Wienners「またあなたたちに会えて本当によかった」新体制初ツアー完走

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Wiennersが1月24日に東京・LIQUIDROOMにて全国ツアー「みずいろときいろ TOUR」の最終公演としてワンマンライブを行った。

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)

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このツアーは彼らが最新シングル「みずいろときいろ」を携えて開催していたもの。バンドにとってアサミサエ(Vo, Key, Sampler)とKOZO(Dr)加入後初のツアーとなった。

玉屋2060%(Vo, G)(撮影:藤井拓)

玉屋2060%(Vo, G)(撮影:藤井拓)[拡大]

∴560∵(B, Cho)(撮影:藤井拓)

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ステージに登場した玉屋2060%(Vo, G)は開口一番で「恵比寿LIQUIDROOM、512日ぶりに戻ってきました! 我々がWiennersだ!」と言い放ち、大歓声を浴びる。続けて「一緒に朝まで遊ぼうぜ! かかってこい!」と叫び、バンドは「We are the world」でライブをスタートさせた。彼らは「とことんぶち上がろうぜ!」「今日は宇宙の果てまで行きたいと思います!」とさらに観客を煽り、高速ビートに乗せたポップチューンを次々と連投。観客はモッシュやクラウドサーフを繰り返し、場内は異様な熱気に包まれる。「ジュリアナ ディスコ ゾンビーズ」ではミラーボールが場内を彩り、「天地創造」ではサンスクリット語の合唱が会場いっぱいに広がった。

フロアから「楽しい」とつぶやくような声が上がると、∴560∵(B, Cho)は「うれしいな」と笑顔。玉屋は「また皆さんの前で歌えるのを幸せに思ってます」と喜びを述べる。その後彼の「あんまり(ライブで)やらない曲を」との前置きに続き、バンドは玉屋の伸びやかな歌声が印象的なミディアムチューン「Play for」、アジアンテイストな「南無阿弥陀仏のリズムに乗って」を披露した。

アサミサエ(Vo, Key, Sampler)(撮影:藤井拓)

アサミサエ(Vo, Key, Sampler)(撮影:藤井拓)[拡大]

KOZO(Dr)(撮影:藤井拓)

KOZO(Dr)(撮影:藤井拓)[拡大]

ライブ序盤に∴560∵が「今日はいっぱいやりますよ」と言っていた通り、新旧織り交ぜたナンバーを休む間もなく次々と投下していく彼ら。「Justice4」では∴560∵とKOZO(Dr)が向かい合ってリズムを刻み、「龍宮城」ではアサミサエ(Vo, Key, Sampler)が扇子を手に踊ってみせる。また「みずいろときいろ」のカップリング曲「姫君バンケット」ではピンク色の照明に染められたステージで、アサミがキュートな歌声を響かせた。

中盤、4人は改めてツアーを振り返る。ツアーの感想を聞かれたアサミは「本当に(食べ物が)おいしかった!」と笑顔で即答。彼女はさらに「行く先々で皆さんの笑顔を見れてうれしかったです。Wiennersってすごいんだなって思った」と続けた。その後ほかのメンバーもファンへの感謝の気持ちを述べて4人はライブを再開。「シャングリラ」では曲中に登場する「七色のダンスステップ」というフレーズにあわせてステージが7色の照明に彩られ、「Love2060%」ではスモークが焚かれ幻想的なムードの中、4人はグルーヴィな演奏を見せつけた。

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)[拡大]

終盤には∴560∵がメンバーの脱退、バンドの活動休止からこれまでを振り返り「ベタですけど本当に失わないとわかんないことってあるんだなって思った」と口を開く。さらに「だから(ステージに)帰ってこれたことが、この人生で1番うれしい出来事なんじゃないかってくらいうれしい」と続け、「この4人でまた歩んでいくのでよろしくお願いします」と意気込みを語った。∴560∵の言葉にうなずいていた玉屋も「自分にとって大切なものは自分にしか守れないです。自分の大切なものは、大切に守っていってください」とメッセージを送り、バンドは新体制になって初めての作品「みずいろときいろ」の表題曲をプレイ。KOZOと∴560∵が繰り出す疾走感あふれるビートに乗せ、アサミサエの繰り出すキーボードの音色、玉屋の情感たっぷりのボーカルがエモーショルに広がった。

さらに勢いを加速させた彼らは本編ラストナンバーまで駆け抜ける。最後に玉屋が感慨深そうな表情を浮かべて「また戻ってきて、あなたたちにここで会えて本当によかった」と声を上げ、4人はステージを去った。

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)

「Wienners presents みずいろときいろ TOUR」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:藤井拓)[拡大]

アンコールでは玉屋がアサミとKOZOとの出会いにまつわるエピソードを話し、「ずっと続けていくと交わる瞬間がある」「ここから先もいろんな再会があると信じてる」と熱く語る。さらに「Wiennersを、音楽を通じて僕らに出会ってくれてありがとう」とファンへ言葉を贈った。さらに∴560∵が「これから、新しい曲を作っていきたい」と意欲を見せると、玉屋は「いっぱいいろんな曲を作ってもっともっと世の中を驚かせて、ちょっとでも日本のミュージックシーンに風穴を開けられたらなと思いますので、ともに戦っていきましょう」と野望をのぞかせ、バンドは「Idol」をドロップ。最後まで観客を熱狂させ、ツアーを締めくくった。

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Wienners presents みずいろときいろ TOUR
2016年1月24日 LIQUIDROOM セットリスト

01. We are the world
02. Cult pop suicide
03. ジュリアナ ディスコ ゾンビーズ
04. 天地創造
05. FUTURE
06. TOKYO concert session
07. VIDEO GIRL
08. Play for
09. 南無阿弥陀仏のリズムに乗って
10. MUSASHINO CITY
11. Justice4
12. 龍宮城
13. DIAMOND DUST
14. 姫君バンケット
15. 子供の心
16. ドリームビート
17. 風流ボーイ
18. 十五夜サテライト
19. ELECTRIC FOR YOU
20. ASTRO BOY
21. シャングリラ
22. Love2060%
23. みずいろときいろ
24. レスキューレンジャー
25. LOVE ME TENDER
26. 蒼天ディライト
27. Venus
<アンコール>
28. Hello,Goodbye
29. 午前6時
<ダブルアンコール>
30. Idol

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たかしんぐ @takashings

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