[Alexandros]×レンジ×キュウソ、ディスフェスで“バカ騒ぎ”

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昨日12月19日に東京・Zepp Tokyoにて[Alexandros]主催のライブイベント「This Summer Festival 2014」の東京公演1日目が開催された。

川上洋平(Vo, G / [Alexandros])(Photo by Azusa Takada)

川上洋平(Vo, G / [Alexandros])(Photo by Azusa Takada)

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16日に愛知・Zepp Nagoyaにて初日公演を行った[Alexandros]。2日目となるこの日の公演には[Alexandros]に加え、 ORANGE RANGEキュウソネコカミの2組が出演した。

キュウソネコカミ(Photo by Azusa Takada)

キュウソネコカミ(Photo by Azusa Takada)[拡大]

東京公演1日目のトップバッターを務めたキュウソネコカミは「良いDJ」でハイテンションにライブをスタートさせる。「ファントムヴァイブレーション」の特長的なシンセフレーズがヨコタシンノスケ(Key, Vo)によって鳴らされると、会場は一気に沸騰。そのままなだれ込んだ「キャベツ」では、ジャケットを着てめかし込んだヤマサキセイヤ(Vo, G)がスペースシャワーTVで放送中の[Alexandros]の冠番組「Welcome! [Alexandros]」に出演が決まったと発表。そして番組で彼らとセッションする予定だという楽曲Oasis「Don't Look Back In Anger」を伸びやかに歌い上げた。ヤマサキの堂々とした歌声にフロアから拍手が贈られるも、メンバー5人は10秒ほど静止。ざわめく客席に向けてヤマサキは「ウソだよ!」と言い放ち、バンドは何事もなかったかのように「キャベツ」の続きを演奏した。

フロアにダイブしたヤマサキセイヤ(Vo, G / キュウソネコカミ)(Photo by Azusa Takada)

フロアにダイブしたヤマサキセイヤ(Vo, G / キュウソネコカミ)(Photo by Azusa Takada)[拡大]

ヤマサキは「おい、よく聞いてくれ。マジでウソやから。決まってないから! この曲を知らん奴が(Twitterで)つぶやいて炎上する! そういうことはやめてくださいね! 言うときますよ! 出ません!」と懇願。観客に「出・ま・せ・ん!」と復唱させると、「今後はキュウソもほんまに出れるようにがんばります」と宣言した。その後キュウソネコカミはヤマサキが「ヤンキーこわい」の大合唱をオーディエンスの上に立ちながら扇動した「DQNなりたい、40代で死にたい」や、フジテレビ系アニメ「ドラゴンボール改」のエンディングテーマに採用された「GALAXY」など、人気ナンバーを連投。「ビビった」で場内が爆発的な盛り上がりをみせたところで出番を終えた。

ORANGE RANGE(Photo by Azusa Takada)

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「お願い!セニョリータ」で勢いよくライブの口火を切ったのはORANGE RANGE。HIROKI(Vo)の「もう12月ですよ、皆さん。でもORANGE RANGE、今日は季節感を無視していきますから!」という宣言通り、バンドはサマーアンセムを次から次へと繰り出していく。序盤の「上海ハニー」ではRYO(Vo)の呼びかけで観客たちをカチャーシーを躍らせて会場の一体感を高めた。

ORANGE RANGE(Photo by Azusa Takada)

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HIROKIは大盛り上がりのオーディエンスを前に「ちょっと一瞬自分たちのワンマンかなと思っちゃった。やっぱりすごいわ、ディスフェス」と一言。MCを終えるとバンドは「祭男爵」「イケナイ太陽」といったパーティチューンでフロアを踊らせていく。その後ORANGE RANGEはYOH(B)による骨太なベースラインと、NAOTO(G)がかき鳴らすギターフレーズで重厚なバンドアンサンブルを届けた「チェスト」「オボロナアゲハ」を披露。HIROKI、RYO、YAMATO(Vo)の3人は演奏に負けないパワフルな歌声をZepp Tokyoに響かせた。最後に彼らはハードロックナンバー「キリキリマイ」を投下し、会場を大きく揺らすとステージを後にした。

