らぶどる、魂込めた渋公ワンマンで完全燃焼「武道館までついてきて」

愛乙女★DOLLが9月13日に東京・渋谷公会堂にて「愛乙女★DOLL 6thワンマンライブin渋谷公会堂～君と見る七色の流れ星☆願いを込めて歌う歌！聴かなきゃ“こうかい”しちゃうぞ！」と銘打った単独ライブを開催した。

太田里織菜、中川梨来、吉橋亜理砂、佐倉みきの4人が5月に加わり、7人での新体制でグループ最大規模の単独ライブに挑んだらぶどる。会場となる渋谷公会堂は建て替えに伴って10月4日に一時閉館が決まっており、らぶどるは閉館前の会場でライブを行う最後のアイドルとなった。気合いの入った彼女たちの背中を後押しするように、会場には大勢のファンが集結。さらにオープニングアクトでは彼女たちの後輩グループであるStella☆Beats、Ange☆Reve、Luce Twinkle Wink☆が熱気あふれるパフォーマンスでホールを温めた。

らぶどるは、彼女たちの担当カラーと同じ7色の光に照らされながらステージに登場。そして新体制初となるシングル「カレンダーガール」で勢いよくライブを開幕させた彼女たちは、序盤から「流れ星」「君とゆびきり」「☆U☆」といった人気ナンバーを連投し、集まったファンを早くもヒートアップさせる。6曲を歌い上げたところでメンバーは「一緒に汗かいて盛り上がっていきましょう！」（佐野友里子）、「最高の日にしましょう！」（ハルナ）、「新メンバーにとって初めての単独ライブ！ まだまだ盛り上がってください！」（吉橋）、「こんなにたくさんの方が集まってくれてうれしいです！ 皆さん、ついてきてくださいね！」（愛迫みゆ）、「渋谷公会堂に立てるなんてうれしいです。たくさんのコールをお願いします！」（太田）、「元気で笑顔で最高の1日にします！」（中川）、「この景色を見られて本当に幸せです。最初から最後まで駆け抜けます！」（佐倉）とそれぞれ意気込みを語った。

ライブ中盤のバラードコーナーに突入すると、まずは「タイムカプセル～2年後の僕へ～」をメンバー全員でしっとりと歌唱。続いて現在のらぶどるの歌唱面を支える太田、愛迫の2人がそれぞれソロ曲を披露する。太田は「旅立ち」を感情込めて歌い上げ愛迫にバトンを渡す。愛迫はスポットライトに照らされながら「歌声をこの声を」を届け、透き通った歌声をホールに響かせた。

その後新曲「Haet Up Dreamer」がお披露目される。愛迫は同曲について「この夏の……あ、もう夏じゃない（笑）。一生の！ 盛り上がりソングになります！」と評し笑いを誘った。太田、愛迫の新ツインボーカルが歌い上げる「エアプレーン」では7色のサイリウムが会場全体を包み込み幻想的な空間を生み出す。ほかの5人も負けじと「Knock Knock Boom Boom」や「セツナツ、ダイバー」で熱いパフォーマンスを繰り広げ、ラストスパートに向けてファンのテンションを上昇させていった。

ライブ終盤、7人はらぶどるの真骨頂とも言えるエモーショナルなナンバーをノンストップで畳み掛ける。愛迫や佐野の妖艶ながらも切ない表情が特徴的な「ビターチョコ・バレンタイン」、セリフ部分を担当するハルナの強い意志が垣間見える「蒼い空を望むなら」、7人とファンが固い絆を確かめ合う「キセキ」の3曲を届けた彼女たちは、ラストにメジャーデビューシングル「High Jump!!」を投下。7人は息の合った最高のハイジャンプを見せてライブ本編を終える。愛迫は「私たちは結成してすぐに出演したライブでオープニングアクトを務めました。そのとき私は『ここ、渋谷公会堂に絶対に単独で帰ってきます！』と言い放ちました。こうして渋谷公会堂でワンマンライブができたのは皆さんのおかげです。今日は集まってくれてありがとうございました。私たちはいろんな不可能を可能にしてきました。目標の日本武道館まで皆さん、絶対についてきてください！」と思いを打ち明けた。

アンコールを受けて再登場した7人は「ワチャゴナ！」で客席に乱入。後輩グループも全員ステージに登場し、らぶどるのパフォーマンスをバックダンサーとして盛り上げる中、メンバーは客席通路を駆け回りファンの近くでパフォーマンスを行った。そして「カレンダーガール」のカップリング曲「LOVE▽BEAM」（※▽はハートマーク）で会場全体を熱気の渦に巻き込みステージをあとにする。

しかしまだ物足りないファンのダブルアンコールを受けメンバーは笑顔でステージに戻ってくると、12月に新体制第2弾シングルをリリースすることを発表した。愛迫は「次こそはオリコン週間シングルランキングでトップ5以上を狙います！」と宣言し、ラストナンバーとして彼女たちの1stシングル「GO!!MY WISH!!」を全員で歌い上げる。ファンからの鳴り止まぬ"GO!!MY WISH!!"コールを受けながら7人は宙に向かって指を突き上げ、大歓声に包まれながらこの日の単独公演を締めくくった。