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あの日から1年、千葉はなの面影を偲ぶ「羊毛とおはなの日」

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4月8日に東京・赤坂BLITZで行われた「羊毛とおはなの日」の様子。

4月8日に東京・赤坂BLITZで行われた「羊毛とおはなの日」の様子。

4月8日に東京・赤坂BLITZにてライブイベント「羊毛とおはなの日」が開催された。

昨年4月8日に逝去した、羊毛とおはなの千葉はな(Vo)の一周忌にあわせて企画された本公演。当日は千葉と生前交流のあったアーティストたちが集合しライブを行った。

今回の公演には市川和則(G)のほか、塚本亮(Piano)、須長和広(B)、神谷洵平(Dr)、武嶋聡(Flute, Sax, Clarinet)ら羊毛とおはなのライブのサポートを務めた“ゆかいな仲間たち”のメンバー、中島久美(Viola)、安宅浩司(Pedal steel, Mandolin)、阿部美緒(Violin)、鈴木惣一朗(Dr)が演奏隊として参加。ライブはインストゥルメンタルナンバー「月見草」でスタートした。

「ミグラトリー」の演奏を終えると市川はファンに挨拶し、ゲストとしてKate(DadaD)を呼び込む。Kateは「逢いにゆこう」「揺れる」のボーカルを担当し、途中「(千葉)はなちゃんとは会ってすぐに意気投合して、周りにも似てるって言われてたんです。プライベートでも遊んだことがあったんですけど、羊毛くん(市川和則)の話をよくしてましたね。心配してて、優しい人だなって感じました」と思い出を振り返りつつ、「彼女の存在を感じながら皆さんライブを楽しんでいると思います。彼女の大好きだった羊毛とおはなの愛が伝わればいいなと思っています」とファンを歓迎した。

続いて登場した南波志帆は、市川から「うちのはなさんがよく『難しい』って言ってた曲なんですけど、声が合うかなと思って」とオファーされたという「ホワイト」を披露。また「上京してからの日々をこの曲に支えられて、そして導かれてここまでがんばることができました」と添えて「おまもりのうた」を歌唱した。3人目のゲストとしてステージに上がったコトリンゴは「明日は、」の演奏前、昨年5月に千葉の逝去を受けて実施された“お別れ会”に出演した際のエピソードを話題にし、「自分の声なんですけど、歌いやすくなったときがあって。なんだか、はなちゃんが助けてくれたような感じがして」と感慨深い様子で語った。

さらに今回の公演には、デビュー前からグループを応援し続けてきたAnn Sallyも出演。彼女は「おはなちゃんってきれいな声だから、すごくほあーんとしてるのかなって思ったんだけど、音楽に関して厳しいところもあったとリハーサル中にいろんなエピソードを伺って。音楽に対する姿勢も素晴らしかったんだなって改めて知りました」と穏やかな様子で語った。グループの所属事務所・Lucy+Kの小山奈々子代表と南波による司会で行われた、楽曲の人気ランキングのコーナーでは、第1位に「ずっと ずっと ずっと」がランクイン。この楽曲は大橋トリオをスペシャルゲストに招いて演奏された。

後半に差しかかると、千葉が観客とともに歌うことを熱望していた「空が白くてさ」の合唱コーナーに。千葉がライブ中にシンガロングを促すものの実現できなかった様子を収めたVTRが上映され、これを受けて会場の全員がこの曲を歌って千葉の願いを叶えた。そしてラストナンバーとなった「エピソード」は、千葉が生前に録音していたボーカルとともに披露され、市川の横には千葉のためのマイクスタンドが立てられた。全楽曲の演奏を終えたメンバーが退場した後、最後は「永遠の少女」をBGMに、千葉の幼少時の写真がスライドショーで上映された。

「羊毛とおはなの日」2016年4月8日 赤坂BLITZ セットリスト

01. 月見草
02. ミグラトリー
03. 逢いにゆこう(ゲスト:Kate [DadaD] )
04. 揺れる(ゲスト:Kate [DadaD] )
05. ホワイト(ゲスト:南波志帆)
06. おまもりのうた(ゲスト:南波志帆)
07. 明日は、(ゲスト:コトリンゴ)
08. 風に吹かれて(ゲスト:コトリンゴ)
09. キーラの森(ゲスト:Ann Sally)
10. 手をつないで(ゲスト:Ann Sally)
11. ずっと ずっと ずっと(ゲスト:大橋トリオ)
12. 空が白くてさ
13. エピソード

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