栗コーダーカルテットから近藤研二が脱退

31

443

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 228 124
  • 54 シェア

昨年夏に結成20周年を迎えた栗コーダーカルテットから、本日3月31日をもって近藤研二が脱退することが発表された。

栗コーダーカルテットとは?

栗原正己(リコーダー、ピアニカ他)、川口義之(リコーダー、サックス他)、近藤研二(リコーダー、ギター他)、関島岳郎(リコーダー、テューバ他)から成る4人組。それぞれに作編曲家そして演奏家の顔を持つ4人がなぜかリコーダーを携えてお気楽に活動を始めて早15年。1997年に1stアルバム「蛙のガリアルド」を発表。以後6枚のオリジナルアルバム、ベスト盤、ライブ盤、DVD、楽譜集、サウンドトラック、オムニバス参加など関連作品の数は50を超える(NHK教育TV「ピタゴラスイッチ」、映画「クイール」、映画「≒草間彌生~わたし大好き~」、NHKアニメ「アリソンとリリア」テーマ曲、NHKみんなのうた「PoPo Loouise」、映画「山形スクリーム」など)。2005年にカバーしたスター・ウォーズ「帝国のマーチ」のヒット以降、ウクレレや身近な楽器を使った脱力系バンドとしてテレビ、ラジオで取り上げられることもしばしば。数々のアーティストとも共演しており、春風亭昇太、あがた森魚、吉沢実、THE SUZUKI(鈴木慶一+鈴木博文)、劇団ダンダンブエノ、竹中直人、原マスミ、UA、湯川潮音、GOING UNDER GROUNDなど幅広い分野にわたる。結成15周年の今年はスクリーンデビューも果たし、さらに精力的に活躍中。

栗コーダーカルテット。右から2番目が近藤研二。

栗コーダーカルテット。右から2番目が近藤研二。

大きなサイズで見る

もともと同好会的に始動し、メンバーそれぞれが自分の活動をメインにしつつ、のんびりとしたペースでライブなどを行っていた栗コーダーカルテット。しかしここ数年はライブやレコーディングの機会が大幅に増え、栗コーダーカルテットが各自のメインの表現の場になっているため、バンドとしてはありがたい状況ではありつつもメンバーは個人活動との両立が難しくなっているとのこと。

近藤は栗コーダーカルテットや図書館といった所属バンドのほか、アカデミー短編アニメ賞を受賞した映画「つみきのいえ」やテレビアニメ「しろくまカフェ」の音楽制作、やくしまるえつこやももいろクローバーZらの楽曲のアレンジなど、幅広いフィールドで活動中。ますます活躍の場が広がる中で、彼は今後の人生における時間の使い方を考え、栗コーダーカルテットの脱退を決断したという。

栗コーダーカルテットは明日4月1日以降、栗原正己、川口義之、関島岳郎の3人で活動を続けるとのこと。近藤は今後もサポートメンバーという形で栗コーダーカルテットと共演していく。バンドのオフィシャルサイトにはファンに向けてのメッセージが掲載されおり、「元々薄かった音がさらに足りなくなりますが、むしろそれを利用してより幅広い共演やコラボレーションをしていけたらと思います。さまざまなアーティストとの共演が多数決定していますので、どうぞご期待下さい」「結成20年にして、安定ではなく新しい音楽づくりへの一歩を踏み出すことになります」と今後についての意気込みが語られている。

この記事の画像(全1件)

読者の反応

も. @Miimg11

栗コーダーカルテットから近藤研二が脱退
http://t.co/m9sioWYZx7

コメントを読む(31件)

栗コーダーカルテットの画像

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 栗コーダーカルテット の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。