COUNTRY YARD“大きな挑戦”LIQUIDROOMでツアー完結

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COUNTRY YARDが昨日9月18日に東京・LIQUIDROOMにて全国ツアー「Bows And Arrows TOUR」の最終公演を行った。

COUNTRY YARD「Bows And Arrows Tour FINAL」東京・LIQUIDROOMの様子。(撮影:半田安政[showcase])

COUNTRY YARD「Bows And Arrows Tour FINAL」東京・LIQUIDROOMの様子。(撮影:半田安政[showcase])

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このツアーは彼らが最新ミニアルバム「Bows And Arrows」を携えて4月から開催していたもの。38本目となるこの日は、ゲストにSHANKSWANKY DANKという盟友2組が登場し、COUNTRY YARDにとって「初めて挑戦した大きな会場」だというLIQUIDROOMにて熱演が繰り広げられた。

庵原将平(Vo, B / SHANK)(撮影:半田安政[showcase])

庵原将平(Vo, B / SHANK)(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

この日1番手のSHANKは、持ち時間の30分に10曲を叩き込むタイトなライブを展開。9月30日リリースのミニアルバム「SHANK OF THE MORNING」から新曲「Hope」も披露した。MCで庵原将平(Vo, B)は「いいツアーしてるんだろうなと思って見てました。おめでとうしか出てきません」とCOUNTRY YARDへメッセージを送る。ラストの「Cigar Store」では庵原と松崎兵太(G, Cho)が大きくジャンプして勢い付け、池本雄季(Dr, Cho)がひときわ大ぶりなストロークで高速ビートを刻んだ。

SWANKY DANKのCOUNTRY YARD「Starry Night」のカバー中に、Keisaku "Sit" Matsu-ura(左)が登場した。(撮影:半田安政[showcase])

SWANKY DANKのCOUNTRY YARD「Starry Night」のカバー中に、Keisaku "Sit" Matsu-ura(左)が登場した。(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

初めてLIQUIDROOMのステージに立つというSWANKY DANKは「misery」「number」など爽快なロックチューンを連投し、場内を盛り上げていく。中盤にはKOJI(Vo, B)が突然「(COUNTRY YARD)のSit(Keisaku "Sit" Matsu-ura)に似てるってよく言われる。ベースボーカルだし、顔濃いし……」と言い出しファンの様子を伺うと、「このあと出てくる4人に捧げます」と続け、バンドはCOUNTRY YARDの「Starry Night」をカバー。サビではSitもステージに登場し、オーディエンスの熱狂を煽った。

COUNTRY YARD(撮影:半田安政[showcase])

COUNTRY YARD(撮影:半田安政[showcase])[拡大]

そしていよいよCOUNTRY YARDのアクトへ。メンバーは大きなフラッグが掲げられたステージに静かに姿を現し、向き合って音を鳴らす。Sitはフロアへ背中を向けたまま拳を突き上げた。ステージ後方から強い照明が差し4人のシルエットが浮かび上がると、メンバーは正面を向き、Sitの「『Bows And Arrows Tour FINAL』、始めます」という言葉とともにライブをスタートさせた。

冒頭に「Life In Metronome」「Open Up」と「Bows And Arrows」収録曲を畳み掛けていく4人。さらにメロディアスな「I'll Be With You」、Taihei Sakagami(Dr)のダイナミックなドラミングに乗せたイントロから高速ツービートへと変化する「Quark」、Yu-ki Miyamoto(G, Cho)のギターから始まる「Elegia」、アグレッシブな「Seven Years Made My Now」など緩急つけたセットリストで観客を魅了していく。

中盤、「Long Way Around」からなだれ込むように披露されたのは2010年5月リリースの1stシングル収録曲「Turn Up The Sun」。初期曲にファンは興奮をあらわにし、一層激しくクラウドサーフやモッシュを繰り返す。Hayato Mochizuki(Vo, G)はステージ前方に進んで高らかにギターソロを聴かせ、Miyamotoはギターを置いてフロアへダイブするなど、ファンだけでなくメンバーも熱狂する様子を見せた。

COUNTRY YARD(撮影:半田安政[showcase])

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最後にMiyamotoが「これからもレベルアップして大きな会場を選んでいきたいなと、ちょっとだけ思ってます」と今後について言及すると、Sitも「どんなことがあってもライブハウスで生き続けようと思います。どんなでかい場所でもライブハウスに変えられるような、『あいつらなら大丈夫だ』って言われるような、仲間にバトンをしっかり渡したりたすきをかけられるような、そういうバンドになっていきたい」と決意を口にする。そしてバンドは「Hold On」へ。Mochizukiによるクリアなギターの音色に乗せSitが伸びやかな歌声を聴かせると、拳を上げたファンもあわせて歌い、場内には大きな合唱が広がる。4人は優しい表情で同曲を届け、場内は感動的なムードに包み込まれた。最後に投下されたのは「In Your Room」。MochizukiとSakagamiは長い髪を振り乱し、Miyamotoは体を大きく反らしたりと、より激しく動き回り本編を締めくくった。

アンコールでは改めてSitが「俺たち4人、そしていろんな人の力になればいいなと思って回ってきました」とツアーへの思いを語る。続けて「明日からみんながんばってくれよ。もしも目の前が真っ暗でも、もしも目の前で雨が降っていても、こっちから輝いていこうぜ」と言い放つと、キラーチューン「Starry Night」で再びオーディエンスを焚き付け、約半年に及んだ「Bows And Arrows TOUR」の幕を下ろした。

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COUNTRY YARD「Bows And Arrows Tour FINAL」
2015年9月18日 LIQUIDROOM セットリスト

SHANK

01. Good Night Darling
02. Two sweet coffees a day
03. Weather is Beautiful
04. Grimy Window
05. Hope
06. 620
07. Time is...
08. TOP WATER
09. Set the fire
10. Cigar Store

SWANKY DANK

01. misery
02. number
03. music
04. Starry Night(※COUNTRY YARDカバー)
05. Sink Like a Stone
06. Listen to the Radio

COUNTRY YARD

01. Life In Metronome
02. Open Up
03. I'll Be With You
04. Quark
05. Go
06. Far Flower
07. Elegia
08. Seven Years Made My Now
09. Long Way Around
10. Turn Up The Sun
11. From My Hand
12. Always Be Here
13. I’m Alright,You’re Alright
14. Hold On
15. In Your Room
<アンコール>
16. Starry Night

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