アプガ、定期公演で成人vs未成年の“限界バトル”勃発

アップアップガールズ（仮）が1月18日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて3部構成の定期公演を開催した。

第1部は昨年末に東京、大阪、名古屋で行われた「アップアップガールズ（仮）ライブハウスツアー2014 ハイスパートキングダム」のアフター公演という位置づけで、メンバーはこの日もノンストップライブを展開。映像作家のホンマカズキがこの公演のために制作した映像をバックに熱狂的なライブを繰り広げられた。

そして第2部には1月7日に誕生日を迎えて20歳になった佐藤綾乃のバースデー公演を開催。佐藤がメンバー全員の衣装を制作して大人らしさを演出し、激しさだけじゃないアプガの魅力をライブで引き出した。

ラストの第3部はその佐藤の成人式を祝う公演で、佐藤は晴れ着姿でステージに登場。まずは全員で「メチャキュン▽サマー ( ´ ▽ ` )ノ」（※▽はハートマーク）を歌い上げ、主役の佐藤はファンからの大歓声に包まれる。そしてライブパートが終わると佐藤から、グループを成人と未成年の2組に分けて後半のライブパートを賭けた3本勝負を行うことがメンバーに言い渡された。

困惑した表情を見せつつもメンバーはこの日の主役・佐藤の決めたことに従い、最初の「買い物競争」を実施する。これは佐藤が指定する商品を先に買ってきたメンバーが勝利というルールで、成人チームからは古川小夏、未成年チームからは新井愛瞳が挑戦することに。佐藤は古川に化粧品、新井にイカの燻製をリクエストし、2人はステージ衣装のまま秋葉原の街へと繰り出して商品を探し求めた。その結果、先に新井が劇場に帰ってきたものの佐藤がリクエストしたイカの燻製とは微妙に違ったため、指定の化粧品を購入してきた古川が勝利を収めた。

2戦目は「大食い対決」が行われ、成人チームは仙石みなみ、未成年チームは関根梓がチャレンジする。しかし用意された食べ物が虫のさなぎ・ポンテギだったため関根はステージを走り回りながら参加を拒否。しかたなく森咲樹、佐保明梨を加えたチーム戦での戦いとなったが、関根はまったく参加せず佐保が1人でポンテギをたいらげ勝利する。

そして3本勝負のラストは佐保にとって因縁深い「腕相撲」が実施される。昨年末、T-Palette Recordsのライブイベント「T-Palette感謝祭 2014」で行われた腕相撲大会において、佐保は優勝候補とされながらも敗退してしまった。その悔しさをバネに佐保は腕相撲強化のためのトレーニングを行っていたことを明かし、大会優勝者の森との対戦に挑んだ。息をのむ会場に「レディーゴー！」の掛け声が響き、森にトレーニングの成果をぶつける佐保。しかし森の圧倒的なパワーを前に佐保の右腕はしだいに悲鳴を上げはじめ、そのまま森が佐保をねじ伏せて勝利の雄叫びをあげた。試合後、悔し涙を流しながら佐保は「トレーニングの成果はあったと思うけど、また鍛え直してくる！」とリベンジを誓い、フロアは謎の感動に包まれた。

この結果を受けて成人チームが3本勝負で勝利を収め、後半パートのライブは佐藤とともに「ENJOY!!ENJO(Y)!!」「このメロディを君と」を歌唱。未成年チームは「Burn the fire!!」の1曲のみ佐藤と歌うことを許された。アプガのすべてが凝縮されたようなこの日の公演の最後は、彼女たちのはじまりの曲「Going my ↑」を歌って締めくくられた。最後のMCで佐藤は「これからもメンバーを支えていきたい。そして今年は“大人”という文字にこだわって突っ走っていきたいと思います！」と意気込みを述べた。