このイベントは、1月7日にリリースされた完全生産限定盤ライブDVD「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ニホン ブドウカン」の購入者を対象に実施。MCに彼らとは旧知の仲である藤田琢己を迎え、DVDの映像を観ながら約1時間にわたって過去2回行われた日本武道館公演を振り返った。
まずは2014年8月に行われた武道館公演の本編ラストを飾った「天地ガエシ」が上映され、光村龍哉(Vo, G)が「この曲があったから2014年の武道館は成功したんだなって。ライブやってる最中はずっとこの曲を目指してやってた」と発言。坂倉心悟(B)は「この曲は気持ちよかったですねー」と映像を観ながらしみじみと口にし、古村大介(G)は「この曲はテンポが速くなるときが大変で……」とプレイヤーとしての苦労を明かした。紙吹雪が舞うシーンが映し出されると光村は、「ライブの1週間前に紙吹雪を舞わせることにして。お盆期間中だったから大変だったんだけど、日本中で集められる紙吹雪を全部集めた」と演出の裏話を語った。
続いては、2010年3月に行われた初の武道館公演と、2014年8月の武道館公演の両方で演奏された楽曲を比較するコーナーへ。まずは2010年の「Broken Youth」の映像が紹介され、メンバーが「若い!」「髪長いなあ」「緊張してるかも」と漏らす。その後、2014年の「Broken Youth」の映像が上映され、光村は「2010年と照明は似てるね」と類似点を挙げつつ、「めちゃくちゃ古くんと坂倉が歌ってるんですよ。昔はそんなことなかったのに」と2010年からの変化について言及した。またメンバーが戦々恐々としたのはMCの比較コーナー。光村は「トイレ行ってきていいですか?」と逃げる素振りを見せるも、意外と真面目なMCだったことから一安心。坂倉は「みっちゃんノッてるとMC長くなるね」と述べ、対馬祥太郎(Dr)は「MCでグッときてるかどうかとかわかりますね」とメンバーだからこそ知りうる裏話を明かした。
さらにトークは「3回目の武道館では何をするか」という話題に。光村は「3回目をやるとしたら2DAYS、3DAYSとかですかね。セットリストもまったく違うものにして……まあわかんないけど(笑)」と次回の武道館公演への意気込みを語る。またメンバーが選ぶ「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ニホン ブドウカン」からのベストテイクを挙げるコーナーも設けられ、彼らは「そのTAXI,160km/h」をピックアップ。「二度とない初武道館公演の1曲目ですから。初めての武道館をやるときは、この曲って決めてたんです」と明かした。
イベントの終盤ではメンバーが「あなたにとって日本武道館とはなんですか?」という質問に回答。光村は「ホームにしたい場所ですね。年に1回とかやれたら……」と答え、古村は「泊まってみたい」と発言。メンバーに「それ質問に対する回答じゃないから!」とツッコミを受けながらも、「“何か”いそうだし、“何か”感じることができそうだから。泊まって、最終的には“ホーム”にしたい」と続け観客を爆笑させた。そして坂倉は「武道館をライブハウスのような感じでできるようになるのが目標ですね」と語り、対馬も「みんなと一緒でホームにしたいですね。みっちゃんもMCで言ってたんですけど、武道館と自分たちの距離感が、2回目をやってすごく近くなってて。あと終わったあとやり足りなかったんですよ。今、俺の中で武道館は“別荘”なんです。だから別荘から“自分の部屋”にしたいですね」と語った。最後は光村が「全然まだ2014年が終わってない感じというか。まだまだ攻めの年が続いている感じです」と2015年も精力的に活動していくことを明言し、イベントを締めくくった。
なおNICO Touches the Wallsは2月4日にアコースティックアルバム「Howdy!! We are ACO Touches the Walls」をリリース。2月中旬に東京と大阪のBillboard Liveでライブを行い、下旬より対バンツアー「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト’15」を開催する。さらに5月からは全国ツアー「NICO Touches the Walls TOUR 2015」を実施することが決定している。
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リンク
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「ホームにしたい」「泊まりたい」NICO、武道館への思い語る - 音楽ナタリー http://t.co/tbf03HP1g5