阿部真央“ふりぃらいぶ”で思い出ナンバーを弾き語り

1月21日にメジャーデビューアルバム「ふりぃ」をリリースした阿部真央が、1月28日にShibuya O-WESTでアルバム発売記念イベント「阿部真央のふりぃらいぶ」を行った。

アコースティックギター1本の弾き語りによる演奏が強烈な印象を残す阿部真央だが、この日のステージではギター×2、ベース、ドラムを従えたバンドスタイルで登場。ライブはアルバム「ふりぃ」の中でもとりわけポップなアップチューン「want you DARLING」で幕を開けた。

3曲目に歌われた「MY BABY」は、彼女が生まれた初めて作ったという、切なくもセクシーなラブソング。この曲ではアコギ＆スタンドマイクといういつものスタイルではなく、ハンドマイクを握ってのパフォーマンスを見せた。

MCでは「“ふりぃらいぶ”に当選されて、みなさん、年明け早々ラッキーですねえ。みなさまの運をもらいつつ、阿部真央の元気をあげたいと思います」とフランクに語りかけファンをなごませた阿部だったが、続く弾き語りのコーナーでは空気が一変。ギターと歌声のみで響かせる力強いサウンドには、近付きがたいほどの緊張感が漂っていた。

このコーナーで披露された未発表曲「母の唄」は、阿部が高校2年生のときに参加したオーディションでも歌われたナンバー。「私がここに立つきっかけになった歌です」という前置きの言葉が心を打つ。

再びバンドを迎え入れた後半戦には、純粋な恋心を描いた「貴方の恋人になりたいのです」、子供から大人になっていく時期の繊細な心の揺れをテーマにした「17歳の唄」を立て続けに演奏。「I wanna see you」を熱唱し、ライブ本編は終了した。

アンコールでは、マリリン・モンローをモチーフにしたポップソング「モンロー」と、アルバムタイトル曲「ふりぃ」を披露。初めてのワンマンライブとは思えない堂々としたステージに、観客からは大きな拍手が届けられた。

3月には九州限定ツアー「阿部真央 ライブ No.0」で7カ所のライブハウスを回る阿部真央。九州在住の音楽ファンはぜひ足を運んで、彼女のパワフルな歌声を生で堪能しよう。

「阿部真央のふりぃらいぶ」セットリスト

01. want you DARLING
02. 人見知りの唄～共感してもらえたら嬉しいって話です～
03. MY BABY
04. キレイな唄
05. デッドライン
06. コトバ
07. 情けない男の唄
08. 母の唄
09. 貴方の恋人になりたいのです
10. 17歳の唄
11. I wanna see you

＜アンコール＞
01. モンロー
02. ふりぃ