SU調理、1stアルバムパート、ファン共演…RIP SLYME企画満載ファンイベント

RIP SLYMEが昨日4月11日、赤坂BLITZで会員制WEBコンテンツ「RSF」の会員限定イベント「RSFM3」（アールエスエフミーティング スリー）の東京公演を開催した。

今回は2年ぶり通算3回目となるRSF限定イベント。気合いの入ったファンで埋め尽くされた会場に、RYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYAはそろいのTシャツとスウェットを着て登場した。ちなみに「36」と大きくプリントされたこのTシャツは、3月にFUMIYAが36歳の誕生日を迎えたことを祝い作ったという。5人はまず発売前のニューシングル収録曲「この道を行こう」を皮切りに、「SCAR」「Rock it!」「TOKYO STOMP」「ナイショデオネガイシマス」「Bubble Trouble」と新旧さまざまなエッジの効いた曲を連投していく。そしてRYO-Zは「RSFのみんな、ごぶさた！ 今日は内容的に濃ゆいことになりますけど、みんなはずっとついてきてくれるんでしょ？」と挨拶した。

続いては、事前にRSFサイト内で投票を募ったメジャー1stアルバム「FIVE」のリクエスト楽曲上位3曲を披露するというパートに。しかし3位がライブで頻繁に使われている「STEPPER'S DELIGHT」だったため除かれ、4位の「ジャッジメント」、2位の「運命共同体」、1位の「FRESH」が順に披露された。初期のナンバーをひさびさに掘り起こしたメンバーたちは、各曲の詞や振付について改めてトークし、「FRESH」が1位をマークしたことを受けてPESは「いつまでもフレッシュでいろよという皆さんのご意見、真摯に受け止めました！」と返した。

その後、RSF会員向けのUstream配信を行いながら、ステージに調理台と食材が運ばれ、企画コーナー「SUシェフの勘で料理」がスタート。これはRIP SLYMEイチの料理の達人SUが、ファンがリクエストする一般にあまり知られていないメニューを、与えられた食材のみを使って勘で調理するというもの。この日のお題はブータン料理のジャシャマル。SUは見たことも食べたこともないジャシャマルを想定した1品を、ユニークなパフォーマンスを交えて慣れた手つきで作っていく。

この調理タイムと同時進行で、ほかのメンバーは観客の中から希望者4人を選んでステージに上げ、ファンに「楽園ベイベー」を披露してもらうという企画「なりきりRIP SLYME」を敢行。ファン4人はRYO-Z、ILMARI、PES、SUの各パートを見事にコピーし本人たちとの共演を楽しんだ。彼らには完成したSUの料理がふるまわれ、ウインナー、チーズかまぼこ、牛肉などを炒めたものをレタスでくるんで丸にした“SU流ジャシャマル”に「おいしいです」「本物のジャシャマルを食べたことがあるんですけど、似てます」と高評価を付けた。

ファンイベントならではの和気あいあいとした企画コーナーを経てライブが再開。このパートでは、7月リリース予定の次回作の収録曲候補という前置きで新曲「ポップコーンナンシー」が届けられる。さらに「ロングバケーション」「Tales」とメロウチューンが続き、本編ラストスパートに入ると「SLY」「Watch out!」「JOINT」で観客とともに踊り狂う展開となった。

アンコールでは、4月29日に発売されるニューシングルの「ピース」や「太陽とビキニ」で会場がハッピーなムードに染まる。普段のライブ以上に長い時間のMCや自由な企画コーナーを盛り込み、“RSフリーク”との密な時間を楽しんだメンバーたち。代表してRYO-Zは「あれだけ好き勝手やっても付き合ってくれる皆さん、これからも末永くよろしくお願いします」と声をかけ、最後にさわやかな感動を誘う「Beauty Focus」でイベントを締めくくった。