ゲスの極み乙女。幕張2DAYSに1万4000人熱狂！ぱいぱいでか美も

ゲスの極み乙女。が6月20、21日に千葉・幕張イベントホールにて単独公演「ゲス乙女集会 vol.4 ～幕張編～」を開催し、両日合わせて約1万4000人を動員。この記事では2日目公演の模様をレポートする。

開演時刻になるとステージの両サイドに設置されたモニターにゲスの極み乙女。メンバーが幕張メッセイベントホールに向かう様子を描いた、アメコミタッチのオープニングムービーが上映される。アニメーションの中で4人が“会場入り”すると、ステージに川谷絵音（Vo, G）、ちゃんMARI（Key）、休日課長（B）、ほな・いこか（Dr）が姿を現し、バンドは「キラーボール」からライブをスタートさせた。3rdミニアルバム「みんなノーマル」の収録曲「ノーマルアタマ」では、ミュージックビデオと同様に似顔絵が描かれたボックスをかぶったダンサーが彼らのパフォーマンスを盛り上げた。

妖艶かつパワフルなドラムプレイをいこかが見せつけたあと、彼らは「パラレルスペック（funky ver.）」から「ユレルカレル」へと鮮やかに楽曲をつないで、観客からの盛大な拍手を受ける。ちゃんMARIの「コポゥ！」コールで始まったMCパートでは、海浜幕張の公園で休日課長が初めてキスをしたということが明かされた。

その後は「猟奇的なキスを私にして」や「私以外私じゃないの」など、サポートコーラスメンバーのえつこ（katyusha）、オカシラ（わさらぼ）、山田真未（after the greenroom）を交えた楽曲が続き、会場は川谷と女声コーラスのアンサンブルに魅せられる。「song3」からはアグレッシブなナンバーが連投されていき、このブロックのラストを飾った「Ink」ではいこかと休日課長が繰り出す強靭なリズム、ちゃんMARIが弾く抑揚のあるピアノフレーズ、川谷による鋭利なギターリフとラップ、サポートメンバーによるコーラスが重なりあい、すさまじいグルーヴが生まれた。

6月17日にリリースしたばかりのシングルの表題曲「ロマンスがありあまる」では川谷も鍵盤を弾いて、ちゃんMARIと向き合って演奏する場面も。終盤のMCでは休日課長に絡まれピンチとなったいこかを助けるためにぱいぱいでか美が乱入し、ちゃんMARIの伴奏で「恋のブッキング」を歌唱。でか美はそのまま「ゲスな三角関係」のパフォーマンスに参加し、キュートなダンスを踊って去っていった。

ゲスの極み乙女。は3人の餅ガールが登場した「餅ガール」、休日課長と観客によるコール＆レスポンスで会場の一体感を作り上げた「ドレスを脱げ」を経て、「アソビ」でライブ本編をフィニッシュ。アンコールではコーラスワークが印象的な新曲と、「ゲスの4箇条」を唱える「ホワイトワルツ」の2曲が演奏された。最後にバンドはコーラス隊、でか美、餅ガールたちと横一列に整列し、挨拶をして2日間にわたる「ゲス乙女集会 vol.4 ～幕張編～」を終了させた。