METAFIVE&岡村靖幸、「オトナの!フェス」で番組MCとセッション

30

800

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 242 470
  • 88 シェア

TBSのトーク番組「オトナの!」の企画によるライブイベント「オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2016」が、5月23日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された。4度目の開催となる今回は岡村靖幸、METAFIVE、高木完Seihoという面々が出演。番組MCのいとうせいこう(□□□)、ユースケ・サンタマリアのトークをはさみつつ、それぞれがパフォーマンスを繰り広げた。

METAFIVE (撮影:浦田大作) (c)TBS

METAFIVE (撮影:浦田大作) (c)TBS

大きなサイズで見る(全19件)

Seiho (撮影:浦田大作) (c)TBS

Seiho (撮影:浦田大作) (c)TBS[拡大]

オープニングアクトのSeihoは、ミラーボールに照らされたフロアに艷やかで幻想的なダンスミュージックを響かせた。生け花をしつつ牛乳を飲むおなじみのパフォーマンスを経て、彼は「最後に、去年作った曲の中で一番気に入っている曲をやります」と宣言。矢野顕子の最新アルバム「Welcome to Jupiter」に収録されている、Seihoアレンジによる「Tong Poo」のセルフカバーを披露した。

METAFIVE (撮影:浦田大作) (c)TBS

METAFIVE (撮影:浦田大作) (c)TBS[拡大]

その後にMETAFIVEのライブが始まると、映像や照明とリンクした躍動的な演奏に、観客は驚きの声を漏らす。高橋幸宏は「『オトナの!フェス』にふさわしいバンドです。理由は歳取ってるから」と自虐的に挨拶して笑いを取った。この日のライブで彼らはアルバム「META」の収録曲を中心に、SKETCH SHOWの「Turn Turn」や、幸宏が作曲したSHEENA & THE ROKKETS「Radio Junk」のカバーも披露。ライブ終盤、LEO今井が「ここでスペシャルゲストを紹介したいと思います」と告げると、ステージにいとうせいこうが姿を現した。せいこうは「すごいとこに呼ばれちゃいました」「幸宏さんのドラムと一緒にやるなんて夢にも思ってなかったですから」と恐縮しつつ、METAFIVEの生演奏に合わせて「東京ブロンクス」をパフォーマンス。貴重なコラボで会場に大喝采が起きる中、幸宏はせいこうについて「30年前の曲を一語一句間違えずにラップするってすごいよね」としみじみ語った。

左からユースケ・サンタマリア、大森靖子、いとうせいこう、高木完。 (撮影:浦田大作) (c)TBS

左からユースケ・サンタマリア、大森靖子、いとうせいこう、高木完。 (撮影:浦田大作) (c)TBS[拡大]

続いてバトンを受け取ったのは、その「東京ブロンクス」をいとうせいこうや藤原ヒロシとともに作った人物である高木完。熟練のDJプレイで、ステージの転換中も観客を踊らせ続けた。DJタイム終了後、せいこうとユースケ・サンタマリアがDJブースに現れ、このイベントのオフィシャルTシャツをデザインした江口寿史や水道橋博士とのトークを披露。さらにシークレットゲストとして大森靖子が紹介された。「遊びに来ただけだからギター持ってきてない」という彼女だが、ユースケに説き伏せられて急遽アカペラでライブをすることに。鬼気迫るパフォーマンスで「魔法が使えないなら」「さようなら」を披露しオーディエンスを圧倒した。

最後に岡村靖幸のライブがスタートすると、会場のボルテージは一気に上昇。キレのあるダンスを踊りながら、岡村はオーディエンスに向けて何度も「オトナのベイベー、行くよ?」「オトナのベイベー、準備できてる?」と問いかける。Yellow Magic Orchestra「テクノポリス」のボコーダーボイスをサンプリングした「ぶーしゃかLoop」や、イントロにてアニメ「スペース☆ダンディ」のキャラクターたちが声で参加した「ビバナミダ」など、岡村は10曲をノンストップで歌唱。マニピュレーターの白石元久によるMCをはさんでラストに「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「だいすき」が披露され、この日一番の盛り上がりの中でライブは終了した。

左からユースケ・サンタマリア、いとうせいこう。 (撮影:浦田大作) (c)TBS

左からユースケ・サンタマリア、いとうせいこう。 (撮影:浦田大作) (c)TBS[拡大]

会場中からアンコールの声が沸く中、いとうせいこうとユースケ・サンタマリアがステージに現れてエンディングトークを実施。ユースケが「みんながアンコールしてる中ですぐ出てきちゃったから、『あれ、これで終わり?』みたいな空気が漂ってますけど、これで終わったら嫌でしょ?」と話していると、2人のトークを遮るように岡村がエレアコを弾きながらステージに乱入し、弾き語りによるライブを開始した。さらに岡村が掻き鳴らすギターに合わせて、せいこうとユースケが即興で歌やラップを披露。岡村と観客の「オトナ! オトナ! オトナ!」というコール&レスポンスで会場の一体感がピークを迎えたところで、イベントの幕は下ろされた。

この記事の画像(全19件)

「オトナの!フェス OTO-NANO FES! 2016」
2016年5月23日 東京都 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

METAFIVE

01. Albore
02. Maisie's Avenue
03. Gravetrippin'
04. Radio
05. Luv U Tokio
06. Turn Turn
07. Radio Junk
08. Whiteout
09. Disaster Baby
10. 東京ブロンクス(ゲスト:いとうせいこう)
11. Don't Move

岡村靖幸

01. できるだけ純情でいたい
02. Can't hide love
03. 新時代思想
04. どぉなっちゃってんだよ
05. Punch↑
06. 祈りの季節
07. ぶーしゃかLoop
08. ヘアー
09. 愛はおしゃれじゃない
10. ビバナミダ
11. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
12. だいすき

全文を表示

読者の反応

tAk @mifu75

METAFIVE&岡村靖幸、「オトナの!フェス」で番組MCとセッション - 音楽ナタリー https://t.co/v2sxbS6fKv

コメントを読む(30件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 岡村靖幸 / 高橋幸宏 / TOWA TEI / Cornelius / 砂原良徳 / pupa / LEO今井 / Seiho / 高木完 / 大森靖子 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。