シクラメン、Zepp Tokyoで感謝伝えた笑顔のツアー追加公演

シクラメンが昨日2月8日に東京・Zepp Tokyoにてワンマンライブ「シクライブ 2014-2015 7日間のホームパーティー▽ ～ドキドキワクワク乱乱乱▽～もひとつおまけにRUN RUN RUN!」（※▽はハートマーク）を開催した。

この日のライブは昨年12月23日の宮城・仙台電力ホールから今年1月31日の大阪・なんばHatchまで7都市で行われた全国ツアーの追加公演。1曲目「エール」から幕を開け、DEppa、肉だんご、桃紅茶の3人は拳を力強く振りながら歌い、会場の一体感を高めていく。続けて「ライフ☆カーニバル」「MUSIC」という陽気なナンバーでは観客がそろって大きく腕を振り、コーラスパートを合唱する場面も見られた。

MCではDEppaが「この『ホームパーティ』はシクラメンの家に遊びに来たような感じで、思いっきり羽を伸ばして、くつろいで笑顔で楽しんでもらいたいです！」と思いを語る。そして「それでは愛をぶつけあいましょう！ みんなの愛、ください。僕らの愛、届けます！」と宣言してから「101」を情感豊かに歌い上げた。さらに3人が情熱的なドライブチューン「ボルケーノ」や、軽快なビートの「Only 愛」を届けると、ファンはタオルを振ったり、腕でハートマークを作ったりと思い思いに楽曲を楽しんだ。

ライブの中盤には余興コーナーが展開された。ここではまず、DEppaがアコースティックギターを抱え、「いつかみんなにとって大事な曲になればいいなと思って作った曲なのでゆったりと聴いてください」と語ってから新曲を披露。作詞と作曲を担当しているDEppaは、この曲が初めてギターを使って作曲したものであることを明かしていた。続く肉だんごはツアー中に練習し始めたというピアノを弾きつつ、「大丈夫」を歌うことに。リハーサルの段階では演奏ミスが多く、スタッフやメンバーから心配されていたという肉だんごだったが、見事なピアノ伴奏とともに優しい歌声を観客に届けた。また桃紅茶はダンストラックにあわせて片手で逆立ちをするなどアクロバティックなダンスを踊り、喝采を浴びた。さらにDEppaのギター伴奏にあわせて肉だんごが即興でフリースタイルラップを披露したほか、3人でアコースティックアレンジの「ありがとう」を歌唱。余興コーナーの締めくくりには観客2名をステージに迎えての風船割りゲームが催され、ライブは後半へ。

ラストスパートと言わんばかりに3人は「はな」「あかね」「100年初恋」などを次々に歌唱。その後桃紅茶が「デビューしてから辛いときもたくさんあったけど、みんなが支えてくれるから今日歌うことができているし、みんなががんばれって言ってくれるから、『あのとき諦めなくてよかった』って思うことができています。みんな本当にありがとう」と感謝を述べてから、2月4日にリリースされたばかりの新曲「ここで泣こうよ」を披露すると、会場は感動的な雰囲気に包まれた。そしてDEppaが「みんなも仕事とかで苦しい思いをしてると思うけど、そういうときに支えあうことが大事だと思ってます。僕らは大切な仲間たち、かけがえのない宝物を支えていきますので！」と話しているところで肉だんごが「お前今なんて言った！ かけがえのないなんて言った！」と口をはさみ、DEppaに「かけがえのない宝物」を復唱させてから、煽るように「ひゅー！ はいっ宝物っ！ 宝物っ！」と突然連呼して「宝物」コールを沸き起こす。勢いのままに3人は「僕の宝物」を笑顔で届け、本編を終えた。

アンコールでは3人が「すまいる」「ミュージックドリーマー」とアッパーチューンを連発すると、会場はお祭り騒ぎの盛り上がりを見せる。そしてラストナンバー「ららら★フェスティバル」では大所帯のキッズダンサーも登場して、ハッピーな雰囲気に包まれた。ダブルアンコールでメンバーは同曲のPVで使用したHondaの大型バイク「NM4-01」とともに登場。レーザーが飛び交うクールな演出の中でキャッチーなEDMチューン「SAMURIDER」を披露してライブを締めくくった。

なおシクラメンは、3月より新たなツアー「Geisha Dragon Tour～序～」を開催。精力的な活動を見せる彼らのこれからにも注目しておこう。

シクライブ 2014-2015 7日間のホームパーティー▽ ～ドキドキワクワク乱乱乱▽～もひとつおまけにRUN RUN RUN!
2015年2月8日 Zepp Tokyo セットリスト

01. エール
02. らいふ☆カーニバル
03. MUSIC
04. 101
05. ボルケーノ
06. Only 愛
07. はな
08. あかね
09. 行ってきます
10. 100年初恋
11. ここで泣こうよ
12. 僕の宝物
＜アンコール＞
13. すまいる
14. ミュージックドリーマー
15. ららら★フェスティバル
＜ダブルアンコール＞
16. SAMURIDER
（※本文中の▽はハートマーク）

※記事初出時、セットリストに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。