チキパ“世界制覇”へ第一歩！NY公演大成功

Cheeky Paradeが10月12日にアメリカ・ニューヨーク最大の音楽と映画の祭典「The 3rd Annual CBGB Music & Film Festival」のメインステージに日本人アーティストとして初出演し、ライブを実施した。

今回のライブは、チキパメンバーとファンが生み出す一体感あふれるパフォーマンスをエンタテインメントの聖地であるニューヨークに伝えるため、4月から日本国内で行われていた全国ツアーの最終公演として企画されたもの。そのチキパの思いに賛同した「CBGB」のイベント主催者からの招聘を受けてこのイベントとの連動ライブになることが決まり、彼女たちはこの日会場に集まったおよそ1500人の観衆の前でライブを披露した。

10月12日12:30（現地時間）、日本からツアーで参加していた彼女たちのファンからの熱烈なコールを受けてニューヨーク・タイムズスクエアに設営されたメインステージにチキパが登場。着物をモチーフとした和テイストの新衣装を身にまといステージに堂々と現れた彼女たちは背中を向けて一列に並ぶと、バックプリントの浮世絵や日本画、そして「百花繚蘭」（溝呂木世蘭）「天衣無縫」（鈴木真梨耶）といったそれぞれの個性を現した漢字の刺繍をニューヨーカーにアピールし大歓声を受ける。そして真梨耶が「ハロー、ニューヨーク！ ハロー、タイムズスクエア！ ウィーアーCheeky Parade!」と挨拶を行い、彼女たちのメジャーデビュー曲「BUNBUN NINE9'」から勢いよくライブをスタートさせた。

日本のアイドルによる全力パフォーマンスに興味を示したのか街を歩くニューヨーカーは足を止め始め、しだいに彼女たちのライブに魅了されていく。そして2曲目にアップテンポなナンバーの「C.P.U !?」を披露すると、ノリのいいニューヨーカーの中には彼女たちの歌声にあわせて踊り出す者も。徐々にタイムズスクエアをチキパ色に染め始めた彼女たちは、3曲目に新曲の「キズナ PUNKY ROCK!!」を歌い上げる。ファンからの大歓声を受けて彼らとの絆を深めあったメンバーは、満を持して代表曲「無限大少女∀」を熱唱。全編通して20回以上のジャンプを華麗に決めて会場を熱狂の渦に巻き込んだ。

彼女たちとファンが織りなす一体感あるパフォーマンスやコールに注目が集まる中、チキパはラストナンバーの新曲「CANDY POP GALAXY BOMB!!」をタイムズスクエアに投下する。バラード調なイントロでの真梨耶と小鷹狩百花の歌い出しから転調の連続を見せる同曲。楽曲中、メンバーはそれぞれの個性を前面に押し出しアピールしつつ、サビでは息の合ったパフォーマンスを見せつけ7分半という長さの同曲を駆け抜けた。

歌唱を終えるとリーダーの関根優那から「CBGB」出演に対して感謝の気持ちが伝えられ、全員で「サンキュー、ニューヨーク！」と挨拶し熱狂的なライブを終えた。ステージを降りた彼女たちに向けて「CBGB」主催者のティム・ヘイズは「アメイジング！」と彼女たちのパフォーマンスを絶賛した。

ライブ後に行われた囲み取材で今回のライブの感想を尋ねられると、関根は「感動と達成感でいっぱいで終わったあとはみんなで泣いてしまいました。ステージから見るステージが本当にすごかったです。世界進出に向けての大きな第一歩になったと思います」とコメント。またニューヨーカーからの反応はどう感じたかという質問に対して鈴木友梨耶は「終わったあとに通訳の方から聞いたんですけど、こちらの方たちから『グレイト！』などのお褒めの言葉をいただけたようで、うれしかったです」と述べ笑顔を見せた。また島崎莉乃は「ファンの方たちの応援があって今回のステージに立てたのでとても感謝してます。ファンもチキパの一員です！」とファンに向けて改めて感謝の言葉を語った。

さらに新しい目標を尋ねられると溝呂木は「海外でライブを行ってみて、もっと海外でライブしたいと思いました。海外のフェスからオファーを受けるようなグループになりたい」と大きな夢を述べた。

なおナタリーではチキパの今回のニューヨーク公演やPV撮影、イベント出演などに密着。後日特集記事にてレポートをお届けする。