アベンズ東名阪ツアー初日、タカハシマイは「俺たちのオアシス」

avengers in sci-fiが3月11日に東京・UNITで東名阪ツアー「Departure Tour」の初日公演を行った。

「Departure Tour」は彼らにとって約1年半ぶりとなるツアーで、初日公演ではregaとのツーマンライブが行われた。1番手のregaは缶ビールを片手にリラックスした雰囲気のトークを挟みつつ、グルーヴィな演奏を聞かせた。後半には新曲も披露したほか、三宅隆文（Dr）が刻む力強いビートに乗せて、井出竜二（G）、四本晶（G）、青木昭信（B）がステージを自由に動き回りつつ綿密なアンサンブルや豪快なソロを奏でて観客を楽しませた。バンドは最後に「agility」をプレイしたあと、井出がギターをフロアに投げ込んでライブを終えた。

avengers in sci-fiは冒頭から稲見喜彦（B, Vo, Syn）が拳を突き上げて観客を煽るなど気迫みなぎるステージを展開。また4月20日リリースのニューアルバム「Dune」から先行配信された表題曲について木幡太郎（G, Vo, Syn）は、「まさにロックを聴き始めた中学時代の自分に自信を持って聞かせられる、そんな曲になりました」と話し、ヘビーなリフが印象的な同曲を届けた。

ライブ中盤に木幡は「ニューアルバムは殺伐とした内容なんですけど、1曲くらいはオアシスがほしいと思い、タカハシマイ（Czecho No Republic）ちゃんに参加してもらいました。今日も来てますので早速お呼びします、俺たちのオアシス！」とゲストボーカリストとしてタカハシをステージに呼び込む。タカハシはマイクを持ってセンターに立ち、新作の収録曲「Still In A Dream」をavengers in sci-fiとともに披露。そして「最高の時間でした、ありがとうございました！」と挨拶してステージを去った。木幡はタカハシを見送ったあと、「俺たちのオアシスが枯れてしまったぜ」と冗談を挟みつつも、「忙しい合間を縫って出てくれて最高です。マイちゃんありがとう」と感謝を口にした。その後バンドは新曲やライブ定番曲を織り交ぜたセットリストを展開し、ツアー初日を無事に締めくくった。

なおavengers in sci-fiは本日3月13日に愛知・CLUB ROCK'N'ROLL、18日に大阪・LIVE HOUSE Pangeaを回って「Departure Tour」を締めくくり、6月には全国ワンマンツアー「Dune Walk Tour」をスタートさせる。