[Alexandros](Photo by Azusa Takada)

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SEの「BUGER QUEEN」が流れる中、[Alexandros]の4人が登場。川上洋平(Vo, G)が「『This Summer Festival 2014』へようこそ! 最後の最後まで楽しんでいってくれよ!」と叫ぶと、バンドは「Stimulator」を挨拶代わりに投下した。ステージに届く庄村聡泰(Dr)への黄色い声に気付いた川上は「ははは(笑)。(庄村)聡泰多いな」と一言。続けて「改めて[Alexandros]です。今日は来てくれてありがとう。本当に俺は幸せ者です。素敵なバンドにも出演してもらって、こんな素敵な皆さんにも来てもらって最高にうれしいです」とはにかんだ。

白井眞輝(G / [Alexandros])(Photo by Azusa Takada)

白井眞輝(G / [Alexandros])(Photo by Azusa Takada)[拡大]

「新曲やっちゃっていいですか? タイトルは歌ってるときに決めちゃいます」と川上が告げ、4人が演奏したのは名古屋公演でも披露された躍動感のあるナンバー。観客はマイクを手にした川上とともに跳ねるようなリズムに合わせてジャンプをして会場を揺らした。川上は同曲を歌い終え、「タイトル、今決まりました。『ワタリドリ』って言います」と楽曲タイトルを発表。それを受けたオーディエンスは大きな拍手をステージに贈った。その後も[Alexandros]はアグレッシブなプレイで場内の高揚感を煽っていく。白井眞輝(G)が「Zepp Tokyo! もっと声出んだろ! 叫んでくれよ!」と咆哮すると、フロアのボルテージはさらに上昇し、クラウドサーファーが相次いで出現した。

[Alexandros](Photo by Azusa Takada)

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MCではキュウソネコカミとORANGE RANGEのパフォーマンスをステージ袖から見ていたという川上が2組について語る場面も。ORANGE RANGEについては「俺の青春時代の曲を連発してて、正直さ、泣いちゃうよ。あの頃は負けないようにいい曲作りたいなと思ってやってたんですよ」と競演できた喜びを、“ウェルアレ”にいつか出演したいと嘆いていたキュウソネコカミについては「うちらは2回オファーしてるんですよ。それなのに呼ばれてないですみたいな空気出されて、うちらが悪者みたいになってるけど、向こうのスケジュールが忙しかったんですよ。来てくれないのはあの人たちなんです」と事実を明かした。終盤ではリズム隊の磯部寛之(B, Cho)と庄村による強靭なビートを軸にした楽曲を矢継ぎ早に披露。勢いを保ったまま本編ラストまで駆け抜けた。

[Alexandros](Photo by Azusa Takada)

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アンコールで1人登場した川上はアコースティックギターを手にして「ただの対バンじゃないですからね。ディスフェスですからね」と話してから、ORANGE RANGE「花」をカバー。拍手を浴びながら「名曲ですね」と感想を述べ、続いてキュウソネコカミ「ビビった」を弾き語りスタイルで歌唱した。その後4人がステージに揃ったところで、川上は庄村が1人で東京ディズニーランドに行くのにハマっていることを暴露。庄村にドン引きする会場をよそに川上は今日のラインナップについて「あまり接点がない3バンドだったんですけど、フタを開けてみたらけっこう共通点があって。バカ騒ぎがとにかく好きな人たちの集まりでした。それが客席に伝わって、成功しましたね」と語り、誇らしげな表情を見せた。そんな“バカ騒ぎ”が好きな2バンドに[Alexandros]は「Forever Young」を捧げ、「Run Away」で爽快に「This Summer Festival 2014」東京公演1日目を締めくくった。

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This Summer Festival 2014(※終了分は割愛)

2014年12月22日(月)大阪府 なんばHatch
<出演者>
[Alexandros] / ACIDMAN / androp

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我妻修平 @azumaon

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