「チキパがNo.1」Cheeky Parade“9人の魂”でツアー完走

Cheeky Paradeが昨日6月14日に京都・KYOTO MUSEにて「Cheeky Parade LIVE HOUSE TOUR2015 ～Cheeky Boot Camp～」と銘打ったツアーの千秋楽公演を行った。

5月1日の東京・CLUB PHASEで開幕した今回のライブハウスツアー。およそ1カ月半で全国9カ所を巡ってきた9人は、"Boot Camp"のタイトルが示す通りの激しいセットリストに挑戦し、ツアー後半戦ではさらに引き締まったボディでキレのあるパフォーマンスを見せつけていった。そんな中迎えたツアーファイナルだったが、永井日菜が体調不良のため不参加という事態に。ムードメーカー的存在としてグループを盛り上げてきた永井が不在ながら、この日のライブはメンバーの少なさを感じさせないほどの熱気あふれるパフォーマンスが2部にわたって繰り広げられた。

1部ではこれまでのツアーでは披露されなかった「恋テレポーテーション」「年上コイモヨヲ」「宇宙飛行センセーション」というユニット曲がひさしぶりに届けられ、ファンのテンションを一気に上げる。さらに「LEFT or RIGHT…?」では永井のソロパートを鈴木真梨耶が担当する場面も見られ、オーディエンスを大いに沸かせた。

そしてツアーのラストを飾る2部は初日でも披露された「チェケラ（ヘビメタver.）」からスタートし、8人は早くもフロアに熱気を生み出していく。序盤は「キズナPUNKY ROCK!!」「Challenger」「Fly Higher」といったナンバーを畳み掛け、山本真凜、渡辺亜紗美、溝呂木世蘭の3人によるダンスアンセムのコーナーへとつなぐ。ツアーを通してこのコーナーではチキパの楽曲を使った筋トレが行われてきたが、最後は全員で「CANDY POP GALAXY BOMB!!」のサビの部分を延々とリピート。精神的にも肉体的にも鍛えられてきたメンバーはこの厳しい筋トレを笑顔で乗り切り、ツアーを通しての成長をファンに見せつけた。

ここからはラストスパートとしてノンストップライブを展開。8人は7月15日にリリースされるニューシングル「M.O.N.ST@R（Manifest Of No.1 ST@R）」、そして「無限大少女∀」「BUNBUN NINE9'」「C.P.U !?」「Cheeky dreamer」といったキラーチューンばかりを8曲連続で歌い上げてライブ本編を終える。そしてアンコールの大歓声を受けてメンバーは「Happy Days」のスカアレンジした「Groly Days」を満面の笑顔でフロアへ届けた。

最後のMCで関根優那は「今日で無事にツアーを終えることができました。ありがとうございました！」と感謝の気持ちを伝えるも、すぐに6月28日に東京・赤坂BLITZにて開催される単独ライブ「Cheeky Parade LIVE 2015『Cheeky MONSTER～腹筋大博覧會～』」に向けた意気込みを語り出す。その中で関根は「1人でも多くの人にチキパを知ってもらうためにも私たちが変わらなくてはいけないと思ってます。チキパは変化して、そして赤坂BLITZでの単独公演を超えて、もっともっと成長して大きい存在になりたいと思ってます」と決意の言葉を述べた。

「新たな決意を胸に、最後はこの曲で締めたいと思います」と関根が語り、ラストナンバーとして再び「M.O.N.ST@R」をフロアに投下。オーディエンスのテンションはこの日の最高潮を迎え、会場はコールの嵐に。メンバーはファンからの思いを体いっぱいに受け止めて天高く“No.1ポーズ”を決め、歌詞の一部を変えて「チキパがNo.1！」と絶叫した。大歓声に包まれながらメンバーは「皆さん！ 本当にありがとうございました！」と挨拶し、ライブハウスツアーを大団円で締めくくった。

なおチキパは明日6月16日にライブ動画サービス「LIVE CAST」を実施。こちらでは「M.O.N.ST@R」のMVが初公開される。