川村カオリ13年ぶり新作に吉川、布袋、ベンジーら楽曲提供

2009年4月3日 19:27 3 音楽ナタリー編集部

今年デビュー20周年を迎えた川村カオリが、ソロ名義としては約13年ぶりとなるニューアルバム「K」を5月27日にリリースすることになった。

吉川晃司は川村カオリとの出会いについて、「第一印象は、とても元気でやんちゃな感じだったな」とコメント（写真はアルバム「K」ジャケット）。

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3月18日に12年ぶりのソロシングル「バタフライ～あの晴れた空の向こうへ～」を発表したばかりの彼女。ニューアルバムでは“メッセンジャーであり続けたい”という彼女のメッセージどおり、作詞の多くを川村自身が手掛けている。

また、アルバムには浅井健一、片寄明人、吉川晃司、鈴木祥子、布袋寅泰、松浦晃久、渡辺俊美（TOKYO NO.1 SOUL SET、THE ZOOT16）など、彼女と親交の深いアーティストが楽曲を提供。このほか彼女が作詞・作曲を手掛けた新曲や、デビュー曲「ZOO」をセルフカバーした「ZOO 20th Anniversary Ver.」なども収録される。

このアルバムに先がけ、5月6日にはライブDVD「re-birth 20090123」もリリース。こちらは、今年1月23日に行われた招待制バースデーライブの模様が収められる。

川村カオリ　メッセージ

歌い始めて20年が経ちました。
その時々の自分の歌いたいサウンドと歌詞があったように思います。
アルバム「K」はコンセプトやテーマはなく、等身大のありのままの自分を最大限に表現したいと思い制作をスタートしました。
20周年でもあり、大人として、女性として、母として、病気を抱えている一人の人間として、私から出てくる言葉や表現は驚く程に今までの自分にないものばかり。
実に深みのあるアルバムになると思います。
「自分は意外に自分を知らないものである。他人にしか見えない自分もいるであろう。」と思った事がきっかけで今回は様々なミュージシャンの方に楽曲を提供して頂きました。
電話やメールでの急なお願いだったにも関わらず皆さんすばらしい作品を作ってくださいました。皆、私がリスペクトするアーティストの方々です。歌うのが本当に楽しかったです。
GREAT3の片寄くん、まさか・・、という視点から曲を書いてくれました。
TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんのメロディを歌うのをずっと待ち望んでいました。
日本で一番すきな女性シンガーソングライターの鈴木祥子さんの曲はほんとうに素敵でした。
ウエダケンジさんのすばらしいアレンジで生まれ変わったデビュー曲のZOOも素敵です。
古い友人である浅井健一くんのデリケートな曲・歌詞はそのまま歌わせて頂く事にしました。
そしてあと３曲・・・。
思い起こせば私がまだ高校生だった時に、たまたまロンドンで出会ってからずっと兄貴分でいてくれる吉川晃司さん。
吉川さんに書いて頂いた吉川ROCKはある意味課題曲ですね。
デュエットしようよとリクエストをしてはいるんですけどね・・、どうなるかな。
布袋寅泰さんとの出会いはもう9年程前になると思いますが、ブライアンセッツァー来日の時に皆で飲んだ時にいつか一緒に何かしたいね、と話してましたが今回ようやく形になりました。
布袋さんに書いて頂いたキュートでポップな曲。
本当におもちゃ箱をひっくりかえしたようなアルバムです。
がんと向き合いながらのレコーディングは決して楽しいだけではないけれども、骨がきしむ痛みを抱きしめるように歌ったこのアルバムの完成を誰よりも自分自身が待っていました。
川村カオリから皆さんへ贈る様々な愛の詰まったアルバムです。
アルバム完成まであと少しなので頑張ります。