この公演は彼らにとって初めての東京での単独ライブで、バンド結成5周年を記念して行われたもの。当日はnicotenの元ギタリスト・古屋大地や現在のサポートギタリスト・田中志門を迎えて、結成当初に制作された楽曲から最新作「微炭酸ロックe.p」のナンバーまでが披露されるというnicotenのキャリアを総括する内容となった。
満場のクラップを受けながらステージに登場した宮田航輔(Vo, G)、広瀬成仁(B)、岡田一成(Dr)、田中の4人は、ダンサブルなビートに乗せて「アルドレア・・」「Oh! Summer!!」「Day trade」を3曲連続で披露して、ライブをスタートさせる。その後彼らは田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)がサウンドプロデュースを手がけた、疾走感あふれる「真夜中特急ノスタル号」、アンニュイな雰囲気の漂う「Spectrum」、ノスタルジックなミドルチューン「wonderful world」など、色彩豊かなサウンドで会場を包み込んでいった。
広瀬による紹介でサポートメンバーが田中から古屋へとバトンタッチすると、予想外の出来事にフロアから驚きの声が上がる。結成時と同じ体制となったnicotenは「微炭酸ロックe.p」収録の「杏仁豆腐の逆襲」で後半戦の口火を切った。その後披露されたのは広瀬のうねるベースラインが特徴の骨太なロックチューン「BRAIN-REFRAIN」と、結成当初からあるナンバー「マジックガール」。最新と最初期のnicotenの楽曲をオリジナルメンバーで届けて会場を沸かせた。
この日がライブ初披露となった「さよなら群青」からは5人編成でのステージが繰り広げられていく。その後宮田はステージに立つメンバーの名前を1人ずつ呼んで、「以上5人がnicotenです。よろしくお願いします」と、これまでnicotenを作り上げてきた仲間たちをファンに改めて紹介した。そして本編ラストを代表曲「ふわふわ」で締めくくり、5人はステージをあとにした。
アンコールでは本日7月28日に25歳の誕生日を迎えた宮田が、一足先にお祝いされる場面も。ハッピーなムードに包まれる中5人は「ジンジャーエール」を演奏し、「微炭酸ロック vol.01」の幕を下ろした。またこの日の公演で彼らは10月23日に東京・mona recordsにてnicoten初のアコースティックワンマンライブ「nico labo FINAL」が開催することを発表した。
nicoten「微炭酸ロック vol.01」
2015年7月25日 渋谷La.mama セットリスト
01. アルドレア・・
02. Oh! Summer!!
03. Day trade
04. 真夜中特急ノスタル号
05. きゅるり
06. Spectrum
07. 風天、空ヲ翔ケル
08. wonderful world
09. ハロー彗星
10. Exit
11. 杏仁豆腐の逆襲
12. トビウオ
13. BRAIN-REFRAIN
14. マジックガール
15. さよなら群青
16. 青の桜
17. グッジョブ!
18. ふわふわ
<アンコール>
19. ジンジャーエール
nicotenアコースティックイベント「nico labo FINAL」
2015年10月23日(金)東京都 mona records
OPEN 19:00 / START 19:30
料金:前売2500円(ドリンク代別)
※チケットソールドアウト
nicotenのリリース情報
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
結成5周年のnicoten、キャリアたどった東京初ワンマン http://t.co/ezA72ngB13 http://t.co/OS7XvVNo1C