9月5日からの映画公開に先駆けて行われたこの記念イベントでは、ミリヤと峯田、劇伴担当の
前半のトークでは多部、綾野、トモロヲ監督が壇上に。公開を目前に控え、トモロヲ監督は「いよいよここまで来ましたよね」と意気込み、多部は「私はすごく番宣がんばってるんでたくさんの人に見てもらえないと報われない(笑)」と言って会場の笑いを誘う。そして綾野は本作を「こんなに(演じている)自分を客観的に観られない作品は初めて」「非常に共感できるラブストーリー」と評する一方、しきりにステージに設置されたバンドの機材に視線を向けて興味を示していた。
後半のライブパートでは、まず大友とバンドメンバーが登場。大友は、来場者がサイリウムを振る様子を眺めながら「サイリウム振られるなんて人生で生まれて初めて。目がチカチカしますね」と笑う。そして「若い男女の恋愛ものなので、当時の気持ちを一所懸命思い出しながら、キュンキュンしながら作ってました」と劇伴について振り返り、バンドとともに映画のメインテーマをゆったりと演奏した。
演奏後に大友は「映画の最重要メンバーをお呼びしましょう!」と峯田をステージに招く。峯田はアコースティックギターを提げ「大好きな原作、大好きな映画にこういう形で参加できて光栄です。このメンバーで、こういう場所で演奏できて本当にうれしい」と言って劇中歌「風よ吹け」をプレイ。最初は弾き語りで、後半は大友らメンバーの伴奏を添えて激情的に声を振り絞った。
歌唱を終えた峯田と入れ替わりに登場したミリヤは「あんなすごい歌に魅せられたあとで、私はこのあと何をしたらいいでしょうか(笑)」と戸惑いながら「志乃ちゃんが京志郎くんに『会いたいな……』って思ったときに聴いてもらえたら」と言って自身のバラード曲「Aitai」をしっとりと歌う。さらに彼女は、中学生時代から大ファンだったという峯田をステージに招き、「私たち、今日は愛を叫びに来ました!」と言ってデュエットナンバー「ピース オブ ケイク -愛を叫ぼう- 」を披露。バンドメンバーのダイナミックな演奏を交えながら2人は自らのパートを交互に歌唱していく。峯田は後半に向かうにつれて徐々にテンションが上がり、マイクを顔にぶつけたり激しくジャンプをしたりと銀杏BOYZのライブさながらのアグレッシブなアクションを繰り出していった。
楽曲が終わり、トモロヲ監督や俳優陣が再び壇上に。フロアの最前列でパフォーマンスを観ていた彼らは興奮した様子で口々に感想を話す。監督は「50歳をすぎてサイリウム振っちゃいました。ごちそうさまでした!」と満足気に話し、それを聞いた峯田は「自分のバンドより楽しかったです」と返して笑った。
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- 映画『ピース オブ ケイク』公式サイト
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u16 @likefoolish
andymoriのリズム隊が銀杏やったのもすごいけどこの大友さんと峯田の邂逅もすげーな 加藤ミリヤ&峯田和伸、映画イベントで「愛を叫びに来ました!」 - 音楽ナタリー http://t.co/2mZnMW3ciE