geek sleep sheep、新曲お披露目の実験的インストアライブ

geek sleep sheepが本日4月28日に東京・タワーレコード 渋谷店B1 CUTUP STUDIOでインストアライブを行った。

5月20日にリリースされる2ndアルバム「candy」の予約購入者を対象としたこの公演は、新アルバムの収録曲のみで構成。完成したばかりの新作の世界観を生で届ける貴重な公演となった。

The Jesus and Mary Chainの「Upside Down」がSEとして流れる中で、メンバーが現れライブがスタートする。1曲目としてプレイされたのは、アルバムのリード曲「kaleidoscope」。kazuhiro momo（Vo, G）のノイジーなギターと、345（Vo, B）の浮遊感のある歌声、yukihiro（Dr）のタイトなリズムが絡み合い観客の耳を刺激していく。2曲目が始まる前にmomoは「今日は新しいアルバムの曲しかやりません」と宣言すると、345がメインボーカルを務めるメロウな「rain song」につなげた。

またMCでmomoが「リハーサルを昨日1回しかしてなくて、緊張感がすごい。なぜか朝6時に目が覚めてずっと練習してたんだよ（笑）。345ちゃん、寝れた？」と問いかけると、345が「はい」とマイペースに答え観客を和ませる場面も。そんな一幕を経てのブロックでは、momoと345のボーカルがユニゾンする「planet ghost」や、Love and Rockets「MOTORCYCLE」のカバーが披露され、会場が多彩なgeek sleep sheepの音世界に飲み込まれていく。そしてmomoの鋭利なボーカルが映えるヘビーロックチューン「feedback」でオーディエンスの熱狂はピークに達した。

その後、momoは「うまく演奏できたので（笑）」と口にすると、4月29日0:00より「feedback」のミュージックビデオをYouTubeで公開することを告知。カッコいい作品が完成したことをアピールする。そしてライブのラストを飾ったのは、345が穏やかに美しいメロディを歌う「kakurenbo」。3人は優しい余韻を残してステージをあとにした。