの!」の企画によるライブイベント「オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2016」が、5月23日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された。4度目の開催となる今回は
オープニングアクトのSeihoは、ミラーボールに照らされたフロアに艷やかで幻想的なダンスミュージックを響かせた。生け花をしつつ牛乳を飲むおなじみのパフォーマンスを経て、彼は「最後に、去年作った曲の中で一番気に入っている曲をやります」と宣言。矢野顕子の最新アルバム「Welcome to Jupiter」に収録されている、Seihoアレンジによる「Tong Poo」のセルフカバーを披露した。
その後にMETAFIVEのライブが始まると、映像や照明とリンクした躍動的な演奏に、観客は驚きの声を漏らす。
続いてバトンを受け取ったのは、その「東京ブロンクス」をいとうせいこうや藤原ヒロシとともに作った人物である高木完。熟練のDJプレイで、ステージの転換中も観客を踊らせ続けた。DJタイム終了後、せいこうとユースケ・サンタマリアがDJブースに現れ、このイベントのオフィシャルTシャツをデザインした江口寿史や水道橋博士とのトークを披露。さらにシークレットゲストとして
最後に岡村靖幸のライブがスタートすると、会場のボルテージは一気に上昇。キレのあるダンスを踊りながら、岡村はオーディエンスに向けて何度も「オトナのベイベー、行くよ?」「オトナのベイベー、準備できてる?」と問いかける。Yellow Magic Orchestra「テクノポリス」のボコーダーボイスをサンプリングした「ぶーしゃかLoop」や、イントロにてアニメ「スペース☆ダンディ」のキャラクターたちが声で参加した「ビバナミダ」など、岡村は10曲をノンストップで歌唱。マニピュレーターの白石元久によるMCをはさんでラストに「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「だいすき」が披露され、この日一番の盛り上がりの中でライブは終了した。
会場中からアンコールの声が沸く中、いとうせいこうとユースケ・サンタマリアがステージに現れてエンディングトークを実施。ユースケが「みんながアンコールしてる中ですぐ出てきちゃったから、『あれ、これで終わり?』みたいな空気が漂ってますけど、これで終わったら嫌でしょ?」と話していると、2人のトークを遮るように岡村がエレアコを弾きながらステージに乱入し、弾き語りによるライブを開始した。さらに岡村が掻き鳴らすギターに合わせて、せいこうとユースケが即興で歌やラップを披露。岡村と観客の「オトナ! オトナ! オトナ!」というコール&レスポンスで会場の一体感がピークを迎えたところで、イベントの幕は下ろされた。
「オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2016」
2016年5月23日 東京都 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
METAFIVE
01. Albore
02. Maisie's Avenue
03. Gravetrippin'
04. Radio
05. Luv U Tokio
06. Turn Turn
07. Radio Junk
08. Whiteout
09. Disaster Baby
10. 東京ブロンクス(ゲスト:いとうせいこう)
11. Don't Move
岡村靖幸
01. できるだけ純情でいたい
02. Can't hide love
03. 新時代思想
04. どぉなっちゃってんだよ
05. Punch↑
06. 祈りの季節
07. ぶーしゃかLoop
08. ヘアー
09. 愛はおしゃれじゃない
10. ビバナミダ
11. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
12. だいすき
リンク
- オトナの!フェス OTO-NANO FES!2016|TBSテレビ:オトナの!
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
tAk @mifu75
METAFIVE&岡村靖幸、「オトナの!フェス」で番組MCとセッション - 音楽ナタリー https://t.co/v2sxbS6fKv