THE BACK HORN&ストレイテナー、“キズナ”深めたZepp Tokyoの夜

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THE BACK HORNの対バンツアー「THE BACK HORN『KYO-MEI対バンツアー』~命を叫ぶ夜~」の最終公演が、10月30日に東京・Zepp Tokyoにて行われた。

THE BACK HORN(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

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ストレイテナー(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

ストレイテナー(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

ホリエアツシ(ストレイテナー)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

ホリエアツシ(ストレイテナー)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

全国7都市で展開され、ACIDMANやMUCCといった同世代バンドから、THE BAWDIESやキュウソネコカミといった後輩バンドまで強力なゲストバンドが参加した今回のツアー。最終公演にはTHE BACK HORNと同じ1998年結成のストレイテナーが登場した。

先攻はストレイテナーが務め、「The World Record」でライブの口火を切る。「Little Miss Weekend」ではナカヤマシンペイ(Dr)が踏む豪快なバスドラムと疾走感のあるバンドサウンドがフロアを煽り、その勢いのまま4人は「瞬きをしない猫」「From Noon Till Dawn」と激しいナンバーを畳みかけた。

「ずっと前からTHE BACK HORNとは共鳴してるんですけど、共鳴通り越して宿命だなと。それが判明した」というホリエアツシ(Vo, G, Piano)の発言からMCが始まる。ナカヤマは「今、この人、何言ってるのかなと思った人、間違ってないですよ」と観客を笑わせ、過去にTHE BACK HORNと対バンした際のエピソードを披露した。ホリエは「ホント、絆ですよ。『キズナソング』ですよ。『キズナソング』に負けないストレイテナーのバラードを聴いてください」と「シンクロ」へとつなげる。さらに4人は、反戦への思いをつづった「NO ~命の跡に咲いた花~」を奏で、柔らかな空気を紡いだ。後半戦はライブ初披露となる「DAY TO DAY」でスタート。再びギアをトップに入れた4人は「冬の太陽」「ROCKSTEADY」の2曲を連続投下してTHE BACK HORNにバトンを渡した。

山田将司(THE BACK HORN)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

山田将司(THE BACK HORN)(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

THE BACK HORN(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])

THE BACK HORN(Photo by RUI HASHIMOTO[Sound Shooter])[拡大]

THE BACK HORNのステージは「こんばんは、THE BACK HORNです」という山田将司(Vo)の挨拶から幕明け。4人はストレイテナーが作り出した熱気を引き継ぐように「その先へ」「ブラックホールバースデイ」「戦う君よ」とアグレッシブなロックチューンを矢継ぎ早にパフォーマンスしていく。曲が終わるたびに地鳴りのような歓声が上がり、フロアには熱狂の渦が作り出された。

MCで松田晋二(Dr)は開口一番に「“宿命”対バンツアー!」とホリエのMCでの発言を引用しながらシャウトし、続けてストレイテナーの日向秀和(B)の口癖という「テンション上がってますか?」というセリフを交えながら熱のこもったMCを繰り広げる。気合いの入ったMCから突入したのは、THE BACK HORNのダークな一面を披露するようなブロック。中でも起伏の激しい曲展開と強烈な歌詞が印象的な「悪人」は、山田の鬼気迫るような歌と、楽器隊の熱演がオーディエンスを圧倒していた。一転してストレイテナーへ捧げるように奏でられた「キズナソング」では、柔らかな空気がフロアを包み込んだ。

同曲を演奏後、松田は「今日、『キズナソング』をシンペイくんが歌いながら楽屋に入ってきた」という微笑ましいエピソードを語り、改めてTHE BACK HORNとストレイテナーの絆の深さをアピール。さらに約18年前に下北沢のライブハウスでACIDMANやASIAN KUNG-FU GENERATIONと対バンしていた思い出話などで観客を沸かせる。和やかなMCを経て、エネルギッシュな「コバルトブルー」「シンフォニア」といったナンバーがライブのクライマックスを彩った。

アンコールでは松田が、11月25日にリリースされるニューアルバム「運命開花」について「最高のアルバムができました」と明言し、ファンの期待を煽る。そして「路地裏のメビウスリング」を経て、「最高の夜をありがとう」という山田の言葉からライブの定番曲「刃」へ。「オーオーオー」という野太い合唱が響き渡り、メンバーが去ったあとも力強い一体感が会場に漂っていた。

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THE BACK HORN「KYO-MEI対バンツアー」~命を叫ぶ夜~
2015年10月30日 Zepp Tokyo セットリスト

ストレイテナー

01. The World Record
02. Little Miss Weekend
03. 瞬きをしない猫
04. From Noon Till Dawn
05. シンクロ
06. NO ~命の跡に咲いた花~
07. DAY TO DAY
08. 冬の太陽
09. ROCKSTEADY

THE BACK HORN

01. その先へ
02. ブラックホールバースデイ
03. 戦う君よ
04. 幻日
05. ファイティングマンブルース
06. 悪人
07. キズナソング
08. 真夜中のライオン
09. コバルトブルー
10. シンフォニア
<アンコール>
11. 路地裏のメビウスリング
12. 刃

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JP @jplee

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